2011/11/08

JBL 2360A (1)

黄色いホーンはJBL 2360A。
この2360Aについては米国特許4308932号があります。
勉強するにはもってこい。







簡単に言えば水平指向性を決める側壁16a、16bと垂直指向性の18a、18bの広がり形状をそれぞれpower series formula(冪数式/べきすう)で決定し、それをギャップ22で出会わせるという構造。
バイラジアルとは、この水平指向性用の側壁と垂直指向性用の側壁の2つの曲面を指しています。
Horn throat included angle AがBeamwidth angle Bの90%となる経験的な計算式から開始されるのが特徴的。

この特許公報の内容は難しくはないもののあまり面白くない。
何故そうなるのかが説明されていない。
それにこの公報の情報だけで2360Aを設計することはできないように思います。
だってギャップ22の幅はどうやって算出するの?




なお実施例として掲載されている下記の各寸法の数値は2360Aと略同じです。








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