2015/11/08

JBL VTX Series V20 & S25 (4)




2014年の4月の記事、VTX-V20がそのままになっていました。
う~ん、何を書こうと思っていたんだっけ…
とりあえず、以下の3つの記事の続編です。

JBL VTX Series V20 & S25
JBL VTX Series V20 & S25 (2)
JBL VTX Series V20 & S25 (3)

V20の一番の話題は新型ドライバーだったので、この話題からリハビリがてら書いてみましょう。
この新しいドライバー、D2 D2415Kといいます。
D2430Kの小型版。



放熱板がなかなか精悍です。
V20のSpec Sheetには、"High Frequency: Three 2415K D2 Dual Diaphragm Dual Voice Coil
Compression Driver; two 38 mm (1.5 in) dia. voice coils; 21 mm (0.8 in) exit"と記載されています。
ボイスコイル径が38mmというのはなじみがありますが、スロート口の直径が21mmというのは、見なれないというか。
まあ、ホーンは自作するからどうでもいいけど。



これでD2シリーズは2機種。
ハイ側はこれで鉄壁。

4インチダイアフラムは高域側が今ひとつ。
それで黄色いホーンシステムでは4kHz以上を2431Hに任せています。
この2431Hがいい仕事をするのですよ。

次世代システムでは、この2431HがD2430Kになるわけです。
さらに、そのD2430Kの上をこのD2415Kが受持つ!
ふ、ふ、ふ、ふ、ふ。






ふふふ、というからこのがぞうではなく、まちうけがめんのかべがみをつくってみた。
1136ぴくせるのがぞう、けっこうおおきいよね。
こんなもんのぞかれたら、しゃかいてきにしぬかも。


2015/11/05

JBL 4367 Studio Monitor



10月15日、米国ダラスで開催されたオーディオ機器などの展示会"CEDIA EXPO 2015"でJBL 4367 Studio Monitorが発表されました。
M2 Master Reference Monitor直系、久々のモニターグレードのスピーカーシステムです。
伝統あるJBLモニターの雰囲気が漂い、これはなかなかカッコいいですね。





スペックは以下のとおり。

4367
15" 2-way Studio Monitor Loudspeaker

Specs
Features:
15" (380mm) low-frequency transducer for low-distortion, natural sound

Extremely smooth and wide frequency response

High-Definition Imaging (HDI™) horn technology

Frequency Response:
30Hz – 40kHz

Speaker Configuration:
3" (75mm) D2 2430K dual compression (U.S. patent no. 8280091) with High-Definition Imaging (HDI™) waveguide horn (U.S. patents pending)

15" (380mm) 2216Nd-1 Differential Drive® woofer (U.S. patent nos. 5664023, 5748760, 6768804, 6847726, 6774510)

Power Handling:
300 watts RMS

Sensitivity 1W @ 1m:
94dB

Nominal Impedance:
6 Ohms

Dimensions (H x W x D):
37-1/16" x 22-1/16" x 16-3/4" (941 mm x 560 mm x 425 mm)

Weight:
135 lb (61.2 kg)



黒っぽい仕上げのもあります。
AV用なのかな。







ホーンは、High-Definition Imaging (HDI™) waveguide hornというそうです。
M2のホーンと比べるとスロート奥の左右の突出がなくなっています。






ドライバーはD2 D2430K、ウーファーは2216Nd-1。
M2と同様の構成ですが、ウーファーは新しいスパイダーを採用しサラウンドのトリートメントを変更したそうです。
家庭内での音量に合わせて手直しをしたのでしょう。










この2216というのは、本当に美しいというか、精悍なデザインのウーファーですね。
萌えますというか、2216蕩れ~
M2との大きな違いは、ネットワークを内蔵していることです。
そのアッテネーターはHFとUHFとに分離しています。
2ウェイなんだけど3ウェイと同等の調整ができます、というのはうれしいですね。
なお、Lansing Heritage Forumに、4367のネットワークの設計がグレッグさんの最後の仕事のようだというようなことが書いてありました。





悲しいのはお値段。
ペアで15000ドルだそうです。
日本では1本80万円。
このさきオーディオ世代はだんだん収入が少なくなっていくし、このデフレのご時世に、ちと高すぎはしませんか。







D2430K蕩れ~なんて、今ごろなに言ってるのよ、阿良々木くん。








2015/08/29

DIY Speaker (80)


2日ほど水性パテを乾燥させ、とうとう緊張の一瞬が訪れてしまいました。
塩ビ管の引き抜き作業です。
最初に塩ビ管にコピー用紙をとめていた粘着テープを剥がします。
そしてスロート口側からドライバーとハンマーでスロート口に嵌まり込んでいる塩ビ管を軽くコンコンと叩き出します。




おおっ!うまくいった!!
塩ビ管だけをするりと抜くことができました。
コピー用紙は裏面が塩ビ管と接しているために塩ビ管とは貼りつきません。




コピー用紙の表面はサランラップに覆われています。
サランラップに水性パテは貼り付くことができません。
コピー用紙とサランラップをそおっと押しつぶしてゆきます。




いやっほう!!!
計画通りにプラグの表面を形成することができました。
今後は、プラグの側面部分にはみ出している水性パテを削って、プラグを形成する作業になります。
この作業は何度でもやり直しがきくので気が楽です。

あとは、既存のやり方で作業を進行できます。
ようやく完成のめどがたちました。




2015/08/27

DIY Speaker (79)



スロート周囲の造形作業に入りました。
直径38mmの塩ビ管の周囲にコピー用紙を巻き、その上からサランラップを巻きました。
塩ビ管に直接サランラップを巻くと塩ビ管にサランラップが貼り付いて塩ビ管がはずれなくなると予想したからです。
なお、コピー用紙の上端は粘着テープで塩ビ管に固定されています。
そうしないとコピー用紙の筒が簡単に抜け落ちてしまうかです。




塩ビ管とプラグの間には下の画像のような隙間があります。
これを水性パテで埋めます。




水性パテを隙間に塗りこんだ状態です。
細い糸は塩ビ管の位置決め用。
パイプの下端はスロート口に嵌まり込んでいますが、パイプの上部がやや動いてしまうためです。




2015/05/26

SEIKO SUPERIOR DIVER'S WATCH SRP313J1



ムーブメントが4R36になった新しいモンスター、SRP313J1を購入しました。
4R36を搭載しているモンスターは、SRP307、309、311、313、315があります。
どれも個性的で選ぶのは結構迷いました。




SRP313J1はウレタンベルトが付属してきました。
レーブという業者からAmazon経由で購入。
26300円でした。




オレンジモンスターのステンレスベルトを装着してみました。




オレンジモンスターとの違いはあまりありません。
SRP313J1の秒針目盛りの部分はグレーです。




最近、国内用のPROSPECシリーズにSBDC023と025が加わりました。
これらはムーブメントが6R15だそうです。
曜日表示がなくなり、日付表示にレンズがつきました。
定価は驚きの6万円。





2015/05/20

GUSTAV MAHLER SYMPHONY No. 6



マーラーの交響曲、第5番のあとご無沙汰しております。
その後、6、7、8、3、10番などを聴いておりましたが、どうも6番のことをブログに書くのが億劫になってしまい、そのままになっておりました。

さあ、この6番、wikiによると
"マーラーがシュペヒトに宛てた手紙には、「僕の第6は、聴く者に謎を突きつけるだろう。この謎解きには、僕の第1から第5までを受け入れ、それを完全に消化した世代だけが挑戦できるのだ」と書いている。"のだそうです。
ということで、これはマーラー自身の謎掛けなのでしょうか?
要するに6番には何か意図があると。
そこでネットで検索をかけてみるとどうやら宗教のことを扱っているという意見が多いように思います。

宗教とクラシック音楽は切っても切れない間柄ですが、残念ながら宗教のことはよく分かりません。
分からないというより、宗教的な体験をする機会がなく無縁なのでした。
唯一、結婚式のときに、生涯あなたは妻を愛しますか等々、神父さんから質問されたことがそうした体験になるかと思います。
そのときは、神さまとそんな大層な約束をしても大丈夫なのでしょうか?と神父さんに聞き返したくなりました。
もっとも信仰心のない者が突然約束を立てたとしても相手にされていないようにも思いましたが。
アメリカにいたとき、アメリカでは離婚が多いようなのですが、結婚式のときの神さまとの約束はどうなるのでしょうか?ということを、たまに教会に行くよという人に尋ねたことがあります。
答えは、神はそれもお許しになられます、ということでした。
なるほど。

というわけで6番については、本当のところは何も分からないとは思うのですが、せっかくのマーラーさんの謎掛けなので分からないなりに考えてみました。

グスタフ・マーラーさんは1860年7月7日生まれ、1911年5月18日にお亡くなりになります。
主にオーストリアのウィーンで活躍しました。
1860年生まれですから100歳ほど年下になり、なんとなく親近感が湧きます。
100年って、区切りがいいではないですか。

6番は1904年に書き上げたそうです。
このときマーラーは44歳です。
1904年のウィーンはどんな感じだったのでしょう。
第一次世界大戦が1914年に始まったので、その10年前ということです。
wikiによると、当時、オーストリア=ハンガリー帝国では、複雑な民族問題があり、9言語を話す16の主要な民族グループ、および5つの主な宗教が混在していたそうです。
そしてサラエボ事件(1914年6月28日)が起こってしまった。

5つの宗教が混在していたことから、6番の4楽章のハンマーの打撃回数が当初5回で計画されていたことを連想します。
この5つの宗教がどの宗教なのかはwikiに表記されていないので特定できません。
一般的に宗教と言えばキリスト教、イスラム教、仏教の3つだと思います。
5大宗教ならば、さらにヒンドゥー教とユダヤ教を加えることになるのでしょう。

マーラーさんの両親はユダヤ人でした。
しかし、マーラーさんは才覚のある人なので神さまに頼らなくても大丈夫な人だったのではないかと。
とは言え、交響曲第1番の巨人は、巨漢ゴリアテだったのだろうとは思っています。
古代ユダ王国の建国の父、羊飼いの若者であるダビデが主人公というわけです。
ジャン・パウルの小説「巨人」に由来するそうですが、そうとでも言わないとまずかったのでしょう。
当時、1番は不評だったそうですが、音楽的な斬新さが原因だったというより、聴衆がユダヤ教を連想したからではなかったのかと。
マーラー自身、巨人の標題は"誤解"を生む可能性があると認めています。
そして、音楽的成功を優先させるためだったのか、2番のタイトルをキリストの"復活"にしたのもそういう影響があるのだと思っています。

ちなみに1897年、37歳のときにユダヤ教からローマカトリックに改宗しています。
この改宗はウィーン宮廷歌劇場の芸術監督になるためだったそうです。
対立するグループの一方から他方へ移るわけですから、相当困難な状況に置かれたことでしょう。
こうした場合、両グループに対する怨恨は深いものになります。

マーラーさんが、自身の信仰の対象としてキリスト教とユダヤ教をどのようにとらえていたのかは誰にも分かりません。
しかし、作曲という創作の場においては、かなり客観的に捉えていたように思えます。
創作のやり方としては、従来の考え方をベースにした創作と、従来の考え方を採用せず、他の考え方をベースにする創作の2種類があります。
マーラーの場合、キリスト教ベースの作曲を、たとえばユダヤ教ベースにするのはどうだろうかと、そんな風に考えたのではないでしょうか。
大地の歌などは、キリスト教文化でなくても他の文化でも西洋音楽の伝統に則った音楽を構築できるとする実証実験だったように思えます。
このやり方が、どんどん進んで現代音楽が生まれてゆくことになったように思えます。

6番の話に戻しましょう。
6番というとベートーヴェンの田園が有名です。
マーラーは田園が好きだったのではないでしょうか。
巨人の第4楽章と田園の第4楽章、続けて聴くと面白いです。
マーラーはこの荒れ狂うパワフルな表現を最初の大曲である巨人でやってみたかったのではなかろうか。
そして田園は標題音楽の代表格。
デリケートな宗教のことを扱うので標題を付す訳にはいかず、"謎解き"というか標題を聴衆に解読するよう求めたのではないでしょうか。
という訳でマーラーの6番は"無標題による標題音楽"に挑戦したのではないかと。


聴いてみた6番は以下の通り。
Herbert von Karajan - Berlin Philharmonic 1978
Klaus Tennstedt - London Philharmonic Orchestra 1983
Leonard Bernstein - New York Philharmonic 1967
Leonard Bernstein - Vienna Philharmonic 1988
Pierre Boulez - Vienna Philharmonic 1994
Giuseppe Sinopoli - Philharmonia Orchestra 1986
Riccardo Chailly - Amsterdam Concertgebouw Orchestra 1989
Claudio Abbado - Berlin Philharmonic 2004
Lorin Maazel - Vienna Philharmonic 1983
Saimon Rattle - City of Birmingham Orchestra 1989
Esa-Pekka Salonen - Philharmonia Orchestra 2009
Rafael Kubelik - Bavarian Radio Symphony
Georg Solti - Chicago Symphony Orchestra
Eliahu Inbal - Radio-Sinfonie-Orchester Frankfurt 1986
Zubin Mehta - Israel Philharmonic Orchestra 1995
Sir Jhon Barbirolli - New Philharmonia Orchestra 1967


ええっと、2楽章と3楽章の演奏の順番についてはアンダンテ-スケルツォの順が良いと思います。
だって、1楽章のあとがスケルツォというのはうっとうしいです。
各楽章のタイトルというか印象は以下の通り。

第1楽章は「宗教が持つ不寛容と排撃性。そうした宗教と対照的な人々の慈愛や家族愛。」を描いていると。
出だしの不寛容な雰囲気はマーラーらしからぬ近接戦闘状態であり、なんというか悪役の提示のような感じを受けます。
第2楽章は「原始というか原初の宗教の姿。羊の群れを美しい泉へ誘導する牛飼い。」
これをカウベル等で表現しているように思います。
マーラーさんは、夏期に作曲小屋(複数あり)にこもって作曲するわけですが、この作曲小屋のほとんどがオーストリアの美しい湖の近くにあります。
朝靄の立ちこめる湖から朝日が昇るのを見て、何を思ったのでしょうか。
第3楽章は「宗教関係者のおろかな姿。」
20世紀ですからすでに神は死んでおり、主不在の状態での他者否定と幼稚な自己完結、あとは利権がらみの腐敗が宗教関係者の間ですすんでいたのではないでしょうか。
第4楽章は「マーラーの夢の王国において裁かれるキリスト教とユダヤ教。」
本来裁かれるはずもない宗教であるが、4楽章の最初の部分は幻想的な王国の出現を感じさせます。
第1楽章や第3楽章で描かれるような2つの宗教のあり方に鉄槌(ハンマー)を下したのではないかと。

う~む、ちょっと無理があるか。
でもなぁ、当時のウィーンにおける反ユダヤ主義は相当苛烈だったのではなかろうかとも思います。
もっと広げて考えるなら、2つのハンマーは宗教と民族紛争の2つを意味していたのかもしれません。
あるいは、そうした紛争を引き起こす人々の心のありようを批判したものかもしれません。

レナード バーンスタインはアルマの回想に基づいて3度ハンマーを打たせる演奏をしていますが、3つ目はイスラム教のつもりだったのかもしれません。
バーンスタインさんはユダヤ系アメリカ人であり、めずらしくユダヤ系であることを隠さなかった人です。
この手の改変、相当な思い入れというか深い考えがなければやらないでしょう。
作曲家だもんね。

とまあ、ごちゃごちゃと書いてみましたがとりとめもない。
だいたい、今年は冥王星の画像が見られる、なんてことを楽しみにしている人間が宗教を扱っているとされる音楽を語るなんて無理があるもの。
しかし、黄色いホーンシステムとマーラーは相性がいいんだ。
そして、あれこれ考えなくても、マーラーは素晴らしいのです。








2015/04/15

YAMAHA CP4 STAGE



子供がピアノタッチの鍵盤が欲しいと言うのでヤマハのCP4ステージを2月の半ばに購入しました。
ちょうど大学の期末試験の最中だったので、留年しなければ買ってあげます、ということに。
もちろん、MOX6は手元に戻ってくるし、MP9500があるにもかかわらずCP4も入手できちゃう理由ができてこっちが大喜び。




フットコントローラーのFC7のセットでサウンドハウスで20万円ぐらいでした。
タッチはいいし、何よりCFXの音が凄いです。




ITOMASAのAE(ブラック)高低自在椅子というのも購入。
Amazonで8430円でした。




CP4の購入時、ヤマハがシンセ40周年記念のキャンペーンをやっており、CP4の譜面台も無料で入手できました。
その40年の歩みをカタログのダウンロードで追うことができます。
ダウンロードしたカタログを眺めると懐かしい機種がいっぱい。




GX-1(上の画像)と組合わせるスピーカーシステムTX-Ⅱを発見。
ジュラルミンドーム付の15インチ搭載。
懐かしい大型フロア。
なかなか、なかなかですなぁ。





2015/04/12

Noritake Islay cup and saucer



飯碗を買い足そうと、日本橋の高島屋へ。
緑色の小さな梟が描かれている香蘭社の飯碗は製造中止らしく、ここにもありませんでした。
結局、香蘭社の黄色い飯碗を5つ購入。
香蘭社のコーナーの隣にノリタケのコーナーがあり、そちらをのぞくと金色に輝くカップが。
まぶしいっ!




アイラシリーズのカップアンドソーサー。
コーヒーと紅茶の兼用型。
定価は5400円。
1客だけ購入。




描かれている植物は、ええっと、よく分かりません。
ブルーオニオンの絵柄のような妙な感じを受けます。




カップの直径は87mm、高さは76mm。
容量は250ccだそうです。




皿の直径は15cm、高さは22mm。
ノリタケの説明によると「ISLAY(アイラ)とは、スコットランドにある島、アイラ島からとったものです。
アイラ島はモルトウイスキーの産地として有名で、自然が多く残る美しい島です。
黄金色に輝くモルトウイスキーの様と、落ち着きのあるオータムカラーが似ていること、また、ウイスキーが大地からの恵みを大いに受けて作られていることから、アイラと名づけました。」





生産地はスリランカ。
材質はノリタケボーンチャイナだそうです。




ところで香蘭社のルリ金彩葡萄のカップでコーヒーを飲むと何故か織田信長になったような気分になる、と書きました。
その後、不思議に思って色々調べてみると、どうやら葡萄の葉っぱが織田家紋を連想させているような。
視覚的な記憶と連想ってあいまいで取り留めがないなぁ。




2015/03/31

DIY Speaker (78)



背面側にパテを厚塗りして強度を稼ぐことにしました。
背面側のエポキシ樹脂に水性パテがよくくっつくように、エポキシ樹脂の表面を400番のサンドペーパーで荒らしました。
さらに、割箸を4等分したものを多数、接着剤で貼り付けました。
そして、水で溶いてどろどろにした穴埋めパテで下地を作りました。

この段階でホーンの表面を軽く叩くと、コンコンという音からコツコツという音に変化しました。
割箸の強度など知れたものなのですが、非常に効果があるようです。
理由はよく分かりません。




この上からセメダインの室内かべ補修用のかべパテを塗りつけていったのですが、乾燥するとヒビが沢山できてしまいました。
剥がそうにもしっかりくっついていて剥がせません。
仕方がないので、さらに1週間以上乾燥させてから、穴埋めパテをヒビのひとつひとつに塗りこんでいきました。
さらに1週間以上乾燥させ、水で溶いてどろどろにした穴埋めパテをその上から何度も塗りました。




なんだか汚い仕上がりになってしまいました。
取り付け穴も埋まっています。
PROXXONのミニルーターで形を整えます。




うまくいきました。
背面を固めることができたので、今度は スロート周囲です。
このスロート周囲は、ピンクの生地がプラグ板の表面に密着していないため、この生地をプラグ板表面から取り除かなければなりません。
プラグ板はスロート穴から3mm程度セットバックして立設されているからです。
スロート穴の周囲の生地には樹脂を含浸させていません。




最初にスロート穴周囲の生地を剥がしてゆきます。
スロート穴の内壁部分は樹脂で固着させてあります。
これをカッターで丁寧に剥がしてゆきます。




山場です。
生地の弾力が生きていればアウトだからです。
なんとか生地の除去に成功しました。

今度はホーンの内側からプラグ板の部分の生地を取り除きます。
カッターでは生地をうまく切除できませんでしたが、スイスアーミーナイフのはさみを使うと簡単に切除できました。




生地を切除すると、水で溶いてどろどろにした穴埋めパテがこの隙間に部分的に侵入していたことが分かります。
注射器のようなものでこの隙間にパテを充填することも考えたのですが、注射器の針穴をどろどろのパテが通過できるのか、また、注射器はどこで買えばいいのか分からなかったので、生地を取り除くという方法を採ったわけです。




 次は、この生地の切除部を樹脂で固め、いよいよプラグ部分の成形作業に取り掛かる予定です。






2015/03/26

Koransha Sapphire with gold grapes cup and saucer



香蘭社の飯碗を買い足そうと同社のサイトを訪れると、どうやら製造中止になっているようです。
なんだ、という訳であちこち見ていると、このコーヒーカップが目に留まりました。
ルリ金彩葡萄コーヒーカップ&ソーサーという名前。




8640円はちょっと高いのではないか?と思いつつ、さらに同サイトを彷徨っていると、今度は同じ絵柄の花瓶を見つけました。
花瓶の方は7560円。
ところがこの花瓶、在庫はあと1つなんて表示されています。
売れてしまうと困るなぁと思い、このカップアンドソーサーと花瓶を一つずつ購入しました。




カップの直径は87mm、高さが85mm。
カップの形、高台や取っ手の大きさもバランスがとれているように思います。
艶消しの金縁、高台にも艶消しの子持ちラインがあり、葡萄の葉っぱも艶消しの金です。




カップの内側も高台裏も同じ白色です。
この白色、少し青みがかっているような。




ソーサーの直径は15.5cm。高さが21mm。
このカップでコーヒーを飲んだりすると、織田信長になったような気がします。
何故だろ?




このカップアンドソーサーと花瓶、なんとなくデザインが異なるような印象があります。
よくよく見てみると葡萄の葉の葉脈の表現が異なる。
カップアンドソーサーのはピッカピカですが、花瓶のは艶消しなのです。
う~む。







2015/03/25

Watch Ranking 2014



このブログの記事別ページビューのベスト10です。
人気の腕時計をこのページビューのランキング順にご紹介。





栄えある最高位はORIENT BAMBINO SER2400CN0
コンセプトをそのまま大切にしてデザインしたのがよかった。
アンティークの腕時計は5振動だそうですが、これは6振動。
ヨハネスさんがこれをいきなり耳に当てたときは、おおっと思いました。
次回作は日付表示なし、手巻きオンリーで是非。




2位はSEIKO Chronograph Perpetual SPC129P1
日付を含めてすべてが指針式表示というのがよかった。
ボタン操作で年月日表示のカレンダーハンドがスッと動くのが楽しいです。
また、手間要らずのパーペチュアル カレンダーはクォーツならでは。
ブログに掲載していませんが、所有しているクォーツでも不正確なものがあります。
クォーツでも狂うのか、と初めて知りました。
wikiなどで調べてみるとクォーツだから正確というのではなく、温度特性等で誤差が生じるのでそれを補償するディバイスが必要だそうです。
国産クォーツムーブメントの完成度の高さを知ると、クォーツだから味がないなどと軽はずみなことは言えないのでは。




3位はORIENT BAMBINO FER24003W0
またしてもバンビーノです。
ゴールド調のデザインはなんとなく避けてきたのですが、これで考えが変わりました。
上品な雰囲気が楽しめます。




4位はSEIKO Chronograph Alarm Aviator SNAB71P1
個性的なボタン回りのデザインが素晴らしいです。
ホワイトダイヤルということもあり、ゴツイけど精密感があります。
そこはかとなくクラシックな雰囲気が漂うのもなかなか。




5位はSEIKO Neo Classic Chronograph Perpetual SPC131P1
SPC129P1はギヨシェ文字盤、そしてSPC131P1がブレゲ数字と、アブラアム ルイ ブレゲへの敬意が感じられます。
伝統のデザインを持つ究極の機械式時計をクォーツで作ってみようという設計者の意気込みが伝わってきます。




6位はSEIKO Mechanical 5SPORTS SARZ007
続く7位はSEIKO Superior Automatic SSA001J1
いずれも手巻きとハック可能な4R36という新型のムーブメントを搭載しています。
また、いずれも個性的なデザインでなかなか美しいです。
しかし、バンビーノ軍団に敗退してしまいました。
おそらく機械式時計ならではのデザインを意識したかどうかという差ではないかと。





以上です。
記事別ページビューは10位までしか表示されないので、11位以下がどうなっているのか分かりません。
それにしてもダイバーズウオッチが1機種もランクインしなかったのが不思議です。
ダイバーズ、好きなんだけどなぁ…




トップなのに番外:

オーディオブログだったのですが、ダントツの1位はオートバイ記事でした。
このMT-07の記事、間違っているというか予想がはずれたところがあります。
排気側のカムシャフト端にくっついているのはオートデコンプ用のガバナーでした。
別冊モーターサイクリストの2014年11月号のMT-09とMT-07の記事(P43)にオートデコンブのことが書いてありました。
MT-07が面白そうなので購入しようかと20年ぶりぐらいにオートバイ雑誌をいろいろ買ったのです。
しかし、初心者用とか旧車風などと紹介されており、すっかり興が冷めてしまいました。

今年は、MT-07のエンジンでオフロードタイプ?が発売されるとか。
上記の雑誌のP146にそのような記載がありました。



Label: Watch