2011/04/11

DIY Speaker (29)

振動板とユニットは分離できた方が何かと便利ではなイカ。
振動板のサイズや重さを変更できるし、ユニットの数の増減で駆動力を変えることができる。
うまくやれば平面型スピーカーユニットのシステム化ができる。

3mm厚合板で蓋をした円筒はボイスコイルボビンに直付けしたい。
円筒はFRPで強化するか発泡ウレタンを充填する。
周囲の緑色の部分は発泡ウレタン。




茶色は振動板に接着した円盤状の3mm厚合板。
ボルトナットは樹脂製かアルミ製。
ポールピースに吸い寄せられないように。

ボルトナットの取付け位置は円筒の中央ではなく、円筒の縁周囲の方がいいかもしれない。
円筒のすぐ外側に複数箇所設ける。






コーラルの10DU-60Bというパッシブラジエターは中央にある硬質ウレタンの台座にウェイトをボルトで固定するようになっていた。
コインで締められるようなマイナス溝があるボルトを強く締めても強度的には不安がなかった。
これと10F-60を組合わせたシステムとは長い付き合いだった。










60cm×70cmでも、スピーカーユニットは6個ぐらいでいいかもしれない。
レンコンではなく肉抜きの穴。
24インチウーファー相当の48cm×48cmならユニットは4個。








この週末、京都に行ってきた。
妻が京都に行きたいというので地震前の予約。
おそらく桜は散っているであろうと思っていたが開花が遅れたため満開だった。




このあと舞台から何人かが落下。
幸せそうでした。






9日は嵐山。
嵯峨嵐山駅下車。
天竜寺で庭と加山又造の雲龍図を見る。
渡月橋を渡って嵐山モンキーパークで猿達と共に京都を一望する。
タクシーで仁和寺に行き、御室仁和寺駅前でうどんを食べる。
やはり関西のうどんはうまい。
仁和寺前のさのわという喫茶店でくずもちのようなものを食べた。
きぬかけの道を歩き龍安寺。
意外と狭かった石庭を見る。
そこからバスに乗ったが金閣寺には行かないよと途中で降ろされる。
しばらく歩くと金閣寺だった。
夜、烏丸通、四条通、木屋町通を歩き、めなみという店で夕食。

10日。
タクシーで三十三間堂。
清水寺へタクシーで行きうどんを食べる。
天ぷらうどん。
タクシーで下鴨神社へ行く。
参道の脇の散策路が良かった。
加茂みたらし茶屋でみたらし団子をいただく。
団子をくった後なのにのらくろという洋食屋でB定食を食べた。
タクシーで銀閣寺に行く。
哲学の道をしばらく歩いた後、タクシーで南禅寺に行く。
三門に登り水路閣を見た。
京都駅でうどんのつゆを買う。
くたくたになった。




2011/04/08

DIY Speaker (28)

放射悩(誤字ではなく)のために憂鬱な気持ちになる。
こういうときこそ許されたる無限の自由、オーディオの夢想にのめり込む。
金のかかる夢想だと、わびしくなるばかりだ。
しかし、金のかからぬ夢想なら、これはご機嫌だろう。







上の画像は背面側から見たもの。
4つの6.5インチのユニットが並んでいる。
こんなに密集しているとカッコいいのではなイカ。

灰色の部分が発泡スチロールの振動板。
大きさは42cm×42cmなので有効振動板面積は1764cm2になる。
21インチウーファーの有効振動板面積(sd)は1700cm2前後なので、ほぼ対等というわけだ。

ちなみにEV 30Wのsdは3626cm2、FOSTEXのFW800HSは4015cm2。
それぞれ一辺が60.2cm、63.4cmの正方形振動板の面積に相当する。
空気の回り込みを考えると65cm角~70cm角程度かもしれない。
6.5インチが9個でなんとかなるかもしれない。

赤色の線は内側のバッフル板を示している。
これにユニットを取り付ける。
赤い斜線で示す部分は開口穴で空気抜きだ。

左右の青い部分がダンパー部(サスペンション)。
水色はシリコンチューブ、水色の斜線がその支持部になる。
シリコンチューブの表裏面はそれぞれ発泡スチロールと支持部に貼着されている。
支持部の上下端部にはフレームにボルト留めするための細長い切込みがある。
これで支持部の上下位置を調整し、ボイスコイルのセンターが振動板の重さでズレても修正できる。
ボルトの取付け部分にワッシャを挟めば高さ方向も調整できる。

外側エッジ(サラウンド)はセーム皮のようなもので適当に作る。
両端を45度に切って継ぎ目にはバスコークのようなシール剤を裏から塗りつける。






帯状にした厚紙で直径12cm、高さ3cmの輪を作る。
輪の縁に木工用ボンドを塗り、ユニットのコーンに貼り付ける。
4つのユニットをバッフルの所定位置に取り付け、その4つの輪のもう一方の縁に木工用ボンドを塗る。
そっと発泡スチロールの振動板を載せて接着する。
この厚紙の輪はウレタンフォームの枠材になる。

発泡スチロール板にはユニットと対応する位置にあらかじめ4つの丸穴があけてある。
直径は11cmぐらい。
その丸穴からコーンの上にウレタンフォームのスプレー缶の少量の液をたらす。
30分ぐらいしてあるいは2日後、また少量たらす。
直接噴射すると量が多すぎるように思う。

周囲を先に固めてコーンや厚紙に膨張圧力がかからないようにしたい。
使いきりというかノズルが詰まるらしいのでスプレー缶は3缶ぐらい必要かもしれない。
本番前に厚紙で作ったユニットもどきをつくり、ウレタンフォームを使う練習をしておくべきだろう。

ダストキャップ(センターキャップ)は切除して、ボイスコイルボビンの頂部にアルミ板を接着する。
さらに、このアルミ板、厚紙の輪、そしてコーンの内側にグラスファイバーを配置してFRP層を形成する。
その後、ウレタンフォームを充填するのがいいかもしれない。

ウレタンフォームの硬化後、スチロール板の穴から盛り上がったウレタンフォームを削り取る。
発泡スチロールの表面を塗装するのは面倒だ。
綺麗な紙でも貼っておけばよいだろう。





うまくいかないかもしれないから安くすませたい。
Classic Pro 06LB050U、1つ2000円、4つで8000円というわけだ。
このユニットにこだわっているわけではなく、要するに安い業務用ならなんでもいい。
でもこのロクハン、音よさそうだね。
ミッドベースで遊んでみたくなる。

磁気回路の大きさはFE163EΣと対等かやや大きい。
ユニット重量がFEの2.6kgと同じだとすると4個で10.4kgだ。
このぐらいならなんとかなる。
しかし、9個になると23.4kgにもなってしまう。
軽いユニットを探さないと無理かもしれない。
しかししかし、こういうのもあるわけだから、そんなことで弱音をはいてはダメなのかもしれない。







いつ作るのかって?
うむむむむ。