2024/03/29

Celestion Ten Squared Development Program



100周年を迎えたセレッション社からテンスクエアシリーズが発表された。
Ten Squared(10の2乗)という意味は、10個の新しい技術的要素が含まれており、それらが相乗的に効果を発揮するということだと思う。
10個の技術的要素の中で面白いと思ったのは、デュアルサスペンションの間にシリコンポリマーを充填していること。
そのサスペンションにはレーザーで穴をあけ、リード線をサスペンションに織り込んでいること。
さらに、内側/外側のボイスコイルが断面円形のコイルを使用していること。
断面円形のコイルにより表面積を増やし冷却能力を高めようという温故知新のアイディアだ。




TSQ1230、TSQ1535、TSQ1845、TSQ2145、TSQ2460の5機種で構成されており、フラッグシップのTSQ2460は6インチボイスコイルの24インチモデルだ。
スペックもずば抜けており、化け物ユニットの爆誕である。

TSQ2460

General Specifications
Nominal diameter 610mm / 24in
Power rating1 2400W
Continuous power rating2 4800W
Rated impedance 8Ω
Sensitivity3 98dB
Frequency range 20-200Hz
Chassis type Cast aluminium
Magnet type Neodymium
Voice coil diameter 152mm / 6in
Voice coil material Round copper
Former material Glass Fibre
Cone material Glass loaded cellulose, 
water-resistant coating front & back
Surround material Triple roll, cloth sealed
Suspension Triple, polysiloxane-laminated
Gap height (Hg) 15mm / 0.59in
VC winding height (Hvc) 45mm / 1.77in

Parameters
Sd 2239cm2 / 347in2
Fs 29Hz
Mms 530g / 18.69oz
Qms 10.30
Qes 0.31
Qts 0.30
Re 5.1Ω
Vas 404l / 14.26ft3
Bl 40.5Tm
Cms 0.057mm/N
Rms 9.1kg/s
Le (at 1kHz) 2.5mH
Xmax5 18.75mm / 0.73in
Xmech6 40mm / 1.57in
Efficiency η0 3.1%

Mounting Information
Overall diameter 627mm / 24.7in
Overall depth 280mm / 11in
Cut-out diameter 571mm / 22.5in
Mounting hole dimensions 8.5x9mm / 0.33x0.35in
Number of mounting holes 8
Mounting hole PCD 596.3-606mm / 23.47-23.86in
Flange & gasket thickness 21mm / 0.83in
Unit weight 22kg / 48lb

Packed Dimensions & Weights
Single pack size (WxDxH) 650mm x 650mm x 290mm
25.5in x 25.5in x 11.4in
Single pack weight 25kg / 55lb




 

2024/02/20

Fender American Professional 2 Jazz Bass



やっぱりフェンダーのベースが欲しいとなり、アメプロ2のジャズベースを購入した。
サウンドハウスで218000円(17440ポイント付)だった。




ブラックの樹脂製ハードケースを開けるとシルバーのモフモフに包まれた大変美しいベースがあらわれた。
Mystic Surf Greenというカラー、パール塗装というのか光の具合で印象が変わる。
アンプをつながない生のE弦はコントラバスの音がする。
ヤマハやプレイテックとは大違いである。




フェンダーのベースと言っても、まず、プレシジョンベースとジャズベースの2種類があるのでいずれかを選ばなければならない。
今回はジャズベースを選んだが、かなり迷ったというか、本音で言えば両方欲しい。

さらに、フェンダーの量販ベースには大まかに4つのグレードがある。
1.プレイヤーシリーズ(フェンダージャパンの価格で103620円)
2.パフォーマーシリーズ(209440円)
3.プロフェッショナル2シリーズ(272910円)
4.ウルトラシリーズ(332860円)
この4つのグレードは順に、個人的に楽しむ、不特定多数の前でパフォーマンスをする、プロ用、プロ用を超えるグレード、とこんな具合なのだろう。

フェンダーに限らず、プロ用というか業務用の楽器というのは価格があまり高くない。
盗難や修理など、そういう場合に稼ぎがふっとんでしまうような高価な機材は困るのである。
デリケートなのも困る。
湿度や温度の変化、運搬時の衝撃等にも強く、ご機嫌をとらなくても調子を維持してくれなければ商売にならない。
それからたいていのプレーヤーの要求を満たしてくれるような仕様になっている。
例えば、プロフェッショナル2は裏通しも可能になっている。

キーボードはKAWAIのVPC1とMP9500、サックスはヤナギサワのA902とT-WO1を使用しているが、これらもプロ用のグレードだ。
やっぱり価格はそれほど高くなく、タフだし、それでいてコストダウンが感じられるような部分も無く、実にきちんと作られており、メーカーの良心というか本気が感じられるのである。




裏山の山焼き。
毎年、鹿さんが大慌てで逃げてゆく。
火がおさまると上空にどこからともなくトンビが多数あらわれる。
焼肉になっちまった野ネズミさんなどをみんなでおいしく頂くのかもしれない。