2019/02/28

DIY Speaker (97)



2431H用ホーンの裏面側はスペースが狭く、スロート周囲のプラグ以外の部分への水性パテの充填がうまくいきませんでした。
このため、表面側を部分的に切り裂いて充填口を形成しました。




2407H用ホーンの方も裏面側からスロート口周囲の段部に水性パテを充填することができません。
こちらも段部の表面側を切り裂きました。
布のしわもおおかた削り落としました。




2431用ホーンの上記充填口へ水性パテを練り込むように充填し硬化した状態です。




こちらは2407H用の充填後、硬化した状態。




前回と同様、2431H用ホーンに直径38mmの塩ビ管を用いてプラグ周囲に水性パテを充填しました。










 

2019/02/26

DIY Speaker (96)



ホーンの表面側の水性パテをサンドペーパー(80番)でサクサク落としてゆきます。
そしてエポキシ樹脂を薄く塗布。
生地にエポキシ樹脂を含浸させ、生地の弾力性を奪うためです。
…と、ここまでは前回と同じでした。




しかし、エポキシ樹脂が硬化すると、なんと2431H用ホーンの外周部に異変が。
3cm程度の範囲で、それが複数個所、布が下地の水性パテから浮いたように変形しているのです。
1mm程度の隆起なので見ている分にはわからないのですが、なぞるように触るとわかります。
隆起部分は空洞になっていないため基準面がなく、サンダーで修正するのは難しそうです。
いろいろ考えたあげく、隆起部分をパテで埋めてしまってはどうかと、ホーン外周部に曲率を与えることにしました。
下の説明図の赤いラインがその曲率部分です。




2mm合板で曲率と同じガイド板を製作し、これを円周方向に徐々にスライドさせて水性パテをならしてゆきました。
思ったほど悪くない仕上がりになりました。




ちなみに、2407H用ホーンではこのような隆起は生じませんでした。
考えられる原因としては、布の張り過ぎ、表面側の水性パテの落としすぎのような気がします。
このホーン製作、ともかく地雷がいっぱいあります。
どんどん踏み抜いてガンガン進みましょう。


 

2019/02/22

DIY Speaker (95)



水で溶いた水性パテをホーンの表裏面に水性絵具用の筆で塗る作業を繰り返します。
その際、2407H用ホーンの支持部材が邪魔になったので、結合部材を4つの小さな木片を介して支持し、支持部材は取りはずしました。




今回は、表面2回塗り、裏面6回とやや手抜きです。
だいたい、1回塗っては1日乾燥させます。
最後の6回目の後の乾燥期間は3日間でした。
エポキシ樹脂を塗るため水分が残らないようにしたいのと、きちんと乾燥させるとカチカチに硬化するからです。
下の画像はエポキシ樹脂を塗布する直前の状態です。



1回目のエポキシ樹脂の塗布後の状態です。
2液を混合して作業をするため、混合液を作りすぎると無駄になります。
そして、案の定作りすぎてしまったため、エポキシ樹脂を接着剤の代わりにして第2段階の割りばしのくっつけ作業も同時に行いました。



4kモニターのすごい顔は、シャガールの絵画制作中の自画像のアップです。
自作スピーカーの製作もこのぐらい真剣に行いたいものです。








 

2019/02/21

LEHXZJ FM Transmitter



LEHXZJというメーカーのFMトランスミッターを購入しました。
Amazonで2180円でした。




BMW760Li(E66)には、音楽プレーヤーを接続する手段がないので、CDを6連装チェンジャーで聴くだけでした。
オーディオではWAVデータをfoobar2000で再生しているため、カーオーディオのためだけにCDを引っ張り出すのは手間でした。
いろいろ調べてみるとAmazonで格安のFMトランスミッターがたくさん売られていることがわかりました。
FMトランスミッターは"サー"というノイズがのって使い物にならないという偏見というか経験があったのですが、Amazonのレビューにノイズがないという記載があったのでダメもとで購入したわけです。
実際に使用してみて驚いたのは、全くノイズがのらないことです。
また、WAVがそのまま再生できるのでMP3に変換する必要がありません。
さらに、フォルダやファイルのタイトルがディスプレーに表示されます。





画像の範囲でシガーソケットと本体との角度が5段階に調整できます。
また、大変小さいので目立ちません。

32GBまでのUSBメモリーが使用できるとのことで、同時にSan DiskのUSBメモリー32GB(1180円)も購入。
これで1.32TBにもなっているWAVデータは、USBメモリーへのコピーだけで利用できるようになりました。
さらにマイクロSDカードのスロットがあるので32GBのマイクロSDカード(850円)を購入しました。
USBとマイクロSDとの切り替えは"M"ボタンを押すだけです。
USBがJAZZやPOPS、マイクロSDをクラシック用にしました。
もっと早く導入すればよかったです。

もしかするとオーディオの未来に到着してしまったような気がしてます。
携帯や音楽プレーヤーとヘッドホンがあれば、安価に高音質の音楽が楽しめますし、カーオーディオもこのトランスミッターで十分でしょう。
これからのオーディオは、この手のローコストの製品であれこれ遊ぶのが懐にも優しくて吉かもね。






 

2019/02/15

DIY Speaker (94)



2431H用ホーンのA部材にプラグを接着しているところです。
例によって38mm径の塩ビ管をガイドにしています。
なお、小さな木片はプラグの補強材。




MDF製のリングは水分でグダグダにならないように表面にエポキシ樹脂を塗りました。




こちらは2407H用ホーンのA、B、Cの三つの部材を結合した状態です。




これらはA、B、Cの結合部材を支持する支持部材です。
大きいほうが2431H用で垂直部材の高さは89mmです。
このため、ホーン開口部のある18mm厚の板の厚みとでホーン長は107mmになります。
小さいほうは2407H用。
垂直部材の高さは42mm。
したがってホーン長は60mm+アダプターの突き当り面までの距離になります。




これら支持部材は、ホーン製作後に取り外すため、垂直部材の付け根の側方に木工用ボンドをくっつけるだけ。
この木工ボンドは水でふやかして除去する予定。




2431H用の伸縮性の布(レオタード用)の直径は29cm、2407H用は18cm。
表裏、繊維の方向に注意しつつ、ガイドライン等を書き込みます。




最初にスロート口の方をA、B、Cの結合部材にタッカーで固定。
それを支持部材にボルトナットで固定。






表面2回、裏面1回塗りの状態で記念撮影。






 

2019/02/13

DIY Speaker (93)



2431H用ホーンの説明図です。
Aはドライバーの取付板、Bはホーンの広がり形状を変化させるためのリング、CはAとBを連結する部材です。



右側がAのドライバー側、 左側はその裏側です。
Aは180mm160mmx4mmのシナ合板を3枚貼り合わせたもの。
2枚には直径60mm、1枚には38mmの穴があいています。
8本の角柱Cは縦横18mmで高さ寸法が45mmです。




このリングBは、Amazonで1000円ぐらいで購入した自動車用のスピーカースペーサーです。
外径185mm、内径142mm(Amazonでの表示は145㎜)、厚さ18mm。
MDF製です。






次は2407H用ホーンの説明図です。
Aはアダプターの取付板、Bはホーンの広がり形状を変化させるための穴を設けた板、CはAとBを連結する部材です。
アダプターはEMINENCEのS2B-Aです。
サウンドハウスで1200円ぐらいで購入しました。



右側がAのアダプター側、 左側はその裏側です。
Aは120mmx120mmx4mmのシナ合板を2枚貼り合わせたもの。
1枚には直径40mmの、他の1枚には30mmの穴があいています。
8本の角柱Cは縦横18mmで高さ寸法が20mmです。




2407H用ホーンでは、120mmx120mmx4mmのシナ合板を2枚貼り合わせてB部材としました。
穴の直径は70mmです。








 

2019/02/06

JBL Professional 104 Reference Monitors




JBL ProfessionalからPC用のパワードデスクトップモニタースピーカー104が発売されました。
スペックシートを見ると149ドルと記載されています。
大きさはH247mmxW153mmxD124mmとなっており、モニターの両側に配置する用途を意識して奥行きが浅くなっています。
パワーアンプ等を備えたマスタースピーカーが2.06㎏、もう一方のスレーブスピーカーが1.73kgです。




マスタースピーカーには60W(30W+30W)のデジタルパワーアンプが内蔵されています。
入力は3系統。
正面パネルにAUX(3.5mm)、背面にハイレベルのバランス(1/4"TRS)と、ローレベルのアンバランス(RCA)が装備されています。
正面パネルには、ボリュームとヘッドホン端子もあり、ヘッドホンを接続するとミュート機能が働くそうです。
なお、電源スイッチは背面にあります。
また、電源アダプターを外付けするタイプではなく、付属の電源コードをマスタースピーカーの背面に直接接続するようになっています。
スピーカーは4.5インチ(118mm)のウーファーと0.75インチ(19mm)のドームツィーターが同軸に配置されています。
背面に大き目のポートがあるバスレフです。
指向性は水平120°垂直120°と広く、また、FREQUENCY RANGE(-3dB SPL)が88Hz–20kHz、(-10dB SPL)が60Hz–20kHzとかなり広帯域だと思います。


PC用スピーカーとしてJBLのぺブルスを使用しており、USB接続だけで使用できるという使いやすさと音質の良さが気に入っています。
また、その形状がユニークで、どのような置き方でもそれなりに鳴ってくれるという自由さがあります。
一方、104は良質のDACの使用が前提になっているような気がします。
また、AC電源を確保しなければなりません。
さらに、この104の奇妙な形状は、縦置き以外の置き方を拒否しているようにも見えます。
多少の不便には目をつぶり、デスクトップという限定された環境で最良の音を目指した製品なのかもしれません。
ペブルスがJBLのコンシュマー部門の製品であり、104はプロフェッショナル部門の製品ということもあり、どのくらい音質に違いがあるのか気になります。


この104は3シリーズのさらに廉価版という見方もできますが、一番小さい305PMk2がライバルになるのかもしれません。
305PMk2は、ウーファーやツィーターの口径が104よりもやや大きく、2つのアンプでドライブするマルチアンプ方式です。
また、305PMk2は、H298mmxW185mmxD231mm、1台の重さが4.73kgあり、スピーカーユニットの保護ネットがない点から据え置きでの使用を前提にしていると思います。
104は305PMk2よりも奥行き寸法が10cm以上も浅いのはいいのですが、箱の容積も小さくなってしまうので痛し痒しかもしれません。
どちらにするか悩みますね。



 

2019/02/05

DIY Speaker (92)



第2期工作というか、DIY Speakerのセカンドシーズン、いよいよスタートです。
うまくいくといいな。




大きい方はJBL2431H用、小さいのは2407H(2408H)用のホーン開口になります。
直径はそれぞれ280mmと160mmです(板厚は18mm)。
2431H用はM2タイプのホーン(Image Control Waveguide)になり、2407H用は定指向性ホーンになります。




とりあえずM2ホーンに必要なプラグの制作から始めました。
今回のプラグの高さ寸法は30mm。
前回の2451H用のホーンのプラグが36mmだったのでちょっと小さくしてみました。
その際使用した2mm厚のシナ合板は今回の工作のために保存しており、これを再度使用しました。
この36mmプラグを作っていたのが5年前。
時間がたつのは早いですね。








 

2019/02/02

Creative USB Sound Blaster HD r2



パソコンを新調したついでに、またCreative USB Sound Blasterを購入してしまいました。
これで4台目です。
Amazonで6833円でした。





1月21日付最新版のfoobar2000(v1.4.2)をダウンロードし、次はWASAPIの exclusive modeをダウンロードと思ったのですが、日付が2017-06-19とちょっと古いような。
これに対し、shared mode output 0.5.3というのが2019-01-31という日付になっていたので、こちらをダウンロードしてみました。

早速、改造ALTECシステムで再生してみると、何だかクリアな感じではありませんか。
うむむ、デジタルは何でもありだからなぁ…しばらく様子をみてましょう。





なお、パソコンはパソコン工房のSTYLE-M1B3-R3G-VHS。
カスタマイズなしの素のまま、49980円(送料/税込で56,138円)でした。

ミニタワー/microATX
Windows10 Home 64ビット
Ryzen 3 2200G 4コア/4スレッド
グラフィックス Radeon Vega 8 Graphics
メモリ規格 DDR4-2666 DIMM (PC4-21300)
メモリ容量 8GB(8GB×1)
メモリ枚数(空きスロット) 4(3)
1stストレージ Serial-ATA SSD 240GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
チップセット AMD B350
オーディオ機能 High Definition Audio subsystem
LAN 有線:1000BASE-T
電源 350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
拡張スロット1 PCI Express3.0 [x16] ※x8動作
拡張スロット2 PCI Express2.0 [x1]
拡張スロット3 PCI Express2.0 [x1]
拡張ベイ(空きベイ数) 5.25インチベイ×2(1) ,3.5インチベイ×1(1) ,3.5インチ内蔵ベイ×2(2) ,3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ×1(0) ※基本構成時のベイ数となります
外部端子:PS/2コネクタ×2(キーボード×1/マウス×1) ,アナログ2ch(ライン出力×1/ライン入力×1/マイク入力×1) ,USB 3.1×2(背面×2) ,USB 3.0×6(前面×2/背面×4) ,1000BASE-T LANポート×1 ,ディスプレイ出力(miniD-sub15Pin×1/DVI-D×1/HDMI×1)
内部端子:M.2×1,SATA 6Gbps×6 ,内部USB 3.0(×2ポート分/20Pin×1) ,内部USB 2.0(×4ポート分/10Pin×2) ※M.2 SATA SSD使用時、SATA5_6ポートは使用できません。
TPM TPM2.0 セキュリティチップ ( AMD fTPM )
主な付属品 電源ケーブル ,各種マニュアル ,保証書
エネルギー消費効率 X区分 0.03(AAA)
サイズ 約幅175mm×奥行387mm×高さ360mm ※最大突起物除く

これに2ndストレージとしてWD 内蔵HDD Blue 3.5" 4TB SATA(6Gb/s) 64MB 5,400rpm(Amazonで8440円)と、先にご紹介したASUSのGT1030を取り付けました。
マザーボードのASUS PRIME B350M-AのHDMIが1.4bだったかな、4k60Hzに対応していないのでGT1030をくっつけたというわけです。
一つ不満なのは、PCI Express3.0が4倍速でしかつながらないこと。
まあどうでもいいか。
なおAMDは20年以上前に組んだパソコンに使っていたので抵抗感はないです。

ディスプレイは、Amazon限定のAcer ET430Kbmiiqppx Black。
43インチ4kモニターです。
49113円でさらに5%引きとかで46657円でした。
これに5年保証(4100円)をつけました。
GT1030と4k59Hzでつながり、ブラックアウトもありません。
Radeon Vega 8 Graphicsもあるので、そのうちFluid Motionも試してみようかと思っています。