ヘレンド、ロイヤルガーデンのスープチュリーンです。
1014-0-17のEVICTP2、購入時の価格は675ユーロでした。
容積は2.6L。
注文時に青色の小鳥のノブをお願いしたのですが、ロイヤルガーデンのスープチュリーンでは小鳥のノブはできないのだそうです。
う~む、残念。
陶花というか陶蝶?
スープを入れるだけではなく、例えばカレーのルーなどを入れ、各自でとるようにすると楽しいです。
スープ等を入れる前に、お湯(湯沸し器の40度ぐらいの)を入れてふたをしてほんのり温めておくと、ほとんどさめません。
低温時に熱湯などを急に注ぐと割れるかもしれないので注意しましょう。
林實氏の作法心得の
"参考 TureenとLadle" には、スープチュリーンについてこんなことが書いてありました。
"余談。先年、わたくしは、日本人、何名かを案内して、スイスのユング・フラウに行った。
で、グリンデルバルトまで降りてきたとき、ガラになく高山病にかかっていることに、気づいた。
おなかは空いているが、なにも食べたくない。頭がいたい。
で、1軒のホテルのレストランに入っていった。
ウェーターが、なにを食べるかというから「mountain sickness」と答えた。
このウェーターは「よろしい」と言ったかと思うと、たちまち、わたくしの目の前に、コンソメを、しこたま入れた「tureen」を、どかっと置いてくれた。
わたくしは、それを、自分で、スープ皿に、よそっては、食べ、とうとう、5杯食べた。
そこで、大きなゲップが1つ、出た。不作法であるが。と、高山病が、ケロッとなおった。頭もいたくなくなった。
ウェーターが、「よかったね」と言った。Swiss humanity。
問題は、ここで、わたくしとして、スープ皿に、レードル2杯でなく、スープをついでは、そういうスープを何杯でも飲むという楽しみを憶えたことである。
1人で食事をするようなとき、レードル何杯をとっても、不作法でないということ。"