2026/10/02

JBL Summit Everest



昨夜、このJBLの大型システムが発表されていることに気がついた。
15インチダブルに10インチもダブル、さらに50mmの対向リングドライバーが3個もついている。
サイズは1443mmx992mmx694.5mm、重さは何と237.2kgもある。
日本の建築基準法では平米あたり180kg以上の耐荷重が規定されているが、底面積が1mx70cmだからピアノ以上で、これはかなり厳しいな。
しばらくすると床がゆがんでエベレストが傾いてしまいましたなんて笑えない。
お値段はもっと凄くて2本で2420万円だそうだ。
これで好みの音でなかったらどうするんだろう。

クロスは270Hz、550Hz、850Hz。
ここに説明したように、両10インチは低域側を270Hzでカット、高域側は一つが550Hz、他の一つが850Hzでカットされる。
高域側の干渉を和らげるということだ。
ライバルはKLIPSCHのJUBILEEということになろうか。
伝統的にJBLのエベレストシリーズは小ぶりなので、サイズでは負けるが音のスケール感では圧倒してほしいものだ。
がんばれ僕らのJBL!




15インチウーファーとホーンとの間に10インチを挟んだというのは4341/4343/4344の系統を引き継いだということで、従来のエベレストシリーズとは異なる。
まあ、大型ホーンのおいしいところは実は900Hzから3kHzあたりの帯域なので、ここをカバーできれば、その低域側は大口径コーン型ユニットの面で押し出すような音の出方をしない無色透明な10インチに任せればよいので非常に合理的な判断だったと思う。

それからランシングヘリテッジのフォーラムには、従来のエベレストシリーズの15インチは最低域不足が指摘されていた旨の記載があった。
容積不足というのもあるし、15インチでMmsを大きくするとホーンとのつながりがなかなか難しかったのだろう。
10インチを挟むことで、より最低域側に振った15インチを採用できたものと思われる。

しかし、これほどの大規模なシステムをネットワークでまとめるのはどうかと思う。
せっかくのハーマングループなんだから専用のデジタルチャンネルディバイダーを中心に据えた壮大なマルチアンプシステムを用意すべきではなかったか。
まあ、そこはJBLだからネットワークでもうまくやれているとは思うが、顧客層の顔色よりも世界一のスピーカー屋という自負を優先させて挑戦してもらいたかったというのが本音だ。

今からでも遅くない。
ネットワーク無しバージョンとディバイダーと4台のパワーアンプを組み合わせたシステムを親切なアフターケアとセットにして4千万円ぐらいで売り出したらどうだろう。
アフターケアは、そうだな、まず、納品の際に技術者を派遣し、ハーマンカーブを実現できるようにオートイコライジングなどの設定を行う。
ピアノの納品の際の調律師の派遣と同じだ。
それから年に1度は技術者によるチェックを行う。
これは車の車検とか1年点検と同じで、これはその都度代金は頂戴する。
これなら高くないと思うし、そっちの方が売れるんじゃなかろうか。
伝説は惜しんだりすると作れないと思うよ。



2026/10/01

Nikon D800



これもNHK日曜美術館50年展で撮影OKになっていた。
新潟県長岡市深沢町岩野原遺跡で出土した縄文土器 深鉢 火焔型土器である。
縄文時代中期/土製/44x39.5/國學院大學博物館
wikiのギャラリーにも紹介されていたので火焔型土器に中でも有名なものだと思う。




博物館や美術館、あるいは郷土資料館などでこうした火焔型土器を見かけると、まじまじと見入ってしまう。
縁の立体的な造形、特にアーチ状のトンネルのような造形が面白い。
小人になってこのトンネルやそれに続く縁の小径を歩き回りながら、複雑な構造を楽しむ。
それはともかく、火焔型土器がどのように使用されていたのかは謎のままだ。

思うにこれは呪術用の器だろう。
生物の内臓を生命の根源とみなし、その有機的で複雑な雰囲気を器のデザインに反映させた。
そして、薬草を煮て作った水薬を冷ます際、あるいは保温のため少し加温する際に、水薬を入れた小容器を火焔型土器に入れ、病人やけが人が早く回復しますようにと呪術の儀式を行ったのだと思う。