2022/07/01
2022/04/10
2022/01/12
CLASSIC PRO ARR212R
1985年度のYAMHAのシンセサイザーカタログに掲載されている情景。
これが当時の桃源郷(ケーブル類が写っていると地獄かも)。
TF1が8連装のTX816がある。
初音ミクのスカートのデザインになっている。
このカタログのTX816の説明には、"TF1わずか2モジュールだけでも、……LFOモジュレーションデータに差を持たせた広がり・奥行き感の演出・ステレオ効果・音像移動"などとあり、当時はpf70のコーラスやトレモロから想像するしかなかった。
TX816やDX5の音はMOX6のプリセットにあり、こんな音なんだろうなぁと、これも想像するしかない。
しかし、今ではサンプリング音源、物理モデル音源、FM音源ならFM8などのソフト音源が安価に入手できるし、ソフト上でミキシングしてデジタル出力できる。
本格的なオーディオシステムとシンセサイザーの組み合わせは楽しいと思うのだが、何故だかあまり見かけない。
音源としてシンセサイザーの音はあらゆるデジタルメディアとは次元が違う鮮度だ。
また、オーディオ世代は高齢になりつつあるのだから、アルツハイマー病等を予防するためにも全員キーボーディストを志すべきだろう。
さて、シンセサイザーやステージピアノとオーディオを接続する重要なアイテムが変換プラグだ。
フォーン/RCAのL字型変換プラグをお勧めする。
L字型だから出っぱらない。
クラシックプロのARR212R、サウンドハウスで1つ150円である。
2021/12/19
YAMAHA P515B
妻へのクリスマスプレゼントである。
半導体不足の影響で2ヶ月待ち、ちょうどクリスマスに届く予定であったが、11月14日に届いてしまった。
早く届いたのにちょっと残念な気持ちだ。
MP9500、VPC1、pf70+MOX6のいずれのシステムもソフト音源だったり、シンセサイザーの操作が必要になってしまっている。
そこで手軽に使えるようにP515Bを購入したのである。
妻とは趣味が共通するのがよい。
十代のおわりごろ二人ともオートバイに乗っていたことが始まりだった。
四十数年前のことだ。
そして、テニス、旅行、ドライブ、カメラ、ピアノ、シュノーケリング、ガーデニングなど、いまでも楽しく遊んでいる。
P515Bはなかなか良い。
遊びに来た子供が気に入ったと言っている。
CP4よりも手ごたえ(指ごたえ)があるそうだ。
確かに少し鍵盤が重いように感じる。
内蔵スピーカーはエージングがすんでいないが、まあまあだと思う。
クラシックの名曲50曲が内蔵されており、譜面もついてきた。
こういうのは初めてだ。
サウンドハウスで150800円、ポイント10%。
脚部のL515Bは13745円、3本ペダルのLP-1Bは5639円。
これらはamazonで購入した。
付属ペダルのFC4Aはpf70+MOX6のシステムに転用した。
今年もヘレンドオーストリアに注文を出した。
こちらもクリスマスプレゼント。
あれこれ注文したらP515Bとほぼ同額になってしまった。
2021/11/22
YAMAHA PF70 and MOX6
PF70を購入したのは1986年。
今から35年前だ。
現在でも故障個所はなく、スライドボリュームのガリもほんのわずかだ。
譜面台を紛失したのと、ペダル(FC8)が不調になったのでFC4にした。
PF70は76鍵のウェイテッド鍵盤で、これはこれで好きである。
速いパッセージが楽というか弾きやすい。
しかし、PF70は初期のFM音源。
DX7の発売が1983年5月、PF70は1985年12月、DX7ⅡFDが1986年10月。
ビンテージと言えば聞こえはいいが、妙に温度感が高くておまけにホワイトノイズがうっすらのった、これは「おじいさん達の音」である。
おじいさん達の音が悪いとは言わないし、たまに弾いてみると懐かしい気持ちにさせられる。
しかし、やっぱりこれだけだと残念感満載で弾かなくなってしまう。
KAWAI VPC1は膨大なソフト音源が組み合わされていて、もはやMOX6と組み合わせることはない。
そこで、居間の片隅に置いてあったPF70と、倉庫に入れてあったMOX6と組み合わせるとどうなるかリスニングルームに運び込み実験してみた。
アンプとスピーカーは20年ぐらい前のDENONのミニコンポを利用した。
このミニコンポも倉庫で保管していたものだ。
スピーカースタンドはJBL2155Hの最初の箱のときに使用していたレンガを貼り合わせたものを使用。
PF70の鍵盤部とMOX6の音源部の組み合わせというか、廃物の寄せ集めシステムなのだが、意外と悪くない。
DIYホーンシステムが置いてあるこのリスニングルームは、音が非常に良い部屋ということもあり、なかなかである。
アンプのトーンコントロールでハイをブーストしたらバランスがとれた。
PF70はマスターキーボードとしての機能は持っていない。
プログラムチェンジでバンクを選べないからだ。
まあ、MOX6のコントロールパネルを直接操作すればよいだけだし問題はない。
そのうち居間にセットアップしてみよう。
2020/08/27
Kawai VPC1 (2)
VPC1の鍵盤の感触は、押し込んだ感じが深く、強弱がつけやすいです。
MP9500の鍵盤に比べると雲泥の差。
さらに、Ivory2 American Concert Dは弱音が大変美しく、VPC1の鍵盤とあいまってpやppが楽しく演奏できます。
ヤマハCP4と比べたいところですが、ここ数年、CP4は子供に独占され独立したときに持っていってしまったので、その感触を忘れてしまいました。
VPC1やCP4はかなりピアノの鍵盤の感触に近いところまできましたが、いずれもあと一歩という点では同じだと思います。
Ivory2 American Concert Dを選んだのは、価格がリーズナブル、PCM音源、驚異の20レイヤーというのもありますが、なんと言ってもスタインウェイのDモデルだからです。
なんでDなのかというと、そりゃDだからです、って答えるしかないでしょう。
パラメータをいじらず素のままで弾いても、スピーカーが尋常ではないせいもあるのかもしれませんが、ものすごく生々しい音で鳴ります。
というかこれはもしかするとナマ以上なのかもと誤解させてくれるほどです。
ピアノ以外の音を弾きたくなったときには、VPC1にMOX6をMIDIケーブルでつなぎます。
そして、DEQ2496のI/OボタンでMOX6のアナログ入力を選択します。
MOX6で使用する音色はハープシコードやパイプオルガンが多いですが、懐かしいDX系の音色もよく弾きます。
大昔の話ですが、DX7の音を初めて聴いたときは、その華やかさというか鮮やかさに唖然としました。
そして、これがデジタルの音なんだ!と強烈な印象を持ちました。
その後CDが出現し、CDの音の悪さを体験することになりますが、DX7の音というかデジタルの本来の力を信じていたため、デジタル全否定にはならずにすみました。
悪戦苦闘しながらも最後まであきらめずデジタル機器を使いこなして8ウェイマルチアンプや7ウェイマルチアンプシステムをまとめることができるようになったのも、こうした経験が大きいと思っています。
DX系というと、購入できそうな価格だったTX81Zを思い出します。
結局手に入れることはできなかったけど、デジタルには価格があまり関係ないなって思わせてくれた最初の機種でした。
ベリンガーの2496シリーズを信頼しているのはTX81Zの好印象の影響?
いや、単に1U機材に対する偏愛のような気もします。
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