2019/02/26

DIY Speaker (96)



ホーンの表面側の水性パテをサンドペーパー(80番)でサクサク落としてゆきます。
そしてエポキシ樹脂を薄く塗布。
生地にエポキシ樹脂を含浸させ、生地の弾力性を奪うためです。
…と、ここまでは前回と同じでした。




しかし、エポキシ樹脂が硬化すると、なんと2431H用ホーンの外周部に異変が。
3cm程度の範囲で、それが複数個所、布が下地の水性パテから浮いたように変形しているのです。
1mm程度の隆起なので見ている分にはわからないのですが、なぞるように触るとわかります。
隆起部分は空洞になっていないため基準面がなく、サンダーで修正するのは難しそうです。
いろいろ考えたあげく、隆起部分をパテで埋めてしまってはどうかと、ホーン外周部に曲率を与えることにしました。
下の説明図の赤いラインがその曲率部分です。




2mm合板で曲率と同じガイド板を製作し、これを円周方向に徐々にスライドさせて水性パテをならしてゆきました。
思ったほど悪くない仕上がりになりました。




ちなみに、2407H用ホーンではこのような隆起は生じませんでした。
考えられる原因としては、布の張り過ぎ、表面側の水性パテの落としすぎのような気がします。
このホーン製作、ともかく地雷がいっぱいあります。
どんどん踏み抜いてガンガン進みましょう。


 

2019/02/22

DIY Speaker (95)



水で溶いた水性パテをホーンの表裏面に水性絵具用の筆で塗る作業を繰り返します。
その際、2407H用ホーンの支持部材が邪魔になったので、結合部材を4つの小さな木片を介して支持し、支持部材は取りはずしました。




今回は、表面2回塗り、裏面6回とやや手抜きです。
だいたい、1回塗っては1日乾燥させます。
最後の6回目の後の乾燥期間は3日間でした。
エポキシ樹脂を塗るため水分が残らないようにしたいのと、きちんと乾燥させるとカチカチに硬化するからです。
下の画像はエポキシ樹脂を塗布する直前の状態です。



1回目のエポキシ樹脂の塗布後の状態です。
2液を混合して作業をするため、混合液を作りすぎると無駄になります。
そして、案の定作りすぎてしまったため、エポキシ樹脂を接着剤の代わりにして第2段階の割りばしのくっつけ作業も同時に行いました。



4kモニターのすごい顔は、シャガールの絵画制作中の自画像のアップです。
自作スピーカーの製作もこのぐらい真剣に行いたいものです。