2012/06/06

DIY Speaker (61)

熱変形しない半球を探したところ、ステンレス製の半球ボンブというのを見つけました。
2500円もするので2個だけ発注。






ウーファー部の製作も開始しようととりあえずV字型バッフルからユニットを取り外しました。






Peavey社の15インチ、1508-8 ALCP Pro Riderです。
今まで挟み角度の深いV字型バッフルと背面開放という変則的な箱と組合わせていたため、本領を発揮できなかったような気がしています。
実効質量Mmsは82.5gと軽いので、JBL2220のように軽量な振動系を持った15インチウーファーの音質傾向になると思います。
ちなみに手持ちのJBL2155Hは61.69g、ALTEC3156は68gであり、2220(68.39g~70g)のように15インチとしては振動系が軽いです。
18インチサブウーファーと組合わせているため、15インチはこの手のユニットばかりになりました。

シングルウーファー用の小さめのバスレフ箱を製作し、これは新しい円形ホーン(DDCH)システムに組合わせます。
その前に黄色いホーンシステムの10インチと18インチの間に試験的に加え、9ウェイマルチアンプシステムの実験をする予定です。










2012/06/05

DIY Speaker (60)

ポリエステル樹脂の塗布作業をしました。
スロート口側は刷毛が入らないのでダイソーで購入した絵筆を使用しました。






継ぎ目が開いてしまうのを防止するために、事前にセロテープで貼り合わせておいたのですが・・・
セロテープの粘着層が溶けてしまい、継ぎ目が開いてしまいました。
しかし、これは修正できると思います。







しばらくすると・・・発泡スチロール半球による膨らみ形状がしぼんでいるように見えます。






発泡スチロール半球を取り外してみると、見事に溶けています。
おそらく樹脂硬化中の発熱によるものではないかと。





う~む。







2012/06/03

DIY Speaker (59)

円形ホーンなのにこんな形のスロート部を造り込むことができるとは。
作った本人が実はどんな形になるのかはっきりとは想像できなかった。
それが実際に目の前に現れるのが面白い。









このホーン、素晴らしい音の予感がする。
オーディオマニアはデザインを音で感じることができる。
風に吹かれたその揺られ方で自らの花の美しさを感じる植物のように。







今度はスロート口側を整えて、それからもう片方にとりかかろう。
一山越えたような気がします。
足取りは軽い。








2012/06/02

DIY Speaker (58)

あれこれ試しています。
伸縮布(フリース)の張り方がポイントのようです。
強く引っ張って張ると、布の縁が円弧状にゆがんでしまいます。
少しゆるめに、しかし均一に張ると下の画像のように張り合わせが完璧に。






バッフル板の円形の穴と半球状の発泡スチロールによって形成される曲面は女性的で優美です。
気に入りました。
このデザインは次回作もありかも。






発泡スチロールを取り外す際の貼り付きを防止するためのサランラップ(cling film)。
発泡スチロール半球をサランラップ(cling film)で覆うと小さな皺ができてしまいますが、皺の厚みがほとんどないためフリースの形状へ影響を与えません。











2012/05/31

DIY Speaker (57)

今回は左右同時進行。







裁断した生地に線などを描いておくとセンターの位置決めが容易です。







ホーン内部の音圧分布の均一性を目指しています。
ホーンの中心は音圧が高くビームが発生しやすい。
そこでスロート部の中央の音道を狭めて垂直方向へ拡散する。

スロート部からベル部への移行部分には半球状の曲面が形成される。
水平方向におけるウェーブガイドのような効果が期待できます。









均一な拡散という点では175DLHやHL88が参考になります。
やり方は違うものの目的は同じ。
オーディオの楽しみの一つ、 温故知新というところでしょうか。





2344Aや2404Hなどのダブルチークの形状の利点もJBL社のPT Progressive Transition Waveguidesに受け継がれているように思います。
今回のホーンのスロート部はJBL社のPT-H95HFホーンの形状を参考にしています。







PT-H95HFの内部構造は知らないのですが、US7936892号の下の図面はそれを暗示しています。

















2012/05/26

DIY Speaker (56)

フリースを張ってみました。
試し張りですが結構思い通りになりました。
一安心。







使用しているフリースは伸びる方向と伸びない方向があり、それら2つの方向は直交しています。
ホーンの軸線方向に伸びる方向を沿わせるのか、それとも伸びない方向を沿わせるのか。
さらに、表と裏があり、伸ばすと丸まる方向が異なります。
上の画像の狭い三角は内側に丸まっていますが、下の画像は外側に丸まっています。






このようにフリースの張り方は、生地の伸びる方向の2種類の選択と、表裏の2種類の選択があるため、全部で4通りの張り方があります。
さらに生地のカットの形状も検討する必要があります。
のんびりやりますか。





2012/05/25

DIY Speaker (55)

発泡スチロール半球を支持板に接着します。
この半球は直径200mm、高さは当然ですが100mmです。
支持板の厚さは12mm、サイズは100mmX380mm。
中央の支持板はわずかに浮かせてあり、左右の板に描いた線により左右方向の位置決めをします。
接着は木工用ボンド。






支持板の裏面側方に補強材を取り付けたため、発泡スチロール半球が干渉してしまいます。
設計時には補強材を考えていませんでした。
工作用の鋸で一部切断。







発泡スチロール半球を取り付けました。







スロート口側からのながめ。
両半球の間隙の最も狭い部分は20mmです。
これを樹脂で固めたフリースの厚みが狭めるため、最終的には15mm~16mmぐらいになるのではないかと。






うん、なかなか。






 半球の位置は、半球のセンターが側板(261mm)のスロート口側から100mm、ベル側から161mmの位置になります。


2012/05/24

DIY Speaker (54)

ベース板に立設する側板です。
厚さは12mm、サイズは220mmX261mm。
また、この側板の長辺にはそれぞれボルト穴のある2つの小片を接着してあります。
この小片により発泡スチロール半球の支持板を着脱可能に取り付けることができます。







ベース板を下にして側板を接着し、さらに側板の上端にスロート口を構成する支持板を接着。







しかし、スロート口を構成する支持板に力を加えるとしなります。
そこで、支持板の裏面側方に補強材を接着しました。









2012/05/23

DIY Speaker (53)

スロート部とベル部の結合部分を作りました。
赤色がベース板、黄色がスペーサー、青色がベル部の背板。






ベース板は厚さ12mm、サイズは380mmX380mm。
中央の穴の直径は235mm。





ベース板にスペーサーを載せた状態です。
スペーサーのサイズはベース板と同じ。
厚さは4mm、穴の直径は300mm。






ベース板とスペーサーをベル部の背板にボルトで取り付けます。
背板の厚さは12mm、サイズは570mmX865mm。
背板の中央の穴の大きさは260mm。








スペーサーによりベース板とベル部の背板の間に隙間があります。
この隙間は穴周囲に折り返されたフリースが収容されるスペースになります。

ボルトは位置決め用であり、最終的に上記の3枚の板は接着されます。
各板の穴の間の段差はパテで埋めてしまいます。















2012/05/22

DIY Speaker (52)

スロート口になるアルミ板を加工しました。
使用予定のドライバーはJBL2431Hです。
2451Hもあるため、これも接続できるようにします。






 
 P.C.D.82.5mmが2431H用、114.7mmが2451H用です。






加工したアルミ板とスペーサー板に押しあてて穴の位置決め。







スペーサー板は4mm厚のシナ合板、大きさは380mmX150mm。
中央の穴の直径は70mmです。
このスペーサーによる空間はフリースの折り返し部分が納まる予定。







穴の位置決めをしたスペーサー板を2枚の支持板と重ね穴あけ。







下の画像は裏側(支持板側)から見たところ。






2枚の支持板は何れも4mm厚、サイズは380mmX150mm。
中央の穴の直径は2枚とも44mm。
下の画像はその2枚の支持板。





灰色がアルミ板、赤色がスペーサー板。
青色の2枚が支持板。
このスロート部分の成形は最終的にパテで行う予定です。








上の画像ではアルミ板の厚さは3mm。
なるべく薄くしたかったので2mm厚に変更しました。
強度的には2mmがぎりぎりかな。








仮組み。
心配していたセンターのズレはありません。
ボルト長は20mmと25mmを用意。
使用しているのは20mm。






2012/05/14

Subscription Concert No.734 at Suntory Hall

東京都交響楽団の第734回定期演奏会に行ってきました。








指揮は小泉和裕さん。
ピアノはアンドレア・ルケシーニさん。
曲目はブラームスのピアノ協奏曲第1番とラヴェルのグフニスとクロエ。

ピアノ協奏曲はアンドレアさんのピアノが素晴らしかった。
第2楽章の深遠な美しさ。
ブラームスの情の深さが伝わってきます。
解説にあった「深い宗教的気分」が普遍的な気持ちを表しているように思えます。

「それでいいのかい?」
「それでいいのよ。」
という無言の会話を聞いたような気がしました。

おなじみのグフニスとクロエ。
第2組曲は70年代のオーディオブームの頃はどこでも頻繁に聴かれていたのでは。
豪華絢爛というより絢爛豪華。
フルートの、これはパンの神の調べなのか、実に神々しい。
素晴らしい演奏でした。

「月刊都饗」の5月号のクラシック名脇役伝(著者小宮正安さん)にはグフニスとクロエにちなんでセルゲイ・ディアギレフ(1872-1929)さんのことが紹介されていました。
以下のような面白いエピソードが掲載されています。

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「この人は何者だったのか」と問われた時、答えを出しやすい人と出しにくい人がいる。
今回の主役ディアギレフなどはまさに典型的な後者。
「バレエ・リュスの興行主」としてつとに有名だが、他にも芸術愛好家、コレクター等、その肩書きは多岐に渡る。
しかも、バレエ・リュスの興行師として華々しく活躍していた時ですら、彼が何者であるのかすぐには分かりかねたらしい。
例えばスペイン国王アルフォンソ13世(1886-1941)は、いみじくもディアギレフにこう尋ねたそうである。
「君は指揮者でもなくダンサーでもない。ピアニストというわけでもないが、一体何をしておるのかね?」
これに対するディアギレフの答えが傑作である。
「畏れながら陛下と同じです。あくせく働くことはもとより、これといったことは何一ついたしませんが、なくてはならない存在なのです。」

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この解説は続けて「ディアギレフが新作バレエ用の音楽の委嘱を行わなければ、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ラヴェルの「グフニスとクロエ」、ファリャの「三角帽子」、サティの「バラード」といった傑作は生まれず、現在のオーケストラのレパートリーは随分と寂しいものになっていたに違いない。」としています。







2012/05/10

DIY Speaker (51)

スロート口になるアルミ板です。
厚さ2mm、大きさは150mmX150mm。
中央の穴の直径は38mmです。
切断と中央の穴あけ加工は東急ハンズにお願いしました。





エキサイトの旧ブログから移転した記事はまだ80個ぐらい。
全部で500以上あるからこれは大変だ。

記事は感情的にならず、且つ、攻撃しないように(防御は可)書いているので将来的にも維持できる。
自慢話はよくない。
のちに赤面することになるためブログごと削除することになる。
資料的な価値を高める意識も必要かもしれない。
このあたりがブログを継続させてゆくコツだと思っている。

経済活動は金のやり取りだ。
インターネットは情報のやり取り。
もらった分はお返しする。
ブログを開設すればみんなが発信源になれる。
東電、日立、東芝、鹿島建設、自民党のように儲けっぱなしは困ります。










2012/04/20

Yellow Horn System

黄色いホーンシステムにDEQ2496を導入したは昨年の6月。
それまでは安価な騒音計を使用した測定環境だったため100Hz以下の特性を把握することができませんでした。
DEQ2496とECM8000による測定で右chの最低域のレスポンスが異常なほど高いことが判明。
スピーカーやアンプを取り替えてもこの傾向は変わらないので左右非対称の部屋が原因だと思います。

AUTO EQによる自動補正は何度かやり直し、今は落ちついています。
フラットな音、悪くないと思うようになりました。
このフラットな状態をパラメトリックイコライザでいじってみても、結局フラットな音に戻ってしまう。

白ホーンシステム(改造ALTECシステム)にAUTO EQを使用したときはもの足りない感じがしたのですが、これが黄色ホーンシステムだとしっくりくる。
音の厚みが十分あるのでフラットでも聴けるのかもしれません。

それからミッドベース部とウーファー部を密閉化していたのですが、これはもとのバスレフの状態に戻しました。
低域レスポンスを整えるともの足りなくなる。
スピーカーユニットが密閉向きではないからだと思います。



先ほどブルックナーの交響曲第7番をフルボリュームで鳴らしてみました。
コンサートと同じぐらいの音量。
満足しました。







Commented by johannes30w at 2012-04-20 01:49 x
ほほ~
これは聞かせてもらわなくちゃいけませんね

Commented by kiirojbl at 2012-04-20 09:04 x
お近くにいらっしゃったときはよろしくお願いします。
ところでヨハネスさんは自動補正は試されましたか?

Commented by johannes30w at 2012-04-22 01:16 x
自動補正?
試してないな~

Commented by kiirojbl at 2012-04-22 04:58 x
自動補正をするとボーカルとかはダメになりますけど、オーケストラは改善されるように思います。
メモリできるのでそれほど問題はないですし、もしかすると測定マイクの個性によっても音が変わるとか、面白いこともあるかもしれません。



2012/04/17

DIY Speaker (50)

図面はできました。
でもDIYオーディオは渦巻く混沌。
うまくいくとは限らない。
スリリングです。





左側は水平方向、右側が垂直方向のホーン壁面を示しています。
なお、左側の破線は垂直方向のホーン壁面を参考として示したもの。
DDCHなので2つのホーン壁面が共存し、かつ、滑らかに連続します。







ユザワヤの通販で入手した発泡スチロール製の半球体。
直径20cm。





東急ハンズにカットをお願いしました。



2012/04/12

Subscription Concert No.732 at Suntory Hall

東京都交響楽団の第732回定期演奏会に行ってきました。






指揮はエリアフ・インバルさん。
ピアノは児玉桃さん。
曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲第8番「リュッツォウ」とブルックナーの交響曲第7番。

ピアノ協奏曲はピアノとヴァイオリンの音色が溶け合い、とても美しい演奏でした。
深く豊かな響きも良かった。
モーツァルト聴いちゃったなぁ~という満足感。

いよいよブルックナー。
最初はなんとなく固い印象。
こちらが緊張していたせいもあるかもしれません。
しかし、第3楽章になるとこれは素晴らしかった。
曲が途中で途切れる部分がありますが、聴衆全員が息を凝らして聴き入っているのか、恐ろしいほどの静寂。
都饗会員はマナーがよいらしいのですが、これ程の静寂は初めてでした。
第4楽章はもう圧倒されて、ひたすら感激。
ともかく凄い演奏でした。
ワーグナーテューバも見事。
それから低音を支えたコントラバス、チェロも良かった。
第7番、楽しみにしていた甲斐がありました。

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コンサートに行くとその交響楽団の月刊誌を渡されます。
「月刊都饗」の4月号、インバルさんがマーラーについて語っている記事がありました。
以下、その抜粋。

「とても面白いことに、マーラーの交響曲は全作品でひとつのまとまりになっていて、それはマーラーの人生そのもの、と言えるのです。彼は交響曲で人生を語っているのですよ。」

「全人生がひとつの小説だとすれば、マーラーの各交響曲は小説の一章ですね。しかしいずれもそれぞれひとつの宇宙をなしており、それもまた人生なのです。」

「マー ラーの交響曲には、彼の"さすらう若者の歌"や"少年の不思議な角笛"といったリートが関連して、その主題が使われたりと共通点が多いですね。ですから、 マーラーの前半の交響曲を"角笛交響曲"とか"リート交響曲"と呼んだりしますが、大きく分けると交響曲第5番までがひとつの区切りでしょう。6番以降は 新たな局面を迎え、音楽のスタイルも創造性も変わります。」

「交響曲第1番巨人は、まさに革命です。ここから現代の音楽が始まったと言え ます。フォルクローレの使い方といい、人生の美しさばかりか醜さ、痛みといった人が避けがたいものまで、すべてを表現しています。新しい音楽スタイルや オーケストレーション、私は初めてこの曲を聴いた時の驚き、まったく未聴の世界がひらけてゆく驚きを今でもよく覚えています。」

「第1楽 章は自然の美、夢、郷愁、自然、愛が表現されています。第2楽章ではプロテストとアイロニーが描かれ、ここでマーラーの人生や理想へのシニカルな態度が表 現されています。第3楽章の中間部など、もう信じられない美しさですね。オーボエの旋律に対してトランペットが嘆きを訴えるところなど、片方の目で笑い、 もう片方の目で泣くといった、嘆きと同時に希望がある。そして終楽章、マーラーの場合だいたいそうなんですが、これは世界の終焉ですね。しかしここでは楽 観主義による勝利が到来します。希望があるのです。」

「この交響曲第1番にはすべてがある。こんなものを書いたらもうこれ以上のものは書けない、と思うのですが、彼は次の交響曲第2番でさらに素晴らしい宇宙、新世界を創造したのです。」

「交 響曲第2番復活にもすべてがあるのです。第1楽章は死者へのセレモニー、素晴らしい葬送行進曲ですね。第2楽章は最も美しい郷愁とロマンティックな表現。 不気味な悪夢を表現した第3楽章のスケルツォに続いて、次の第4楽章原光から希望が、人の希求する理想がうたわれ、そして終楽章では世界の終末との戦い。 そこへ天の救済が現れるというわけです。」

「これが交響曲第3番になりますと、各楽章に希望と美、宇宙の理想的創造が描かれているのです。それぞれの楽章にあるのは、自然や動物、愛への賛歌であり、人生のすべてが深く内包されている。」

「そ して交響曲第4番は、マーラーがしばしば描いた天国と地上、あるいは希望と悪意の狭間といったものを聴くことができるでしょう。第2楽章ではその悪意の醜 さも覗かせますが、次の第3楽章では再び郷愁や心の痛みが信じがたい美しさで表現されていて、これ以上の美は想像できないほどですね。そして第4楽章では また天上の生活、理想的な美しさで終わるというわけです。」

「交響曲第5番は、また新しい宇宙です。マーラーは決してくり返さないので す。各交響曲とも新たな世界として解釈されねばなりませんが、同時にそれら全体でひとつの人生であるということ、マーラーは常に理想への変容を探し求めて いるのです。テーマは愛、醜さ、希望といった同じものですが、それらが常に異なる表現をされているのです。」

「この5番では、第1楽章が 再び巨大な葬送行進曲。第2楽章では前楽章の素材もあちこちで使われ関連づけられ、第3楽章のスケルツォではこれまた人間と悪魔の戦い。第4楽章では不気 味な悪夢、人間の影の部分も表現され、終楽章は疑問符つきの楽観主義への皮肉。一種の勝利が表現されても、そこには疑問符がついているのです。マーラーは 第4楽章の天上の愛のテーマを第5楽章で風刺的に使っているのです。悪魔が愛の妥当性を問いかけるようにね。こうしてマーラーは悪魔的な性格から天上的な 性格まで、人生のすべての観点を音楽で表現しているのです。これは他の作曲家にみられないマーラー独自の凄さなのです。」

なお、第6番悲劇的以降はまたの機会にと、この記事には書かれておりました。



2012/04/09

DIY Speaker (49)

暖かくなってきたのでそろそろ再開しようと思っています。
設計は最終段階ですが、やや迷いがあります。
伸縮性の高いフリース生地と発泡スチロールの半球を発注。







対向する半球状のスロート部を備えています。






PT Progressive Transition WaveguidesのJBL PD5200/95
こんな具合に作ってみたいと。