2010/04/21

CIARE NDH 12-4 and 12.00NdW

NDH 12-4と12.00NdWは、CIARE社の12インチコーン型ユニット。
上の画像がNDH 12-4、下の画像が12.00NdWです。
同じメーカーの製品とは思えないほどデザインが違います。
そして、デザインだけでなく取付け穴径や取付けボルトサークル径までも異なります。







NDH 12-4は、4インチ径サンドイッチボイスコイルとネオジム磁気回路を搭載し、1kWの耐入力(AES)がある超強力ユニットです。
BL値が25.16と猛烈。
Xmaxは8mm、Air gap heightが10mm、Winding heightが21mmです。
ダブルスパイダーを備えています。
また、野外用に耐水性のあるコーンが使用されています。












12.00NdWも4インチ径サンドイッチボイスコイルとネオジム磁気回路を搭載し、耐入力(AES)が800Wあります。
12.00NdWのXmaxは5mm、Air gap heightが10mm、Winding heightが20mmです。
デザインが面白いなぁ。





NDH 12-4
Nominal Diameter 12" - 320 mm
Nominal Impendance 8 Ohm
Nominal Rdc 6 Ohm ±0,4 Ohm
Power handling (AES) (*) 500 Watt
Max Power 1000 Watt
Voice Coil Diameter 100 mm 4,00 in
S.P.L. (1w, 1m) 98 dB ±1,5 dB
Nominal Fs 54 Hz ±6 Hz
Flux Density 1,4 T ±0,08 T
Frequency Range 20-2000 Hz
Sinusoidal Test Voltage 18 V
Weight 5,7 kg
Overall Diameter 314 mm
Overall Depth 148 mm
Baffle Cut Diameter 282 mm
Mounting holes number 8
Mounting holes diameter 7 mm
Mounting bolt diameter 296 mm

Frame Material Aluminium
Voice Coil Former Fiberglass
Voice Coil Wire Aluminium
Cone Material Doped Paper
Cone Shape Exponential
Surround Material Doped Nomex ® fabric
Surround Shape Two rolls
Suspension Material Doped Nomex ® fabric
Magnet Type Neodymium
Magnet Weight 620 g

Qms 18,75
Qes 0,24
Qts 0,24
Fs 54,00 Hz
Re 6,12 Ohm
Mms 74,00 g
Cms 0,12 mm/N
Bl 25,16 T*m
Sd 530,00 cm2
Vas 46,26 liter
u0 2,89 %
XMax 8,00 mm
Le 0,73 mH
Rms 1,34 Kg/s
Efficiency Bandwidth 222,47





12.00NdW
Nominal Diameter 12" - 320 mm
Nominal Impendance 8,00 Ohm
Nominal Rdc 5,4 Ohm ±0,4 Ohm
Power handling (AES) (*) 400 Watt
Max Power 800 Watt
Voice Coil Diameter 100 mm 4 in
S.P.L. (1w, 1m) 99 dB ±1,5 dB
Nominal Fs 48 Hz ±5 Hz
Flux Density 1,15 T ±0,08 T
Frequency Range 40-4000 Hz
Weight 5,1 kg
Overall Diameter 315 mm
Overall Depth 142 mm
Baffle Cut Diameter 284 mm
Mounting holes number 8
Mounting holes diameter 7 mm
Mounting bolt diameter 295 mm

Frame Material Aluminium
Voice Coil Former Fiberglass
Voice Coil Wire Copper
Cone Material Paper
Cone Shape Exponential
Surround Material Doped Nomex ® fabric
Surround Shape Three waves
Suspension Material Doped Nomex ® fabric
Magnet Type Neodymium
Magnet Weight 580 g

Qms 9,31
Qes 0,26
Qts 0,24
Fs 48,52 Hz
Re 5,30 Ohm
Mms 59,24 g
Cms 18 m/N
Bl 19,10 T*m
Sd 551 cm2
Vas 20,21 liter
u0 3,28 %
XMax 5 mm
Le 0,5 mH





kyonkyonさんのブログが復活!
お元気そうでよかったよかった!












2010/04/15

Suntory Hall Organ Promenade Concert

サントリーホールのお昼のオルガンコンサート(無料)に行ってきました。
1曲目はJ. S. バッハのシャコンヌをブゾーニがピアノ用に編曲したものをさらに本日のオルガン奏者である伊藤順子さんがオルガン用にアレンジしたもの。
2曲目はショパンの幻想ポロネーズをやはり伊藤順子さんが編曲したもの。










もともとヴァイオリンやピアノ用の曲を持続音系の楽器であるオルガン用にしたため曲の雰囲気が変わり驚きました。
興味深く聴けましたし、楽しかったです。







席は2階C席の中ほど。
ホール全体を見渡すような感じがとても気持ちいい。
今回はステージ中央に引き出された無線コントロール鍵盤台での演奏。
巨大なパイプオルガンが世界最大のMIDI楽器のように思えました。
2階C席で聴けたホールの響きは厚みがあり素晴らしかった。
なお、ステージ上方の透明な反射板は、照明器具の上方まで引き上げられていました。










ムローバさんによるシャコンヌ。
教会の残響は心地よいです。










アナログ機材はつなぎかえての機材比べだけですが、デジタル機材は使い方のノウハウが重要。
そして、他社製品のマニュアルからでも使い方のノウハウを得ることができるます。
お金がかからず、音についての理解が深まる。

上の画像はデジタル入出力ができるYAMAHAのSPX2000
但し、AES/EBUのみでSPDIFには対応していないようです。

SPX2000のマニュアルにはリバーブについて以下のような説明があります。
"残響を付加するエフェクトです。残響は部屋の大きさや、壁の材質などによって複雑に変化します。このエフェクトを使えば、その変化をシミュレートして、さまざまな残響を創り出すことができます。
残響は初期反射音と残響音の2 種類に分けられます。初期反射音は残響のうち、最初に一度だけ壁や天井に反射して耳に届く音、残響音は初期反射音が他の壁や天井に反射を繰り返してから耳に届く音です。
SPX2000のリバーブには、初期反射音と残響音を別々にコントロールできるものと、まとめてコントロールするものの2 種類があります。"






SPX2000のマニュアルを読んでみると、このSPX2000の"REV-X"というエフェクトタイプがリバーブの主力のようです。
でも、初期反射と残響をそれぞれ制御できない。
そこで"リバーブ"というエフェクトタイプを選択(これはもしかするとモノラルなのかもしれないけれど)するとパラメータが増えます。

初期反射のパラメータは"INI. DLY(イニシャルディレイ)"。
"0.0~500.0ms、原音に対する初期反射音の遅れです。この値は残響音が発生するまでの遅れにも影響します"と説明されています。
"CONCERT HALL"ではこのイニシャルディレイは112ミリ秒となっています。

残響のパラメータの"REV TIME(リバーブタイム)"。
"0.3~99.0s、 残響音の長さです。1kHz の残響音が60dB減衰するまでの時間を表しています"と説明されています。
"CONCERT HALL"では3.4秒。

初期反射音に対する残響音の遅れは"E/R DLY"。
"原音から残響音の始まるまでの遅れは、INI.DLY+E/R DLYとなります"と説明されています。
"CONCERT HALL"では4ミリ秒。





初期反射と残響についてググッてみると、以下のような説明がありました。

"初期反射音は表現したい音場(コンサートホール、スタジアムなどの音場モード)を特徴付ける重要な要素となります。
音場の雰囲気を醸し出すのは初期反射音であり、残響音は味付けと言っても良いかもしれません。

ラージホール:初期反射音が長め、残響音が長い。
壁や天井が乱反射するように設計されているため、綺麗で密度の高い反射音になる。

スタジアム:初期反射音は、距離があるため長め。
形状は、円形など等距離の壁も多く、音が回りやすく、やや特徴のある残響音。

ルーム:初期反射音は短く、壁も少ない形状(長方形)が一般的なので、特定の周波数で共振に近い特徴の残響音。
残響音のレベルを高く、減衰を長くすると反響の大きいバスルームのような音になる。"






火山灰の雲に突っ込んだブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故についてのwikiの説明はこちらを。
エイヤフィヤットラヨークトル氷河についてはこちらを。