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2025/03/16

Precision Devices PD.184C002



現代的な18インチの中ではMmsが異様に小さなユニット。
わずか112gである。
推奨箱はバスレフで、容積は90Lから200Lだそうだ。


Quasi-butterworth(緑線)は実効容積142.86L、チューニング周波数は46.26Hz。
最小限の90Lは青線で、チューニングは50Hzにしてみた。
最大限の200Lは赤線で、これも適当に42Hzにしてみた。


オーディオ的にはやっぱり200Lがいいように思う。
銅のフラットワイヤを用いた4インチボイスコイルであり、スパイダーはダブル、demodulation ringも備えている。

Mmsの小さいユニットで思い出すのはJBLのE155だな。
Mmsは125g、fs30Hz、Qts0.2、Vas424.8L。
これは最初期の黄色いホーンシステムで2360A/2446H、2402H-05と3ウェイで組み合わせる最有力候補だった。
ま、E155は計算した箱の容積が小さすぎて、18インチウーファーとして本格的な特性を持っていたLowRider18にしちまったんだから青いというか、今考えてみても仕方ないとは思う。
また、当時、ヒビノの方からE155は一般家屋で使用するようなユニットじゃございませんよとアドバイスを受けたが、今ならそんなことないよと平気で言い返せるが、そういうのも頭の隅でひっかかっていたのだろう。


General Specifications
Type Sub Bass Driver
Available Impedance 4 Ohm / 8 Ohm / 16 Ohm
Nominal Diameter 18” / 457.2 mm
Voice Coil Diameter 4.0” / 101.6 mm
Peak Power (6 dB Crest Factor) * 3600 W (A.E.S.)
Power Rating 1 2 * 900 W (A.E.S.)
Sensitivity (1W/ 1m) * 99 dB
Frequency Range 30 Hz - 500 Hz
Resonance 40 Hz
Voice Coil Winding Depth 26.00 mm / 1.02”
Recommended Enclosure Volume 90 - 200 Litres
Flux Density 1.10 Tesla
Magnet Material Ceramic
Magnet Gap Depth 13.0 mm / 0.51”
Former Material Glass Fibre
Dust Dome Material Solid Paper
Voice Coil Material Copper Flat Wire
Cone Material Fibre loaded paper
Suspension Material Poly Cotton
Surround Material Poly cotton

Thiele Small Parameters
Fs 40 Hz
Re 5.2 Ω
Qms 5.67
Qes 0.360
Qts 0.340
Le (@ 1 kHz) 1.110 mH
Le (@10 kHz) 2.31 mH
Vas 268 Litres
Mms 112.00 g
Sd 1152 cm2
Cms 141.00 μm/N
BL 21.00 T/m
Xmax 9.70 mm
Vd 1.120 Litres
Ref. Efficiency 3.55%
EBP 111.11 Hz

Dimensions & Mounting
Overall Diameter 474 mm
Width Across Flats 459 mm
Flange Height 14.5 mm
Depth (Excl. Flange) 176 mm
Magnet Diameter 220 mm
Chassis Shoulder Diameter 415 mm
Outer Bolt Circle x6 M8 on 456 mm PCD

Shipping Information
Nett Weight 15.50 kg / 34.17 lb
Shipping Weight 16.00 kg / 35.27 lb




2025/03/13

Precision Devices PD.1850/3



Celestion CF18VJDと比較してみよう。
最初に表示されている数値が18VJD、次に表示されている数値が1850/3である。
目立つのはMmsかな。
18VDJが265.42gと1850/3の215.2gより50g大きい。
何となくCelestionはMmsが大きい傾向がある。
こういうのは物理特性に影響するが聴感での判断とか耐久性の配慮とか。
あと、こういうホーン用はXmaxが小さめで妙にカッコいいな。

Sensitivity 97dB 98dB
Sd 1134.12cm2 1164.16 cm2
Fs 34.50Hz 33.15 Hz
Mms 265.42g 215.24g
Qms 4.573 15.42
Qes 0.332 0.24
Qts 0.309 0.24
Re 6.13Ω 5.22Ω
Vas 145.81L 203.84L
BI 32.59Tm 30.99Tm
Cms 0.08mm/N 107 µm/N
Le (at 1kHz)1.87mH 1.33 mh
Xmax 12mm 11.05mm





Quasi-butterworthで3機種を比較。
水色がQuasi-butterworthのPD.1850/3で実効容積が40.51L、チューニング周波数は53.79Hz。
赤が18VDJで58.15L、43.52Hz。
紫がPD.1850/3で90L、48Hz。
1850/3の推奨箱が90Lから220Lなので、その最小値の90Lとし、48Hzは雰囲気である。
オレンジは18VDJで135L、37Hz。
これはCelestionの推奨箱である。
やはり、18VDJの方がバスレフ向きだと言える。
1850/3の推奨箱をもう少し見てみよう。




青が220L、27Hz、緑が155L、36Hz、紫が90L、48Hzである。
155Lは90と220の中間値、チューニング周波数は雰囲気である。
220Lに入れるとサブウーファーとしてそれなりの特性になるのね。
でもさ、50Hz以下のサブは24インチに任せて、この1850/3を2発、200Lぐらいに詰め込んで100Hz~120Hzまででガンガンやるというのは魅力的ではなかろうか。





2025/03/05

Precision Devices PD.1850/3



PD.1850は現代的ホーンドライバーの代表格。
これはその三代目。
相変わらず巨大なフェライト磁気回路を背負っていらっしゃる。
重量は23kg。


初代と比較すると、Fsは30Hzから33.15Hz、BLは31.57T/Mから30.99T/Mへとあまり変わらないが、Vasは249Lから203.84Lとサスペンションが強化されていることが分かる。
なお、Xmaxはいずれも11.05mmで変化なしである。




Quasi-butterworthで3機種を比較。
水色がPD.1850/3で実効容積が40.51L、チューニング周波数は53.79Hz。
赤がTSQ1845で39.91L、46.76Hz。
緑が18DS115で22.78L、57.05Hz。
1850と115はバスレフ向きではないのは明らかだ。
TSQ1845はバスレフ用なのかホーン用なのかよく分らんが、もしかすると、こういう特性のユニットが現代的なホーンではいい味を出すのかもしれない。


General Specifications
Type Sub Bass Driver
Available Impedance 4 Ω/ 8 Ω/ 16 Ω
Nominal Diameter 18" / 457.2 mm
Voice Coil Diameter 5.0" / 127 mm
Peak Power (6 dB Crest Factor) * 3200 w (A.E.S.)
Power Rating 1 2 * 800 w (A.E.S.)
Sensitivity (1W/ 1m) * 98 dB
Frequency Range 35 Hz - 2 kHz
Resonance 33.15 Hz
Voice Coil Winding Depth 28 mm / 1.1"
Recommended Enclosure Volume 90 - 220 Litres
Flux Density 1.18 Tesla
Magnet Material Ceramic
Magnet Gap Depth 12 mm / 0.47"
Former Material Glass Fibre
Dust Dome Material Paper
Voice Coil Material Copper
Cone Material Paper
Suspension Material Fabric
Surround Material Fabric

Thiele Small Parameters
Fs 33.15 Hz
Re 5.22 Ω
Qms 15.42
Qes 0.24
Qts 0.24
Le (@ 1 kHz) 1.33 mh
Vas 203.84 litres
Mms 215.24 g
Sd 1164.16 cm2
Cms 107 µm/N
BL 30.99 T/m
Xmax 11.05 mm
Vd 1.28 litres
Ref. Efficiency 2.88%
EBP 138.12 Hz

Dimensions & Mounting
Overall Diameter 474 mm
Width Across Flats 459 mm
Flange Height 14.5 mm
Depth (Excl. Flange) 177.4 mm
Magnet Diameter 280 mm
Chassis Shoulder Diameter 415 mm
Outer Bolt Circle x6 M8 on 455 mm PCD
Inner Bolt Circle N/A

Shipping Information
Nett Weight 23 Kg / 50.70 lb.
Shipping Weight 26.3 Kg / 57.98 lb.





2025/03/03

Precision Devices PD.1845-2N



PD.1845-1Nの改良版。
1Nのパワーハンドリングを改善したとのこと。
four-layerのCCAWまでは分かるんだけど、あいかわらずinside/outsideとは一言も書いてないからどんな構造なのかよく分らん。


Mmsは250g、BL27T/mと強力なのだが、特に強烈という感じはしない。
Vasは157Lとやはり現代的な18インチらしく小さい。
JBLの大昔の2245Hは821.2Lと設計思想が全く異なる。
そのJBLは先に紹介した2288Hが106Lと驚異的な数値になっている。




Quasi-butterworth(緑線)は実効容積136.81L、チューニング周波数は35.51Hz。
赤線の-3dBだと259.15L、26.50Hz。
水色は推奨箱の110Lを示している。
チューニング周波数はフラットを意識して34Hzにしてある。

110Lというのはずいぶん小さいなと思っていたが、このユニットの紹介文に、コンパクトレフレックスとホーンロード箱向きと書いてある。
なるほど、現代では18インチでバスレフ110Lというのはコンパクトで"あり"なんだということが良く分かった。
上記のグラフの110Lの特性を見ても悪くないと思うからだ。

また、このPD.1845-2NのEBPは87.5Hzである。
この程度でも低音ホーンの大御所であるPrecision Devices社がホーンロードに使えると言っているので、あまりEBPの数値にはこだわらなくてもいいのかもしれない。



General Specifications
Type Sub Bass Driver
Available Impedance 4 / 8 / 16 Ohm
Nominal Diameter 18" / 457.2 mm
Voice Coil Diameter 4.5" / 114.3 mm
Peak Power (6 dB Crest Factor) * 7200 W (A.E.S.)
Power Rating 1 2 * 1800 W (A.E.S.)
Sensitivity (1W/ 1m) * 97.5 dB
Frequency Range 30 Hz - 1 kHz
Resonance 35 Hz
Voice Coil Winding Depth 42.00 mm / 1.65"
Recommended Enclosure Volume 110 Litres
Flux Density 0.85 Tesla
Magnet Material Neodymium
Magnet Gap Depth 15.00 mm / 0.59"
Former Material Glass Fibre
Dust Dome Material Solid Paper
Voice Coil Material Copper Clad Aluminium
Cone Material Paper
Suspension Material Poly Cotton
Surround Material M Roll Poly Cotton

Thiele Small Parameters
Fs 35 Hz
Re 5.2
Qms 13.5
Qes 0.4
Qts 0.388
Le (@ 1 kHz) 3.1 mH
Le (@10 kHz) 1.6 mH
Vas 157 Litres
Mms 250 g
Sd 1154 cm2
Cms 83 μm/N
BL 27 T/m
Xmax 18.00 mm
Vd 2.07 Litres
Ref. Efficiency 1.68 %
EBP 87.5 Hz

Dimensions & Mounting
Overall Diameter 474 mm
Width Across Flats 459 mm
Flange Height 14.5 mm
Depth (Excl. Flange) 200 mm
Magnet Diameter 150 mm
Chassis Shoulder Diameter 415 mm
Outer Bolt Circle x6 M8 on 455 mm PCD

Shipping Information
Nett Weight 10.90 kg / 24.03 lb
Shipping Weight 12.90 kg / 28.43 lb




2021/06/09

Precision Devices PD.1845-1N

 

ボイスコイルは4.5インチの"SPLIT WINDING COPPER CLAD ALUMINIUM VOICE COIL"。
この"SPLIT WINDING"というのがどんな巻き方なのか不明。
WinISDでみてみるとPD.1850系とは異なる。
ライバルはRCFのLF18N451か?




GENERAL SPECIFICATIONS
Nominal Diameter 18” / 457.2 mm
Voice Coil Diameter 4.5” / 114.3 mm
Available Impedances 4 / 8 / 16 Ohm
Power Rating 1 2 * 1500 W (A.E.S.)
Peak Power (6dB Crest Factor)* 6000 W (A.E.S.)
Sensitivity (1W – 1m)* 98.8 dB
Frequency Range 30 Hz - 1 kHz
Recommended Enclosure Volume 200 Litres
Resonance 34.1 Hz
Voice Coil Winding Depth 16.00 mm / 0.63”
Magnet Gap Depth 15.0 mm / 0.59”
Flux Density 0.92 Tesla
Magnet Material Neodymium
Magnet Weight
Voice Coil Material Copper Clad Aluminium
Former Material Glass Fibre
Dust Dome Material Solid Paper
Suspension Material Poly Cotton
Cone Material Paper
Surround Material M Roll Poly Cotton


THIELE SMALL PARAMETERS
Fs 34.1 Hz
Re 4.70 Ω
Qms 10.961
Qes 0.333
Qts 0.324
Le (@1 kHz) -
Le (@10 kHz) 1.578 mH
Vas 179.04 Litres
Mms 231.489 g
Sd 1158.12 cm2
Cms 0.094 mm/N
BL 26.424 T/m
Xmax 16.00 mm
Vd -
Ref. Efficiency 2.65%
EBP 102.40 Hz


DIMENSIONS & MOUNTING
Overall Diameter 18” / 457.2 mm
Widths Across Flats 459 mm
Flange Height 14.5 mm
Depth (Excl. Flange) TBC
Magnet Diameter TBC
Chassis Shoulder Diameter 415 mm
Outer Bolt Circle x6 M6 on 456 mm PCD
Inner Bolt Circle


SHIPPING INFORMATION
Nett Weight 10.90 kg / 24.03 lb
Shipping Weight TBC




2010/07/05

PRECISION DEVICES PD.1851

2010年の3月末に開催されたフランクフルトプロライト+サウンドショーでPRECISION DEVICES社からPD.1850の後継機種と思われるPD.1851が発表されました。

PD.1850は超強力18インチウーファーユニットの元祖的な存在。
JBLやEVのユニットが必ずしも最強最良のユニットではないことを思い知らせてくれたユニットでもあります。

PD.2150の後継機種であるPD.2151がネオジム磁気回路だったので、PD.1851もそうなると思っていたのですが、なんとなんとフェライト磁気回路。
1850と1851の差異は重さが22kgから23.8kgへ増加、Mmsも若干増加、耐入力が800Wから1000Wへ向上したことぐらいです。
あまり変更するとシステムの追加の際に問題が生じるからでしょう。
なお、ポールピースの中央の放熱孔の周囲に6つの小孔?があるのですが、これが放熱孔なのかどうかは良く分かりません。

それにしても24kg程度ならフェライトのままでも良かろうという判断は時代錯誤ではないかと。
とはいえ、PD社の4桁シリーズに比べると、JBLやEVの15インチや18インチユニットなど、まるでフォスのFE203のようなもの。
お話にならないというか、レベルが違いすぎて比較の対象にすらならない、ということです。







PD.1850と言えば、やはりspeakerplans.com
世界的に人気があるサイト。
"Plans"の設計図や"Forum"のユニークな自作スピーカーの画像や高度な話が面白いです。

そういえば、PRECISION DEVICES社と同じ英国のFane社と米国のEminence社は、同じ資本下に入っているようなことをネット上で読んだことがあります。
う~ん、FaneやEminenceの製品はまだひとつも紹介していません。
ネタがありすぎる…

最近、エレキギターとかエレキベースに興味が出てきて、どうしようかなと。
VOXのamPlugというのがあり、これを介してオーディオ装置に手軽に接続できるような気がします。
ベース用にはコンプレッサーが含まれているようですし。

コンプレッサーといえば、DCX2496はリミッターの設定ができたよね。
さらにダイナミックEQというものあり、これは帯域別のマルチバンドコンプレッサーになるのかな。

オーディオはそろそろおしまいにしたい。
もう十分な音が出ていますし、これ以上発展させるための部屋のスペースがないです。
ブログもホームページも更新の頻度を極端に落として事実上放置する方向で考えています。
ギターのブログなどを始めるかもしれません。

コメント欄がないとつまらないです。
でも、返答に困るようなコメントが多いので、これも仕方ないです。
攻撃的だし、失礼だし、しつこいし、空気読めないような奇妙なヒトがオーディオには多いです。
人格障害者なのか、平気で嘘をつくし気に入らない相手をこき下ろすようなのがいる。
こういう方は音楽を聴いてもなんにもならないような気がしますね。

変なヒトと言えば、SoundFrailの早瀬何とかっていうヒト。
ずいぶん前の話ですが、黄色いホーンのホームページにリンクして下さいとメールで申し込みがありました。
しかし、ハイエンド系がイヤだったので断ったのです。
そしたら次々とメールを送ってきて、しょうがないから最後は折れてリンクしてあげました。
ところが、しばらくしたら、相互リンクなのにこっちのは相手のリンクから外されてる。
何のことわりもなく。

メールでも変なヒトが多いです。
ホームページののんびりした語り口からか、こちらがバカ者か何かと勘違いしているような方がいます。
オーディオのことを教え諭すようなメールの文面。
機材自慢とかも。
まったく何を考えているのやら。

でも、ホームページやブログをやって面白いことも沢山ありました。
このブログについて、ロシアのBBSで「同志のブログが面白い」という書き込みがあったり。
プラスマイナスを考えると、十分にプラスです。




Nominal Diameter 46 cm (18”)
Voice Coil Diameter 127 mm (5”)
Nominal impedance 4,8 or 16 Ohms
Power Rating 1000 Watts (AES)
Sensitivity (1W/1M) 98 dB
Frequency Range 35 Hz - 2 kHz
Recommended Enclosure Volume 90-220 Litres
Displacement Limit (peak-peak) 34 mm (1.33”)
Resonance 34 Hz
Voice Coil Copper
Voice Coil Winding Depth 29 mm (1.14”)
Magnet Gap Depth 12 mm (0.453”)
Magnet Material Ceramic
Flux Density 1.18 T
Dust Dome Material paper
Suspension Material Accrylic
Cone / Surround Material Paper/HGBC

Thiele-Small Parameters
Fs 34 Hz
Re 5.4 Ohms
Qts 0.29
Qms 15.81
Qes 0.3
Vas 182 Litres
Mms 231.4 g
Sd 11506 cm2
Cms 96 μM/N
BL 31 T/m
Xmax 12 mm
Vd 1.31 Litres