少し前にDCX2496からブツブツとノイズが出るようになり、予備のと交換した。
16年も使用してきたからこれはしょうがない。
しかし、このあたりで次の一手を考えてもいいかもしれないと思うようになった。
デジタルチャンネルディバイダーを再考するのもいいが、これといって魅力的な機種はない。
一方、その機能を内蔵したパワーアンプが流行っているようだ。
デジタルミキサーが普及してきたのでDante等のデジタル入力対応機種が増えてきている。
AES/EBUは分枝の問題やワードクロック用の別配線が必要なので廃れていくと思う。
Dante対応機種を検討してみると、まず、高出力に過ぎる。
Powersoft、Crown、Lab Gruppen等では1kw超えは珍しくない。
Danteネットワークは大規模PAにおいて多数のアンプを使用するためのものだからこれは仕方がない。
そうした中では比較的常識的なヤマハPC406-Dでも600Wx4なのだから恐れ入る。
廉価なものになると、DSP機能がしょぼいのがあるので注意が必要だ。
例えば、Bose ProfessionalのPS404Dは4chのうち2chはディレイ機能が省かれている。
では、アナログ入力モデルはどうか。
アナログミキサー用の小規模PA用のアンプであり、安価で出力も常識的だ。
CrownのXtiシリーズは、Band Manager2というソフトでコントロールできる。
ダウンロードして操作してみるとディレイは2mm以下で設定できるようだ。
実際に接続して動作させてみないと本当の所は分からないが。
このXtiシリーズはAB級アンプとスイッチング電源の組み合わせであり、Crown最後のAB級なのかもしれない。
しかし、どうせ買うならデジタルアンプがいいなと思ってしまう。
ヤマハのPXシリーズはデジタルアンプだ。
ソフトの更新でPX3とPX5のファンノイズは低減されたが、静音ファンへの交換は必要だと思う。
ヤマハに問い合わせてみるとディレイは7mm単位とのこと。
なお、このPXシリーズはラックマウント用の耳が取りはずせる。
パワーアンプ3台ぐらいならYケーブルで分枝しても良いと思うが、ベリンガーのDS2800等のディストリビューターで分枝する方がカッコいいかもしれない。