2010/09/17

DIY Speaker (8)

京粘土はまだ完全に乾燥していませんが、一方が酷くひび割れてしまいました。
ネットで検索してみると、粘土をよく練らないとひび割れをしてしまうそうです。
確かに、ひび割れをおこしている方は、粘土を全く練らずにはりつけていました。






ひび割れ補修の練習でもしようかと思いましたが、ひび割れの酷い方を壊し、その内部を調べてみることにしました。
粘土をはがすと、カチカチに乾燥していた紙粘土と軽石の混合物までもが湿って柔らかくなっています。
う~む、湿気が抜けにくいというのはひび割れよりもかなり深刻。





そこで、紙粘土と軽石の混合物をやめにし、楊枝をバスケット状に並べてみました。
楊枝の両端は木工用ボンドで接着しています。





意外と手間はかかりません。
30分程度の作業です。




楊枝に京粘土を直接はりつければ、楊枝の隙間から湿気が外に逃げられる。





楊枝のほか、大きなホーンには業務用の割り箸なども使えそうな気がしています。
調べてみると、業務用の割り箸、5000本で5000円、1本1円ぐらい。
5000本の割り箸、さぞかし壮観なことでしょう。




2010/09/15

DIY Speaker (7)

スロート口のボール紙の穴の縁を保護するためにカバーをつけました。
カバーはプラ板の2枚重ね。
中央にボール紙と同じように直径38mmの穴があけてあります。
このカバーはセロテープで貼り付けてあるだけです。









紙粘土と軽石の混合物はカチカチに固まったのですが、量が足らないように思えました。
そこで、紙粘土だけをその混合物の表面に被せてゆきました。





紙粘土が乾燥した後、いよいよ京粘土(石粉粘土/stone powder clay)をその上に塗りつけてゆきます。
京粘土の厚さは、約3mmから5mmです。







仕上げには直径30mmの木の棒(画像の太い方)を使用しました。
厚紙の38mmの穴の縁と円板の120mmの穴の縁に軽く押しあて、粘土の表面が放射方向に平らになるように転がしてゆきます。
これは思いのほかうまくゆき、正確なホーン面を形成できました。
なお、円板側の縁の周囲では粘土層が薄いので、その部分を強化するために木工用ボンドを上から少量塗りました。