2019/06/17

Herend Tureen & Platter



昨年のブラックフライデーに注文し、今年の2月末に届きました。
Apponyi Jauneの6541-0-18。
Herend Austriaで768ユーロでした。




容量は4.4Lもあります。
親切にも専用のプラター付き。
この状態で、おさかなさんのしっぽの先までの高さが約31cmです。




君は古い海図に描かれているシーモンスターの類なのか?




一対のおさかなさんが取っ手になっています。




この取っ手が素敵で入手いたしました。
このおさかなさんは、ヘレンドのキャラクターの中でも一番好きです。
ツリーン(チューリンという発音はどうかと思いまふ)ひとつに、5匹のみなさまがたがお住まいになっております。










 

2019/06/10

DIY Speaker (106)



初期調整のときにボーカル帯域(200Hz~4kHz)の低域側にわずかな膨らみがあるなと感じていました。
ミッドベースである大型ホーンの1008-8HEのレベルを上げ下げしてみましたがこれではなさそうです。
1008-8HEをミュートして聴いてみると、このふくらみが消えていないことがわかりました。
これはミッドベースではなく、ウーファーから出ている音です。

しばらく考えたのち、4435やDD65000/DD67000のフィルタを試してみることにしました。
4435は2発の2234Hを単一箱で使用し、そのうち1発は18mHのコイルが直列に入っています。





DD65000/DD67000では、コイルが18mHである点は同じですが、コンデンサが加えられ-12dB/octになっています。
下の画像はDD67000のものです。DD65000も大同小異です。




DD67000のLF1のレスポンスグラフを見てみると、100Hzから200Hzの1オクターブで-4dBといったところでしょうか。




そこで上部ウーファーの帯域別イコライザでハイパス-6dB/oct、151Hz、-3dBというフィルタを設定したところ、これがドンピシャ、ふくらみは消えました。
170Hzや200Hzにすると、そのふくらみは徐々に戻ってきます。
その調整幅を確認後、最初の151Hzのフィルタ設定で行くことにしました。






ボーカル帯域のお化け退治がうまくいったので、今度はウーファーの低域側の調整というかお遊びです。
サブウーファーのハイカットを50Hzにしたまま、上部ウーファーと下部ウーファーのローカットを38Hzにしてみました。
もの凄い迫力です。これはダンスミュージック用かも。
で、これを50Hz側へ後退させていくと、どんどんおとなしくなっていきます。
結局、上部ウーファーは40Hz、下部ウーファーは45Hzという設定になりました。
マルチアンプのレベル調整は行わず、こうしたクロスの設定でもかなり音が変わります。

元気がよくなった低音に合わせて2451Hの守備範囲も見直しました。
2451Hの守備範囲を広げると、高域側の鮮度を上げることができます。
もちろんやり過ぎれば荒っぽくなるので、低域側は600Hzから550Hzに、高域側は4kHzから5.4kHzにしました。
レベルも0.5dB上げました。
これに伴い、2431Hと2407Hもレベルを上げました。
高域側は遠慮してしまえば簡単に音がまとまりますが、それだと弦がおいしくないというか、雰囲気がさっぱりの音になってしまいます。
ここは限界ギリギリを探ってレベルを上げていきました。


1. SUB 1808-8HPS, -50Hz(LR48), -5.0dB, A500 10:00位置, 逆相接続, DLY 600mm
  EQ1 50Hz -6.0dB BP Q3.5
  EQ2  25Hz +6.0dB BP Q2.2
2. LOW LOWER 1508-8ALCP, 45Hz(LR48)-200Hz(LR48), -10.0dB, A500 10:00位置, 正相接続, DLY 518mm
3. LOW UPPER 1508-8ALCP, 40Hz(LR48)-200Hz(LR48), -10.0dB, A500 10:00位置, 正相接続, DLY 580mm
  EQ1  151Hz -3.0dB HP(6dB)
4. MID LOW 1008-8HE,  200Hz(LR48)-544Hz(LR48), -6.0dB, A500 9:00位置, 正相接続, DLY OFF
5. MID 2451H,  544Hz(LR48)-5.42kHz(LR48), -7.0dB, AVC3890 -18dB, 逆相接続, DLY OFF
  EQ1 1.19kHz -3.0dB BP Q2.0
6. MID HIGH 2431H,  5.42kHz(LR48)-10.5kHz(LR48), -5.8dB, AVC3890 -18dB, 逆相接続, DLY 428mm
7. HIGH 2407H,  10.5kHz(LR48)-, -2.5dB, AVC3890 -18dB, 逆相接続, DLY 498mm