2011/10/16

DIY Speaker (38)

もう一方に布を張ってみました。
今度はOKです。

伸縮布の大きさは50cmx50cmでいいと思います。
OLFAのロータリーカッターL型41Bでカットしました。

フロントバッフルの四隅の部分には3Mのスプレーのり55を塗布したため皺ができません。







紙管は木工ボンドで接着してあります。
直径75mmの紙管の位置決めのために長さ67mmの板を紙管の根元とリアバッフルの間に挟みこんであります。
直径105mmの紙管の周囲にはサランラップ(cling film)が巻いてあり、さらにその外側には薄いフェルトが巻いてあります。
サランラップ(cling film)はエポキシ樹脂が紙管にくっつかないようにするため。






この薄いフェルトは伸縮布と接触している部分だけエポキシ樹脂により固められます。
ホーンの内側から伸縮布に塗りつけたエポキシ樹脂がフェルトまで浸透するということです。





スロート口周辺も仕上がりました。
エポキシ樹脂硬化後に浮いている布は切除します。





FRPの形成作業が容易にするため仮の脚部を取付けました。
ボルトナットで固定されているため取外し可能。






各脚部は2枚のスペーサー板と1枚の脚板と2組のボルトナットから構成されています。
スペーサー板により脚板がフロントバッフルとの干渉を防止しています。




最初に伸縮布をラフに張った方の張り直しも無事完了。
だんだん慣れてきました。






このホーン形式の名前を考えないと。
何がいいかな。

円形ホーンにもかかわらず水平指向性と垂直指向性を独立して設定できるホーン。
円形ホーンは"circular horn"だよね。
水平指向性と垂直指向性は"horizontal and vertical (beamwidth) directivity"。
とりあえず"Dual Directivity Circular Horn"と命名しよう。
僕のイニシャルは"D"だしね。






 

2011/10/13

DIY Speaker (37)

木工作業が終了したのでレオタード用の伸縮する布をラフに張ってみました。
継ぎ目が目立ちますが、そういうのは改善できると思います。






上右、上左、下右、下左の4枚の布を使用しています。
分割することにより、ホーン面が曲面になってしまうことを防止しています。

それぞれの布は正方形でサイズは50cmx50cm。
ちょっと大きい。
48cmx48cmぐらいだろうか。





テーマは円形ホーンにおける複合コニカル。
あるいは円形ホーンと角型ホーンとの融合ということです。
このタイプのホーンは今迄見たことがありません。

複合コニカルを採用したのはALTEC MR94、MR94Aの音が気に入っているから。
この複合コニカルを円形ホーンに再現できたのはホーン面を伸縮性のある布で構成しているため。
これに型材を押し当てると自由な形状を形成できる。

水平方向はスロート側の急な角度のホーン面と開口側の広い角度のホーン面。
そして垂直方向はその中間の角度のホーン面。
複数のコニカル面によりホーン臭さが減少するというのは定指向性ホーンの開口部側の考え方と同じです。
ミッドベースなので定指向性ホーンのスリット部を省略したということです。

このホーンは円形ホーンにもかかわらず水平方向と垂直方向の指向性を調整できるというメリットがあります。







直径105mm、長さ500mmの紙管と直径75mm、長さ820mmの紙管を使用しています。
まだ接着しておらず、単に太い方の中に細い紙管を差し込んでいるだけ。






うまくいくように布の張り直しを何度かすることになると思います。
まだ布は10mぐらいあるのです。
買いすぎました。






円形ホーンの内部に平坦面が形成されているのです。





天板と底板はこんな形状です。
奥行き寸法は支柱部の323mmよりも3mm短い320mm。
3mmの隙間にフロントバッフル裏面の布をとめた部分がかくれるようにします。
この隙間はパテ等で埋め込んでしまう予定。