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2022/05/30

AKG K701 Reference class premium headphones



K701を購入した。
サウンドハウスで16800円だった。
K812は価格よりも重さで躊躇してしまった。
K701は235gなのでK240ST(240g)と同等の重さなのだが、K812は390gもある。
せっかく購入しても重くて使わなくなったらもったいない。




K240STを開封したときはその大きさに驚いたのだが、K701もその大きさに驚いた。
なんとK240STよりもさらに大きいのである。
こんなに大きなヘッドホンは初めて見た。

ホワイトとシルバーの配色とブラウンレザーのヘッドパットの組み合わせが特徴的な大変美しいデザインだ。
これは16800円ではなく499ドルが適正価格ではなかろうかと思った。





2022/05/29

AKG Open-Back Headphones



K240STがとても気に入ったので、同社の開放型の機種を購入することにした。
調べてみると、K701、K702、K712pro、K812という4機種があった。




K701(左)は澪ホンとして有名らしく、ロングセラーのようだ。
K702(中央)はK701の改良型なのだろうか?
K712pro(右)は、低域側を3dB改善したのだそうだ。
AKGの製品ページによるとK701が499ドル、K702が389ドル、K712proは609ドルだった。




K812はフラッグシップということで、上記の3製品とは別格になっている。
価格も1665ドルと飛びぬけて高価である。
こういう場合はフラッグシップを購入しておけば間違いはない。

 


2022/05/28

SONY MDR-900ST



Sonarworks Reference 4 Headphone editionに900STの周波数特性が掲載されている。




低域が伸びておらずというか最低域がない、高域が不自然というか荒れている、というように感じたのはこのグラフを見ると納得する。
しかし、普通のスピーカーの低域側の特性もこんなものだから、これでいいのかもしれない。

とりあえずfoobar2000に付属しているグライコで補正してみた。
"Equalizer enabled"のチェックの有無でイコライザ有り無しを聴き比べできる。




これはなかなか効果があった。
聴きやすくなったのである。
別のヘッドホンのようだ。
こんな雑な補正でフラットになったなんて思わないが、よい経験だったように思う。







2022/05/27

AKG K240 Studio Professional Headphones



K240STを開封して驚いたのは、その大きさだった。
イヤーパッドが大きく、耳を囲むように装着できる。
耳を圧迫しないし、側圧は弱いのにズレない。
それからセルフアジャスト機構により位置決めの手間がかからない。




すっかり気をよくしてベロアのイヤーパッドを購入した。
サウンドハウスで1750円(ペア)だった。
切欠きがあって、それに差し込んでくるりと回すと簡単に装着できる。
これからの季節、暑そうな気がするが、その感触が柔らかくてよい。




2022/05/25

AKG K240 Studio Professional Headphones



AKGのセミオープン型のK240 Studioを購入した。
クラシックプロの電源を購入したときの1605ポイントがあったので5980円だったのが4375円(+1605ポイント)で購入できた。

MDR-CD900ST(2013年12月、14380円で購入)、ATH-M20x(2020年12月、5800円で購入)、ATH-M30x(2022年2月、7300ポイントで購入)に続く4台目である。
ATH-M20xは妻にあげたので、900ST、M30x、K240STの3台を使うことになった。




これで900STとK240STという代表的なモニターヘッドホンが揃った。
このK240STは、その装着感といい、ナチュラルな音といい、素晴らしいヘッドホンである。
また、そのクラシックなデザインにすっかり魅了されてしまった。





2022/05/20

SONY MDR-900ST



900STのイヤーパッドとウレタンリングを交換した。
サウンドハウスでイヤーパッドは1180円、ウレタンリングは140円だった。
何れも純正品で一つあたりの価格。
交換により新品のようになった。

画像中央は、ELPAのミニプラグ/標準プラグの変換アダプタである。
amazonで503円だった。
これで新しいサウンドカードのSound Blaster Z SEのミニプラグ出力端子に対応できる。




イヤーパッド等を交換して聴いてみると、少しすっきりしたように聴こえる。
また、低音も以前より出ているような気がした。
イヤーパッドはかなりつぶれていたのでその影響だと思う。
きれいになって愛着がわいた。




2022/02/28

Audio-Technica ATH-M20x Professional Monitor Headphones (3)



一連のモニタースピーカーやモニターヘッドホンの音はとても良い参考になった。
「とても良い参考」とは、目標となる音を見つけたという意味ではなく、モニターとしての音は各社それぞれにあり、要するにモニターとしてきまった音などない、ということがよく分かったということである。

各社は、理想と考える周波数特性、すなわちターゲットカーブ(目標曲線)を設定し、それに準ずる製品を作っているわけで、それらは室内スピーカーの場合とヘッドホンの場合でもそれぞれ異なるということである。
ハーマンインターナショナルの"DEVELOPMENT OF HARMAN HEADPHONE TARGET CURVE, 14 APRIL 2016"によるとヘッドホンでは、"diffuse, modified diffuse, free-field"の3種類を検証している。
また、室内スピーカーに関し、下の黒実線のカーブ(20Hzから20kHzへかけておよそ10dB落ち)が平坦な緑破線よりも好ましいとし、また、この黒実線に近い赤の破線も好ましいとしている。






という訳で、久々にイコライジングを見直すことにした。
見直すといってもイコライジングのカーブそのものではなく、イコライジングの作成方法を見直すことにしたのである。
オーケストラ用として開発したグイグイイコライジングは、オートEQでフラットにした特性から直接作り出したが、この方法を見直す。
新しい方法は、まず、オートEQでフラットにした特性をベースにオリジナルのターゲットカーブを作成する。
このターゲットカーブは、音楽のジャンルを問わない万能型の周波数特性である。
そして、このターゲットカーブをベースにオーケストラ用のグイグイイコライジングを作成しようという計画なのである。
要するに、フラット特性からターゲットカーブ、ターゲットカーブからグイグイという2段階の作成方法を試してみようということになったのである。

さらに、ターゲットカーブは、ラウドネス補正を加えた3種類を作成する予定である。
当然、グイグイ系も3種類になる。
今後一年ぐらいかけてのんびりやろうと思っている。




2022/02/25

Audio-Technica ATH-M20x Professional Monitor Headphones (2)



ATH-M20xを購入したのは2020年11月。
amazonで5800円だった。
安価なのとレビュー数が多かったので興味本位で購入したのである。
しかし、これを最初に聴いたときは驚いた。
ナチュラルで好みの音なのである。
MDR-CD900STよりも20xの方をよく使うようになった。

そして先日、JBLの308PMk2を購入し聴いてみると、音の方向性が20xと似ているなぁ、と思ったのである。
さらに購入した305PMk2は、これはこれで別の方向性を持っているように感じた。

さらにその後、サウンドハウスの7300ポイントでATH-M30xを購入した。
20xとの価格差はわずかなので音など違わないだろうと思ったら、これも違う。
どうやって作り分けているのだろう?
面白いものである。

フラットな特性自体は、オートEQやキャリブレーションソフトを使えば容易に手に入る。
昔は大変だったが、現代ではありがたがるようなものではない。
であるから、各社のモニタースピーカーやモニターヘッドホンの機種の様々な音の方向性は興味深い。

DIYホーンシステムは、ラージモニターに属するので小型スピーカーやヘッドホンとは異なる世界ではあるが、上記のような音の方向性は大変参考になった。
やはり、新しい機種で評価の高いものは時々入手して聴いてみるべきだと思った。




「どうだい、308PMk2を聴いてそのバカげた大型スピーカーシステムが嫌になったんじゃないの?」
ふっふっふっ、心配無用である。
マルチアンプの大型スピーカーが小型スピーカーに負けてしまうのは、位相管理ができていないからである。
各スピーカーユニットからリスニングポイントまでの距離を測ったって不思議なことに駄目なのである。
DCX2496などの業務用デジチャンのオートアラインを試すべきだ。
アキュでもいいが、あれは5mm単位なのでDCXの半分以下の精度しかない。
これでその大型スピーカーの前に置かれている小型スピーカーはいらなくなる。
もし、オートアラインの効果を知らないままだったら…考えただけでもゾッとする。



2022/02/24

Audio-Technica ATH-M20x Professional Monitor Headphones



現在、3つのヘッドホンを使用している。
SONYのMDR-CD900ST、あとはオーディオテクニカのATH-M20xとATH-M30xだ。




音楽制作環境を考えた場合、モニタースピーカーやヘッドホンに求められる要素は何だろう。
まず、モニターとしての正確性、フラットな特性が必要だ。
次に、長時間の作業でも疲れないこと。
そして、音楽を楽しく聴けることだ。
上記の3つの要素は相反するものであり、これらすべてを単一の機材でカバーすることは不可能だ。
また、モニターとしての正確性やフラットな特性はミックスダウンやシンセ等のボイスエディットの際は必要だが、それ以外の場面ではそれほどでもない。

そこで役割分担だ。
モニターとしての正確性やフラットな特性はスピーカーよりもヘッドホンの方が実現が容易だ。
この役割にはMDR-CD900STなどを使う。
次に、深夜に及ぶような長時間に渡る作業の場合は、刺激的ではない音のヘッドホンが必要だ。
これはATH-M20xを使用する。
そして音楽を楽しく聴くためには元気のいい小型のモニタースピーカーがピッタリだ。
それにはJBLの305PMk2が好適であろう。
こんな具合に、シチュエーションに応じて使い分けることにより、ストレスなく音楽制作を行うことができる。

ATH-M20xはナチュラルな感触を重視して作られており、モニター用途としては割り切りの良さを感じる。
この20xをベースにMDR-CD900STのような本格的なモニターヘッドホンの方向へ少し振って作ったのがATH-M30xだと思う。
長時間の作業で使用するのであれば、これは20xであろう。
20xがナチュラルと言っても周波数特性が崩れているわけでもなく、細部の描写がいい加減ということでもない。
考え抜かれた絶妙のバランスの音造りだと言える。

ATH-M20xや305PMk2を、従来のモニターシステムを補完するように使用すれば、音楽制作環境はより充実するだろう。
そして近い将来、こうした機種がモニターシステムの新しい音の方向性を作っていくように思えてならない。




2013/12/10

SONY MDR-CD900ST

クリエイティブ社のPremium HDには標準プラグ用のヘッドホン出力が付いています。
ミニプラグ用ではなく標準プラグ用というのが不思議だったのでヘッドホンを試してみました。
うん、これはなかなか。

使用しているヘッドホンはSONY MDR-ZX300です。
2000円ぐらいのもの。
ヘッドホンはほとんど使用していないのですが、Premium HDの音をまともなヘッドホンで聴いてみたくなりました。


サウンドハウスの評価件数順で見つけたのがMDR-CD900ST。
お値段も14380円と高くない。
モニター用のヘッドホンだそうです。

ZX300とは比較になりません。
細かい音がよく出ています。
最初は低音がはっきりしませんが、エージングが進むと改善されてゆきます。
音も装着感も素晴らしく、さすがモニター用というだけはあります。

Premium HDはEAXエフェクトというリバーブを、またfoobar2000は1/2オクターブ、18素子のイコライザーを備えています。
クラシック音楽の場合、浅いエフェクトで空間の広がりを出し、イコライザーで膨らみがちな低域側を少し削ると、ヘッドホンでも結構聴けることが分かりました。



最初に購入したヘッドホンもSONY社のものでした。
DR-7、定価2800円。
コーン型の5cmだったように思います。
装着感が良くないし、カールコードも邪魔でした。

自分用のステレオは、小学校5年生か6年生のころに買ってもらいました。
三洋電機の卓上ステレオで2万円というもの。
その後、おこずかいを貯めて購入したのがスカイセンサー5500A。
たしか中学2年生のころでした。
調べてみると5500Aの発売は1974年なので計算があいます。

DR-7をいつ購入したのか、これは覚えていません。
しかし、スカイセンサーよりも早い時期だったように思います。
スカイセンサーを購入したとき、卓上ステレオやDR-7と並べて悦に入っていたことを覚えているからです。



その後、YAMAHA HP-2を購入しました。
高校生のころだったのかなぁ、よく覚えていません。
これはDR-7に比べると音が断然良く、装着感も素晴らしかったです。
しかし、ヘッドホンは当時からほとんど使いませんでした。

スカイセンサーは秋葉原で買いました。
当時の秋葉原は工作好きにはたまらない街でした。
電子部品をはじめとしてありとあらゆる部品の小さな店が沢山ありました。

小学生のころから秋葉原をぶらぶらし、最初の頃は豆電球や電池ボックス、スイッチなどを買っていました。
部品屋のおじちゃんのアドバイスが面白かったです。
決まったやり方というのはない、工夫することが大切だ、ということも教わりました。

オーディオ雑誌は近所の児童図書館で読んでいました。
そのうち感想などを投稿し掲載されると掲載誌が送られてくることを知ります。
それで編集者が喜びそうな感想を投稿し、無料でオーディオ雑誌を入手していました。

電車通学で銀座線を使用していた小学生や中学生のころは、新橋駅前のダイナミックオーディオで道草をしていました。
当時ニュー新橋ビルの1階に広い店舗があり、JBL4320などを試聴できました。
そのころ興味があったJBLのモニターシステムは、4343でも4350でもなく、 4315でした。
12インチの4ウェイ、クロスのとり方も15インチのシステムとは異なり、この4315の存在が8ウェイの黄色いホーンシステムにつながってゆきます。
JBLも4315を通じて"決まったやり方というのはない"と当時の私に語っていたということです。

オーディオブームのころの秋葉原は、オーディオ店が素人向け、部品屋が玄人向け、というように分かれていたように思います。
オーディオマニアと言っても自作しないのであればメーカーや製品の奴隷みたいなものですからたいしたことはありません、というような話をそういう玄人向けの店で聞きました。
オーディオ雑誌のオーディオ評論は話半分(1/10ぐらいか?)、製品はあまり高価なものを購入せず、DIYでオーディオを気楽かつ気長に楽しむ、というオーディオとの付き合い方は、このころの秋葉原の空気から学んだような気がしています。

その秋葉原は、高校時代の1970年代後半、マイコン(マイクロコンピューター)へシフトし始めます。
80年代になると秋葉原はオーディオからどんどん離れてゆき、こちらも大学の研究室にこもる日々が続き、秋葉原に足が向かなくなりました。

2155Hを購入したヒノオーディオも閉店したそうです。
もう、オーディオを目的に秋葉原に行くこともないでしょう。