2012/11/20

Yellow Horn System

2011年の6月から使用してきたDEQ2496を取り外しました。
AUTO EQによる自動補正をやめたのです。
しかし自動補正によるフラットな音は参考になりました。
これからも時々聴いてみようと思います。
自分の音ではない音が自分のシステムから出るというのは貴重な体験。

今回試したのは2392/2490Hのクロスを200Hzにしてみたこと。
いつもは250Hzなのです。
これを218Hzにしたらなかなかいける。
さらに200Hzまで落としてみた。
それから帯域別EQで200Hzのブーストを試す。
測定はこうした試行が落ち着いてからです。

マルチアンプの調整はそのときの心理状態を反映します。
守りにはいるとつまらない音にしかならない。
攻めに転じるといきなり生気に満ちた音になることがある。
だから測定を先行させるとダメ。
測定結果が音を萎縮させてしまうのです。

2392/2490Hのクロスをどうするかで音がかなり変わります。
例えば2392/2490Hを250Hz、Peavey1008-8HE(10インチダブル)を300Hzにして重ねる。
重ねるというよりは1008-8HEで2490Hを迎えにいくという感覚。
甘くナチュラルな音になります。
この設定、8ウェイマルチの「調和」を意識していた頃の話。
今はそうした意識からかなり自由になったような気がします。
 落ち着いてじっくり調整すればちゃんとまとまることが分かったから。



設定はこんなかんじ。
それぞれの値に理由があり、だから結構シンプルな設定だと思ってます。
デジタルはメモに残しておけるのが楽しいね。

PD.2450 -50Hz (L-4dB R-10dB)  EQ OFF DELAY 1.02ms
1808-8HPS 50Hz-121Hz (-1.5dB)  EQ OFF DELAY 1.02ms
1008-8HE 109Hz-200Hz (0dB) EQ OFF DELAY 1.02ms
2490H 200Hz-897Hz (-7.4dB) EQ1 634Hz(-1.5dB/Q3.5) EQ2 200Hz(+5dB/Q2.5) DELAY 0ms
2446H 897Hz-4.02kHz (-11.3dB) EQ1 1.74kHz(-1dB/Q3.2) EQ2 2.79Hz(-3dB/Q6.3) DELAY 0ms
2431H 4.02kHz-8.5kHz (-11.1dB) EQ OFF DELAY 2.04ms
DE500 8.5kHz- (-9.8dB) EQ OFF DELAY 1.89ms
2402-05 10.1kHz- (-12.5dB) EQ OFF DELAY 1.89ms

EP1500 LEVEL18
PS3001 -18dB
  
スロープ特性はすべてL-R48。
2446HのEQ2 2.79Hz(-3dB/Q6.3)と、PD.2450の左右のレベル差は部屋のクセの補正。
2446HのEQ2を見つけるまでは全然音がまとまらなかったという思い出があります。 


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