2004/02/26

幸せの黄色いホーン 20話 2系統のシステム



2402H-05が戦列に加わってしまったため、処遇?を考える必要があります。ちなみに、2402H-05を購入する以前の計画は、ウーハーに2155Hのウーハー部、2360A+2446Hをミッドレンジ、ツィーターとして2155Hのホーン部をあてるというものです。

この場合、2ウェイマルチアンプという構成ですので、2155Hのホーン部のドライバー(2416H)は、コンデンサーを介して2446Hと並列に接続することになります。

この計画をベースに、2402H-05を2416Hの代わりに使うのが順当なところですが、これでは2155Hのホーン部を使わないことになってしまいます。そこで、4ウェイにすべきかなどと、あれこれ考えている内に、2系統切り換えシステムという奇妙な構成を思いつきました。これは、大型ホーンの第1系統(3ウェイ)と同軸の第2系統(2ウェイ)をスイッチだけで切り換えることができるというものです。

222ESJにはA、B、二組のスピーカーをつなげるように、スピーカー切り換えスイッチがついています。そのA端子に第1系統の2446Hと2402H-05(コンデンサを介して並列接続)、B端子に第2系統の2416Hを接続します。

普通のチャンネルディバイダーを使用すると、第1系統と第2系統のクロスオーバー周波数を共用しなければならないので、現実的ではありません。しかし、D1000は、メモリーが3つあり、スイッチにより3通りのプログラムを呼出すことができます。

このD1000の一つ目のメモリーに第1系統のクロスオーバー周波数(例えば500Hz)、レベル調整、位相、ディレイ、5素子イコライザの設定を記憶させ、また、二つ目のメモリーに第2系統のクロスオーバー周波数(例えば1200Hz)、その他の設定を記憶させておきます。

こうしておくと、222ESJのスピーカー切り換えスイッチと、D1000のメモリーの呼出しスイッチを操作するだけで、第1系統の3ウェイシステムと第2系統の同軸2ウェイシステムを選択することができます。こうして、全スピーカーユニットを無駄なく使用できるシステムになりました。




2004/02/25

幸せの黄色いホーン 19話 聴いている音楽のこと



人生に必要な音楽はポケットの数だけ、という言葉を聞いたことがあります。そうかもしれないなと思っています。だからというわけでもないのですが、ズラッとそろえて幸せ、というタイプではありません。で、何を聴くのかというと、これは何でも聴くほうだと思います。

しかし、クラシックやジャズの大編成のものやロックは、ほとんど聴かなくなってしまいました。オーディオ装置を聴いている自分の状況に対して、あるイメージを抱いているからです。よく晴れた日に公園の芝生の上に寝っころがって、近くで演奏してもらう、というようなイメージです。オーケストラやロックは、そうした状況をイメージするには無理がありますよね。大集団で何かやったりスター扱いをするのが好きではないのです。

ステレオイメージや定位は二の次になってしまいます。ミキサーのイコライジングやパンで設定された音像の前後左右が、音楽において何の価値があるのか自分にはよく分かりません。ですから、音に立体感があればいいという程度でしか2チャンネル方式を評価していません。立体感が得られるならばモノラルでも十分です。最近のマルチチャンネル方式は、ピンとこないのです。音に囲まれているのではなく、ある一定方向から聴こえてくる方が自分には自然に感じます。ただし、そこで演奏している、という実感があった方がいいので、音が前に出てくれるスピーカーが好きです。

こういう次第で、2つのスピーカーの中央に座って聴くのではなく、たいてい左右の偏った位置に寝そべって聴いています。2155Hがそうした聴き方にはむかないスピーカーユニットであることは、使い始めてから気付きました。

最近は、アカペラやアコーステックギターのソロのCDを聴いています。渡米中には日本で入手しにくいアカペラのCDを何十枚か購入しました。CDを選ぶときは、米国のタワーレコードのサイト等で試聴ができるので、よく利用しています。インターネットを利用するようになってからは、色々なサイトでLYRICを検索できるようになりました。英語の歌詞の意味がわかりますし、子供と一緒に歌ったりするのが楽しいです。