2022/06/08

AKG K701 with Behringer DEQ2496



#1と#10の2つの素子は広範囲の帯域をチルト(傾斜)させるための素子である。
#1は低域側、#10は高域側である。
簡単に全体的なバランスを調整できる。
画像は、#1を+3dBとし、#10を-3dBとした場合を示している。




Q値はいずれも5oct(オクターブ)になっている。
20Hzから20000Hzは約10オクターブだ。
20Hzの5オクターブ上は、20Hz-40Hz-80Hz-160Hz-320Hz-640Hzなので640Hzである。
20000Hzの5オクターブ下は、20000Hz-10000Hz-5000Hz-2500Hz-1250Hz-625Hzなので625Hzである。
ほぼ中域のど真ん中から低域側と高域側をそれぞれ持ち上げたり押し下げたりすることができる。

イコライジングはその変化した面積で効いてくるので、広範囲の帯域をチルトするこのようなイコライジングは、0.5dBの上げ下げでも音がかなり変わる。





2022/06/06

AKG K701 with Behringer DEQ2496



DEQ2496は、グラフィックイコライザー(GEQ)とパラメトリックイコライザ(PEQ)が搭載されており、GEQが一段目、PEQが二段目という構成になっている。
そこで一段目のGEQでフラット化した特性を二段目のPEQで好みのバランスに変化させた。






PEQの設定は作成中のオリジナルのターゲットカーブである。
今まではクラシックのオーケストラ用に特化したカーブを作ってきたが、このターゲットカーブはそうした目的ではなく、様々な音楽に対応できることを心掛けて作成している。