2011/03/09

DIY Speaker (25)

電動トリマによる加工の失敗で諦めたシステム。
暫定ウーファーは15インチ。







高さ1780mm、幅870mm、奥行き510mm。
ホーンの大きさは高さ620mm、幅870mmでALTEC MR94と略同じ大きさ。
ユニット構成としてはJBL4348に近い。








このシステムは、JBLの5671とか3731、そしてSC-414のような映画館用のシステムを手本に設計しました。
どれも横幅は30インチ(762mm)です。
ALTECのA5やA7の箱の幅も30インチ。
これはこのクラスの映画館用システムのお約束。

違うのは奥行き寸法。
5671は737mmと深いのに対して、3731は450mm。
SC-414は516mmですが、ミッドホーンの奥行き寸法はやはり450mm程度しかありません。

コーン型ドライバーを使用するこの手のミッドホーンは浅いのです。
ミッドにコンプレッションドライバーを使用する5671は深いですが、それだとスクリーン裏の設置スペースが大きくなってしまう。
そこで浅いホーンでも250Hz程度から使えるコーン型ドライバーにした。

奥行きを浅くできるというのは、家庭内にホーン型スピーカーを持ち込む場合でも有利です。
カットオフを欲張らないとホーン長を長くとることができないです。
やってごらん。
音質的にはホーン長が長いとホーンのクセが出る。
ホーン長が長いと共鳴菅として動作してしまう。

ともかくも、このシステムはこれで諦めますが、設計の段階でいろいろ学べました。
失敗は成功のもと?



2011/03/08

Suntory Hall The 536th Popular Series

読売日本交響楽団の第536回名曲シリーズのコンサートに行ってきました。





指揮は指揮ジェラール・コルステンさん。
ソプラノがエヴァ・メイさん。

曲目は、
ヴェルディ:オペラ『シチリア島の夕べの祈り』序曲
ドニゼッティ:オペラ『ドン・パスクアーレ』から「その眼差しの魔力を」
ロッシーニ:オペラ『なりゆき泥棒』から「そのときが近づく」
ヴェルディ:オペラ『椿姫』第3幕への前奏曲
ヴェルディ:オペラ『椿姫』から「不思議だわ、ああ、そは彼の人か・・・花から花へ」
ロッシーニ:オペラ『ウィリアム・テル』序曲
ロッシーニ:オペラ『ウィリアム・テル』から「暗い森」
ロッシーニ:オペラ『結婚手形』から「この喜びを聞いて下さい」
ドニゼッティ:オペラ『連隊の娘』序曲
ドニゼッティ:オペラ『連隊の娘』から「高い身分と豪勢な暮らし・・・フランス万歳!」


素晴らしいコンサートでした。
エヴァ・メイさんが歌うと、広大なホールが小さく感じられます。
凄い声量です。

歌声がとても美しい。
エヴァ・メイさんの正面あたりに座っている方々が、完全に魅了されているの分かります。
アンコールも3回と、実に盛り上がりました。
やっぱりコンサートっていいなぁ。


今回が2010年度読売日本交響楽団の名曲シリーズの年間会員の最終回でした。
1年間座った席は、P6-13。
オーケストラを俯瞰するような席でした。
嵐の夜、いろいろな方向から吹き寄せる突風のような、そんなオーケストラの躍動感を楽しめました。