2019/07/24

ORIENT MONARCH FDD03001W0



オリエントのモナークを購入しました。
アッキーインターナショナルからamazon経由で14780円でした。




ケース径は40mmありますが、比較的小さく見えます。
厚みは13mmあり、コロッとしたプロポーションです。
自動巻きではなく手巻きオンリー。
ハック機構とリザーブメーターがついています。
ムーブメントは48C40という懐中時計用です。

なお、時計バンドは手持ちの20mmに交換してあります。
バンドのラグ側端を縦方向にペンチで挟んでじわじわ揉んで柔らかくし、ラグ幅18mmに押し込みました。




カーブドガラスです。
下の動画によるとサファイアクリスタルと表示されているのですが、ORIENT USAでの表示は"Domed Mineral"です。
どっちなんでしょう?




白い文字盤はあまりにも普通。
字体もブレゲというよりサイケっぽいかな。












モナーク(君主、皇帝)とは、ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世のことだと思います。
1897年、ヴィルヘルム1世がジラールペルゴに海軍士官用の腕時計を1000個発注したのが腕時計の始まりと言われています。
それまでは懐中時計が使用されていたのですが、時間を見るには懐から引っ張り出さなければならず、不便でした。

このジラールペルゴが製造したとされる腕時計は、塩水の腐食を防止するために金メッキが施され、また、網状のプロテクターを備えていたと考えられています。

下の画像(Wikiの腕時計の説明に掲載されていたもの)や特許図面は、そのジラールペルゴ製に似ているとされるものです。
懐中時計に時計ベルトをつけるための小さなラグをくっつけただけ、というデザインですね。







しかし、この説明によると、多くの研究者がこの話を信じてはいないそうです。
そのジラールペルゴ製の時計は一つも見つかっておらず、ドイツ海軍にも使用された記録がないそうです。
また、上の画像の時計は、蛍光塗料が針や文字に使用されています。
蛍光塗料は、1900年代初頭に開発されたからです。

1870年代のジラールペルゴの懐中時計の画像がありました。
素敵ですね。
モナークもグレーの文字盤だったらよかったのに…











 

2019/07/10

Remodeling Altec System



久しぶりにgoogleで検索をかけてみると、フランス語のスレッドで似たような議論を見つけました。
これは最近のものですね。
その中に、肯定的なご意見の方の画像があり、これが素晴らしい。




天板部分が開放されているのは、ちょっと考えつかないなぁ。
スピーカーに関する固定概念を打ち破るだけの造詣の深さというか創造力。
また、これがデザインとしても美しい。

上に載置したホーンとの兼ね合いも考慮されている。
なによりその載置されているホーンがつくる影がいい。
複雑な造形美を感じさせてくれます。

ダクトが縦スリットひとつというのも、ノスタルジーを微妙に織り込んでいてクールです。
クラシックな部分をちょっとだけ残すというのがいいですね。

さらに、このカラーリング。
木肌?を生かしつつ、モダンで清潔な印象。
ALTEC828をベースモデルにしつつ、ここまでそのデザインを発展させるとは、おそれいりました。

DIYホーンスピーカーのデザインコンセプトのところで少し触れましたが、やはり海外には優れたデザイン感覚を持つ方が多く、見ているだけでオーディオの楽しさを満喫できます。
まさに自作スピーカー万歳!ですね。




木工技術も秀逸です。