2023/10/30

YAMAHA YDS-120 Digital Saxophone



ヤマハのデジタルサックスYDS-120を購入した。
amazonで55909円だった。




ヤマハのウィンドシンセはWX7、WX11、WX5と続き、その後ずいぶん長い間絶えていたと思う。
WX7のころはFM音源だったので、そりゃダメだったのだろうとは思うけど、WX5が発売された当時はVL音源があったので、かなり期待した。
しかし、この手のウィンドシンセは、なんというか、カッコ悪いのである。
音が良くなってもそのカッコ悪さとその割には結構なお値段のため、今まで見送ってきたという経緯がある。

YDS-120はお値段がまあまあこなれており、デザインにまとまりがあって素敵に思えた。
ヤナギサワA902を持っているのであえて購入するメリットはないけど、やっぱりウィンドシンセを一度は吹いてみたいという願望があったので、これはしょうがない。
そういえばヤマハにはブレスコントローラーという製品があったけど、あれは試したくないな。

YDS-120はデジタルサックスということになっているが、リードは備えておらず、従って口の形(アンブシュア)は関係ない。
また、運指はサックスと同様であるから基本的にリコーダーと同じだ。
しかも非常に軽い。

音は悪くないというかむしろ素晴らしい。
昔のブラスの音源を知っていると隔世の感がある。
また、遠い存在であるバリトンサックスの音が出せるのは楽しい。

MIDI出力をKOMPLETE13のSESSION HORNSで発音させてみた。
セッティング用のアプリもありいろいろ遊べそうだ。 




2023/10/28

SoundFrail



SoundFrailの早瀬文雄氏が死去されました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
まだまだこれからがあると思っていたので大変残念です。

以前メールを頂いたのですが、そのときは何となくうまくいきませんでした。
しかし、SoundFrailは読み続けており、また、こちらのブログに反応されていることも存じておりました。

SoundFrailでのオーディオは晴れやかな迷走を続けており、いや、混迷の悦楽を極めているとも言えるかもしれませんが、そこには自由奔放かつ深淵な複雑思考が展開しつつも早瀬氏の素直な人格と酔った勢いでポチッとしちゃったおかしさが反映されており、なんだか大変面白かった。

こんなに面白いオーディオはなかなかないと思う。
インターネットのオーディオの最高傑作だ。

だから大変残念だ。
だから泣きそうだ。