2011/04/20

DIY Speaker (31)

シリコンチューブによるダンパー(サスペンション)よりも強靭なサスペンションを考えてみた。




青色の部分は幅70mm、厚さ7mmの発泡スチロール板。
エッジ(サラウンド)兼用で振動板の周囲に配置する。
振動板が大きくなれば振動板の変位量は1mm程度だろうからこれで充分ではなイカ?
構造も簡単で作りやすそうだ。
ならば振動板を142cm×142cmにしてみる。




青色の斜線部分が幅70mm、厚さ7mmの発泡スチロール板。
全周に渡り設ける必要はないかもしれない。
部分的にセーム皮でも張る。

こんなに大きくても製作費はあまりかからないと思う。
1つ2000円ならユニット代は32000円。
振動板の表面には黄色いシートを貼ろう。



背面開放で屏風みたいなものだから収容も容易だ。
工夫すれば重量も80kg程度でおさまるかもしれない。
振動板の大きさには意味があって、D-160よりも面積はわずかに広い。
振動モードを解析しても、おそらく多点駆動に軍配があがるのではなイカ。




2011/04/14

Subscription Concert No.714 at Suntory Hall

東京都交響楽団の第714回定期演奏会に行ってきました。
今年度は東京都交響楽団の年間会員であり、その初回でした。




指揮はモーシェ・アツモンさん、ヴァイオリン独奏は竹澤恭子さんです。
曲目はエルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調op.61とブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73。
最初にアツモンさんが地震でお亡くなりになられた方々への哀悼の挨拶がありました。
それに続いてG線上のアリアが演奏され、全員で黙祷。





年間席がステージに近い位置になりました。
反射板は天井近くに移動しており、予想通り直接音主体のアグレッシブな音でした。
3ウェイのときのJBL2360A+2446Hを髣髴とさせる鮮烈な音。
音量も上がりヴァイオリン協奏曲に驚いてしまいました。
正気に戻ったのが交響曲第2番になってからだったのですが、ともかく凄まじかった。
交響曲第2番は読売日響の演奏で先日聴いたばかりだったのですが、これだけ音が違うと比較にならない。
音楽体験は音を含めてのトータルなものだから。






サントリホール誕生の本がダメだったから永田さんの本を読んでみた。
結論から言うと、知りたいことは書かれていなかった。
しかし、知りたいこと以外のことは良く書かれている。
例えば、ワインヤード型のホールの特徴。(P142,143)

「1 シューボックス型に対し、音の迫力に欠ける。
2 楽器の指向性からくる場所による聞こえ方のバランスの差が大きい。
3 音はさわやかである。響きの質が細かく繊細である。
4 大型編成のオーケストラに対しては、大型空間からくる響きの余裕というものが感じられる。

これは逆に中型以下のホールでは味わうことのできない効果である。
ワインヤード型のホールの響きは従来のジューボックス型のホールと比べると、本質的に異なっている。
大型オーケストラ用のホールということができよう。
ただし、このホールの特色を生かすためには舞台の形状、舞台周辺の反射面の設計が重要である。
また、オーケストラ各パートの配置も新しい課題であり、音楽家と音響屋との間の詰めが必要だと考えている。」











武田邦彦さんは推進派だから話半分だが熊取六人衆の小出先生なら信用できる。
1時間23分もあるのでお忙しい方は、1時間1分あたりから数分見られると面白い。
原発を全部廃止すると日本人の生活はどうなるのかを理解できる。
あっ、日本の原発は安全だからそんな必要はないか。

京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く (Ustreamの動画)



う~ん、こういうのを読むと状況はどんどん深刻になっているようだ。
推進派というのは相当な厚顔無恥だと思っていたが、この連中が謝っちゃうというのはちとまずい。
このまま収束することを予想できれば謝るはずはない、と思っていたから。

4つの原子炉のうち1つでも水蒸気爆発すると、もはや原発に近づけないので他の原子炉も冷却ができなくなって次々と爆発する。
さらに冷却不能になった使用済み核燃料も爆発するかもしれない。
水蒸気爆発は格納容器など簡単に破壊してしまうそうだ。
そうなると日本全体が汚染され住めなくなる。
だから今のうちに謝っておこうと考えたのだろう。
こんな連中の「やってみなくちゃわからない大科学実験」に付き合わされたわけだ。







興味があるのは核燃料がどの程度あるのかということ。
1号機は69t、他の3つは94t。
それに加えて使用済みのが数百トン。
このあたりの数値をきちんと報道しないのも相当インパクトがある数値だからだろう。
全部あわせるとチェルノブイリの10倍なんて話は真実かもしれない。
そうなると汚染は日本全土ではすまないかもしれない。

検索してみるとこんな計算があった。
この数値が一桁あるいは二桁間違っていても深刻だ。





これも長いです。
1時間57分からの質問。
電気料金と原発の関係が分かりました。

小出裕章氏原発学習会(主催:生活クラブ生活協同組合・静岡)2011.04.16 04/16/11 (Ustreamの動画)








原発を全部停止しても火力発電所を7割程度稼動させるだけでよい。
代替エネルギーなどいらない。
どうりで福島第1、第2の両発電所が停止しているのに停電にならない。
震災直後は火力発電所もだいぶやられたから計画停電になった。
原発に頼らなければ日本は立ち行かないというのは、日本の原発は安全ですと言っている連中の妄想話のひとつ。
学者の評価っていうのは人柄とか評判とかそんなものは関係ないな。
将来を見通せる力があるかどうか、それだけだね。





まずは東電がGE、東芝、日立に対し安全性を確保できていない原子炉を販売したとして製造物責任あるいは債務不履行の損害賠償訴訟を行うべきだろう。
また、震度6弱で崩壊するようなコンクリートは建築基準法以下として鹿島建設にも損害賠償請求を行うべきだろう。
この場合、欠陥住宅と同じで、不法行為責任を問える。
そして、不法行為責任の時効は欠陥が発覚して(福島原発事故の日ではなく、福島の実際の現場検証後に専門家が欠陥を認定した日)から進行する。
日本の原発は安全ですって主張して売りつけたんだから。
この賠償金を確保してからでないと原発事故の補償に税金を投入すべきではない。

それからこれら企業とその構成員に対しては日本人に放射線を浴びせたとして刑事責任も追及する。
未必の故意で暴行罪成立である。
有能な法律家が結集してこれら企業を叩きのめしてほしい。






「愚かな核=原子力利用」京都大学原子炉実験所 小出 裕章より

明治三陸地震、昭和三陸地震、そして今回の大地震では津波の被害を伴った。
前二回の教訓を活かし海沿いの危険な区域は居住を制限すべきだったと思う。
実際に居住区域を制限していた村では犠牲者がほとんどでなかったそうだ。
どうしても海辺に住みたいならば海と内陸方向に長い免振構造の高層アパートでも建築すべきだ。

原発事故も同じだ。
チェルノブイリやスリーマイル島のときに考え直しておけばこうはならなかっただろう。
あとどの位の犠牲を払えばそうしたことに気付くのであろうか。
ドイツ人とドイツ政府はえらいと思う。


被爆治療83日間の記録

2011/04/13

DIY Speaker (30)

脳内開発は続く。
これはサブウーファー部。
振動板の大きさは90cm×60cm。
これと同じ有効振動板面積を持つコンベンショナルなユニットを作るとするとそれは92cm(36インチ)ウーファーになるであろう。
Audiobahn AWT34X(36インチ)クラリオンのSRW8000(32インチ)とほぼ同等だ。

2つ並べてあるがモノラル。
36インチダブルウーファー。
背面開放なので同位相で2枚の振動板を駆動したい。



こんな具合に構造を検討中。
どういう構造にしていいのかさっぱり分からない。
振動板の前を囲い込むというアイディア。




ホーンタワーの自作はどうなったかって?
ホーンタワーはかなり大きいから、ウーファー部やサブウーファー部をある程度想定しておかないと設置スペースが苦しくなる。
こうやってウーファー部などの規模についてシミュレーションをして、ホーンタワーとの大きさとの兼ね合いを考えている。
もっとも原発が落ち着かないとホーンタワーを作る気がしないのも事実。










2011/04/12

MP-T2GB

TSUTAYAで購入したMP3プレーヤー。
価格は1500円だったか、よくおぼえていない。
カウンターの近くのカゴに山積みになっていて500曲持ち歩けると書いてあったので興味を持った。

ボタンはこれだけだから1曲づつ進めたり戻したりすることしかできない。
500曲入れると呼び出すのは大変だろう。






MP3プレーヤーに触ったのは初めて。
MP3というフォーマットを扱ったのも今回が初めてだった。
なお、MP-T2GBのパッケージにはWMAファイルも再生できると記載されている。

Youtubeでダウンロードしたflvファイルの音声をGOMプレーヤーのオーディオキャプチャー機能でwavファイルにする。
このwavファイルからiTunesを使用してMP3ファイルを作成した。
データもこれらソフトも全て無料だ。

音質はそれなりだけど悪くないと思う。
ヘッドフォンで控えめな音量で聴くならこれで充分だという気がする。

ヘッドフォンを使わないので、今後使い続けることはないと思う。
最後にCDから320kbpsのMP3ファイルを作成し黄色いホーンシステムで聴き比べてみようか。
でも、意味がないからきっとしないな。






オーディオの歴史上、MP3プレーヤーは正常進化の結果として生まれたメインストリームの機材だと思う。
多点駆動による平面振動板のスピーカーユニットなど、その可能性がまるで追求されないうちに忘れ去られた。
単一の磁気回路のユニットに比べて高価だからだ。
そんなものと比べるとMP3プレーヤーの存在感は圧倒的だ。
そしてそれは実にがっかりさせられることでもある。









2011/04/11

DIY Speaker (29)

振動板とユニットは分離できた方が何かと便利ではなイカ。
振動板のサイズや重さを変更できるし、ユニットの数の増減で駆動力を変えることができる。
うまくやれば平面型スピーカーユニットのシステム化ができる。

3mm厚合板で蓋をした円筒はボイスコイルボビンに直付けしたい。
円筒はFRPで強化するか発泡ウレタンを充填する。
周囲の緑色の部分は発泡ウレタン。




茶色は振動板に接着した円盤状の3mm厚合板。
ボルトナットは樹脂製かアルミ製。
ポールピースに吸い寄せられないように。

ボルトナットの取付け位置は円筒の中央ではなく、円筒の縁周囲の方がいいかもしれない。
円筒のすぐ外側に複数箇所設ける。






コーラルの10DU-60Bというパッシブラジエターは中央にある硬質ウレタンの台座にウェイトをボルトで固定するようになっていた。
コインで締められるようなマイナス溝があるボルトを強く締めても強度的には不安がなかった。
これと10F-60を組合わせたシステムとは長い付き合いだった。










60cm×70cmでも、スピーカーユニットは6個ぐらいでいいかもしれない。
レンコンではなく肉抜きの穴。
24インチウーファー相当の48cm×48cmならユニットは4個。








この週末、京都に行ってきた。
妻が京都に行きたいというので地震前の予約。
おそらく桜は散っているであろうと思っていたが開花が遅れたため満開だった。




このあと舞台から何人かが落下。
幸せそうでした。






9日は嵐山。
嵯峨嵐山駅下車。
天竜寺で庭と加山又造の雲龍図を見る。
渡月橋を渡って嵐山モンキーパークで猿達と共に京都を一望する。
タクシーで仁和寺に行き、御室仁和寺駅前でうどんを食べる。
やはり関西のうどんはうまい。
仁和寺前のさのわという喫茶店でくずもちのようなものを食べた。
きぬかけの道を歩き龍安寺。
意外と狭かった石庭を見る。
そこからバスに乗ったが金閣寺には行かないよと途中で降ろされる。
しばらく歩くと金閣寺だった。
夜、烏丸通、四条通、木屋町通を歩き、めなみという店で夕食。

10日。
タクシーで三十三間堂。
清水寺へタクシーで行きうどんを食べる。
天ぷらうどん。
タクシーで下鴨神社へ行く。
参道の脇の散策路が良かった。
加茂みたらし茶屋でみたらし団子をいただく。
団子をくった後なのにのらくろという洋食屋でB定食を食べた。
タクシーで銀閣寺に行く。
哲学の道をしばらく歩いた後、タクシーで南禅寺に行く。
三門に登り水路閣を見た。
京都駅でうどんのつゆを買う。
くたくたになった。




2011/04/08

DIY Speaker (28)

放射悩(誤字ではなく)のために憂鬱な気持ちになる。
こういうときこそ許されたる無限の自由、オーディオの夢想にのめり込む。
金のかかる夢想だと、わびしくなるばかりだ。
しかし、金のかからぬ夢想なら、これはご機嫌だろう。







上の画像は背面側から見たもの。
4つの6.5インチのユニットが並んでいる。
こんなに密集しているとカッコいいのではなイカ。

灰色の部分が発泡スチロールの振動板。
大きさは42cm×42cmなので有効振動板面積は1764cm2になる。
21インチウーファーの有効振動板面積(sd)は1700cm2前後なので、ほぼ対等というわけだ。

ちなみにEV 30Wのsdは3626cm2、FOSTEXのFW800HSは4015cm2。
それぞれ一辺が60.2cm、63.4cmの正方形振動板の面積に相当する。
空気の回り込みを考えると65cm角~70cm角程度かもしれない。
6.5インチが9個でなんとかなるかもしれない。

赤色の線は内側のバッフル板を示している。
これにユニットを取り付ける。
赤い斜線で示す部分は開口穴で空気抜きだ。

左右の青い部分がダンパー部(サスペンション)。
水色はシリコンチューブ、水色の斜線がその支持部になる。
シリコンチューブの表裏面はそれぞれ発泡スチロールと支持部に貼着されている。
支持部の上下端部にはフレームにボルト留めするための細長い切込みがある。
これで支持部の上下位置を調整し、ボイスコイルのセンターが振動板の重さでズレても修正できる。
ボルトの取付け部分にワッシャを挟めば高さ方向も調整できる。

外側エッジ(サラウンド)はセーム皮のようなもので適当に作る。
両端を45度に切って継ぎ目にはバスコークのようなシール剤を裏から塗りつける。






帯状にした厚紙で直径12cm、高さ3cmの輪を作る。
輪の縁に木工用ボンドを塗り、ユニットのコーンに貼り付ける。
4つのユニットをバッフルの所定位置に取り付け、その4つの輪のもう一方の縁に木工用ボンドを塗る。
そっと発泡スチロールの振動板を載せて接着する。
この厚紙の輪はウレタンフォームの枠材になる。

発泡スチロール板にはユニットと対応する位置にあらかじめ4つの丸穴があけてある。
直径は11cmぐらい。
その丸穴からコーンの上にウレタンフォームのスプレー缶の少量の液をたらす。
30分ぐらいしてあるいは2日後、また少量たらす。
直接噴射すると量が多すぎるように思う。

周囲を先に固めてコーンや厚紙に膨張圧力がかからないようにしたい。
使いきりというかノズルが詰まるらしいのでスプレー缶は3缶ぐらい必要かもしれない。
本番前に厚紙で作ったユニットもどきをつくり、ウレタンフォームを使う練習をしておくべきだろう。

ダストキャップ(センターキャップ)は切除して、ボイスコイルボビンの頂部にアルミ板を接着する。
さらに、このアルミ板、厚紙の輪、そしてコーンの内側にグラスファイバーを配置してFRP層を形成する。
その後、ウレタンフォームを充填するのがいいかもしれない。

ウレタンフォームの硬化後、スチロール板の穴から盛り上がったウレタンフォームを削り取る。
発泡スチロールの表面を塗装するのは面倒だ。
綺麗な紙でも貼っておけばよいだろう。





うまくいかないかもしれないから安くすませたい。
Classic Pro 06LB050U、1つ2000円、4つで8000円というわけだ。
このユニットにこだわっているわけではなく、要するに安い業務用ならなんでもいい。
でもこのロクハン、音よさそうだね。
ミッドベースで遊んでみたくなる。

磁気回路の大きさはFE163EΣと対等かやや大きい。
ユニット重量がFEの2.6kgと同じだとすると4個で10.4kgだ。
このぐらいならなんとかなる。
しかし、9個になると23.4kgにもなってしまう。
軽いユニットを探さないと無理かもしれない。
しかししかし、こういうのもあるわけだから、そんなことで弱音をはいてはダメなのかもしれない。







いつ作るのかって?
うむむむむ。

 

2011/04/05

DIY Speaker (27)

設置スペースを無駄にしないように、システム全体のおさまりをもたもたと考えているわけです。
しかし、普通のコーン型ユニットによるウーファー部も少し飽きてきました。
プレナー型というか、フラットパネルスピーカーはどうか。





振動板には20mmから50mm厚の発泡スチロール板を使用。





6.5インチ、8インチ、10インチのコーン型ユニットを複数使用して駆動。





背面開放型です。
15インチ28個分の振動板面積。








緑色の部分はスプレータイプの硬質発泡ウレタンで充填。
この発泡ウレタンのスプレー缶はホームセンターで安く売っている。
硬質ウレタンを充填する際にグラスファイバー等を混入することについて調査中。

また、このウレタン充填という手法をホーンの強化や制振にも使うことを思いついた。
後日、EAWは同様の手法を使用していることを知った。






シリコーンゴム製のチューブでインナーエッジ(suspension)を製作することを考えている。
シリコーンチューブの支持部材を位置調整可能に取り付け、ボイスコイルのセンターを維持する。


上の画像では、アウターエッジ(surround)の内側にインナーエッジ(suspension)がある。
このインナーエッジ(suspension)は日本語ではエッジ(surround)として表記されているが、ダンパー(suspension)として機能しているのではないかと思っている。
アウターエッジ(surround)とインナーエッジ(suspension)に囲まれている外側の領域(closed section)は密閉され、吸音材が設けられている。
インナーエッジ(suspension)の内側の領域の3箇所には矩形の穴(opening holes)があり形式的に背面開放になっている。

通常のウーファーは、スピーカーユニットの振動系と箱の内部の空気の協働により共振を起し低音のレスポンスを稼ぐ。
これはバスレフであろうと、密閉であろうと、原理は同じだ。
Technics SB-AFP1000のようなフラットパネル型は、フラットパネルのみの共振動作により低音レスポンスを稼いでいる。

SB-AFP1000の振動板は発泡マイカである。
現在でも平面型スピーカーに用いられている。
高価な素材ではなくホームセンターなどで売られているバルコニーの床材になっている。

FOSTEXがこの発泡マイカの表面に金属膜か何かを貼り付けたものを2005年に特許出願したが、昭和57年のシャープの公開特許公報を引用されて拒絶されていた。


こんな具合に数年前から調べたり考えたりを続けている。
それだけにプレナー型ウーファー部の自作の難しさを理解している。
何よりパラメータに関するデータがなく音が心配だ。







うまくいくのかな、作るの大変そう、どうしようか。















逃げろって、どこへ?


原発 小さな疑問 その1 自然放射線
原発の問題を考えるときに小さな疑問が残っていて、それが気になって理解を妨げているものがある。
そのようなものを簡単に取上げてみたい。
今回は「自然放射線」である。

自然放射線についての多くの人の疑問は、
1)自然放射線は1年間に2.4ミリシーベルトと官房長官が言ったのに、なぜ1年間に1ミリシーベルトが問題になるのか。
2)東京等の測定値を見ると比較的低いのに、自然放射線だけで1時間あたりで0.3ミリシーベルトもあるので、福島原発からあまり放射線が来ていないのではないか?
という疑問である。

政府(官房長官)は4つ、普通の人なら錯覚するような表現をした。
だから真面目な人は計算が合わないし、わかりにくい。

1)2.4ミリシーベルトというのは世界の平均で、日本は1.4ミリシーベルトである。
 日本の他の放射線量と比較する時には、1.4ミリシーベルトを使わなければならない。
2)おまけに1.4ミリシーベルトの3分の2は「内部被曝」である、
3)それなのに普通に発表されている数値は「外部被曝」(推定)である。
4)関東は関東ローム層があって外部放射線が低く、関西は花崗岩が多いので若干高めである。

4重に微妙に表現が適切ではないので、真面目な人が計算するとどうも合わないということになる。
また発表される数値が外部なのか、外部と内部を足したものかも明言しない。
私が公表されている測定方法を見るとどうやら外部だけらしい。

つまり日本人があびる自然放射線の内、外部からは関東で0.02程度で、後は食材や水、ラドンという元素からの内部被曝である。
だから、比較するときには、自然放射線(1時間あたりでは0.02マイクロシーベルト)と、発表される数値(東京の0.092マイクロシーベルト)が同質の数字である.
そうすると、引き算して0.072マイクロシーベルトが福島原発から東京まで来た放射線ということになる。

ところが、今回の場合、内部被曝(たとえば、マスクをつけてなかったので空気中の放射性物質を吸い込んだ)がハッキリしていない。
普通の自然放射線と同じように、外部が3分の1、内部が3分の2とすると、およそ3倍の1時間で0.2マイクルシーベルトぐらいになる。 
それに水と食材を加えると、さらに0.14ぐらいを足すから、余計にあびている放射線は1時間に0.34となり、1年間では約3ミリシーベルトになる。

一応、自然放射線の内容を示したが、現在ではあまりにデータが少なく、このように正確に計算しようとするとむしろ混乱する。
そこで、このブログでは「発表値×4」で自分が被曝する量を計算しておくのが良いのではないかと考えている。
私の4には、水の放射線が少なくなれば、その代わりに魚が入ってきたりするので、当面は4が良いと判断している。
(平成23年4月4日 午後9時 武田邦彦執筆)









4月10日は東京方面直撃。
UTC(世界時間)0:00は日本時間の朝9:00。



2011/04/04

Relative distribution of emitted radioactive particles

AC「間違った情報に惑わされないようにしよう。」
OD「日本の原発は安全ですってあれね。」



ドイツ気象局の放射性粒子の分散予報だそうです。
南風のときはこの逆なんだろうね。
長期にわたり放射性粒子が堆積してゆくと、やがて日本の農産物は全部ダメになるのだろうか?





"濃度がわずかに希釈"の赤い部分、かなりまずい範囲なのだろう。
風向き次第でその先端部分が仙台や東京に届くような気がするというか、これは確実に届くでしょう。





relative distribution of emitted radioactive particles 放出された放射性粒子の相対的な分布

6色の塗り分けの横の説明は以下のとおり。
concentration slightly diluted 濃度がわずかに希釈
concentration considerably diluted 濃度がかなり希釈
concentration strongly diluted 濃度が強く希釈




「原発推進派の政治家や官僚全員を国民裁判にかけ福島全域が住めるようになるまで刑務所に入れておこうよ。」というようなCMをACが行うべきではないか。
なぬ、東京電力、鹿島建設、東芝、日立製作所がACの正会員だから、それは無理とな。
これで公共広告機構とはおそれいる。



自然放射線(世界平均)は2400マイクロシーベルト/時間なのだそうだ。
1年間は365日×24時間なので8760時間。
そうすると1時間あたり約0.27μSvとなる。
調べてみると0.27μSv/hをこえる地域が結構ある。
大丈夫なのだろうか。

 

2011/03/31

BMS 4592ND-mid(2)

BMS4592ND-MID4540NDの詳細なレポートをNさんから頂きました。
こうしたレポートを頂くと大変うれしいです。
Nさん、ありがとうございます。

最初はBMSの4540ND。
JBLに2407HとしてOEMとして供給されているドライバーです。
下の画像はNさんが購入された4540ND。
その下はNさんが測定したレスポンスグラフです。








4540NDとeminenceのAPT-150というホーンの特性がぴったりなのか、これはかなりフラットな特性です。
う~む。

次は、BMS4592ND-MIDです。
下の画像はNさんのBMS4592ND-MID。
その下はNさんが測定したJBL2380AとBMS4592ND-MIDの組み合わせのレスポンスグラフです。










さらに、Nさんが測定したJBL2360Bホーン+4592ND-MIDの特性です。




低域側が(500Hz以下)のレスポンスが落ちていきますが、これは2360シリーズのような定指向性ホーンの特徴です。
このレスポンスの落ち込みは帯域別のEQで補正すると300Hzから余裕で使えます。
こちらのBeamwidth等のグラフを見てみると、250Hz程度でも充分ロードがかかっていることが分かります。




こうなると気になるのはNさんのシステムです。
Nさんのスピーカーシステムの画像に釘付けになってしまいました。
うむむ。








Low    (100Hz以下)    TAD TL-1601a 210リットルバスレフ
Mid-Low (100~500Hz)  JBL 150-4C ハーツフィールド
Mid     (500~3.3KHz)  BMS4592ND-MID JBL 2360B
High    (3.3KHz以上)   BMS4540ND EMINENCE APT-150

NさんにBMSドライバーの入手方法を尋ねてみました。

「購入先と金額ですが、米国のUS SPEAKERというオンラインショップで、4540NDと4592ND-MIDを別個に購入しました。購入にかかった費用は輸入代行業者(Alice House)の 手数料、輸送費を含め4540ND+小型ホーンが3.3万円、4592ND-MIDが13万円、合計16.3万円でした。これだけの投資でハイエンドクラ スの音を簡単に手にいれることができ有り難い時代になったと実感しております。ただ現状ではメンテナンス面で不安が残りますので国内のディストリビュー ターの出現が欲しいところですね。」

BMSドライバーについてのNさんの感想です。

「写真に写っているウッドホーンは現 在遊んでいます。参考に4540NDと4592ND-MIDの軸上1mの周波数特性測定データも添付しました。素直な特性だと思います。このデータから 4540NDと4592ND-MIDクロスは3.3kHzとし、4592ND-MIDの低域側クロスは500Hzとしました。そして4540NDのみ少し イコライザーをかけ、各ドライバーの適切なdelay値を探しました。」

「調整が終わったこのBMSシステムの音ですが今まで気になって いた付帯音は大幅に減少しバイオリンもよりバイオリンらしく鳴るようになりました。過渡特性が良く、無駄な音がでない音、歪が少ない音で大変気に入りまし た。これでクラシックからJAZZまで安心して聴けるオールマイティなスピーカーシステムとなりました。」

「長い間オーディオをやってきてクラシック音楽を満足のいく音で再生することができず苦労してきましたがBMSとの出会いでようやく納得のいく音になったような気がします。」






スピーカーシステムの画像からも明らかなようにNさんはかなりのベテランです。
参考になると思ったのでアンプ類についても尋ねてみました。

アナログプレーヤー   THORENS TD126 MKⅢ+SME3010+オーディオテクニカAT33-VTG  
CD,DVDプレーヤー  PIONNER DV-AX5AVi
TVソース録画BD再生 Panasonic DMR-BW830
プリアンプ         自作真空管式で現在はLP再生用にイコライザーアンプのみ使用
チャンネルデバイダー  DriveRack4800(中音以上)BEHRINGER DCX2496(中低音以下)
パワーアンプ
Low           YAMAHA MX-1 半導体式アンプ
Mid-Low        crown D-45 半導体式アンプ
Mid            トライオード TRV-A88S KT88シングル真空管アンプ
High           トライオード TRV-A88SE KT88シングル真空管アンプ

「チャ ンネルデバイダーですが最近までSPが5WayでしたのでDriveRack4800をマスター、DCX2496をスレーブにして縦列接続で使っていま す。現在は4WayになりましたのでDriveRack4800単体で間に合うのですが音的に特に不満は無いため従来のまま使っています。」

「また、デバイダーへはアナログ入力で接続する方が殆どだと思いますが私はデジタルソースはデジタル接続でLP再生はアナログ接続というようにPCで切り替えながら使っています。音量調整はPC上のDriveRack4800の音量調整画面を操作して行っています。」

「尚、 デジタルソース機器とチャンネルデバイダーの間にはBEHRINGER SRC2496を入れてデジタル周波数のアップサンプリング機能とopticalデジタル入力をAES/EBU出力にフォーマット変換する機能を利用して います。SRC2496にはDAコンバータも付いていますがこれは使用していません。」





そして興味津々のハーツフィールドについてのコメントです。

「ハーツフィールドは後期型の国産箱ですのであまり自慢は出来ません。ただこ のデザインが好きなのとフロントロードホーンによる力強く雄大な音が気に入って永い間使っています。特にティンパニーやチェロの音がリアルに感じられま す。尚、スピーカーの周波数特性を測り添付データに追加しましたのでご覧下さい。全体としてかなりフラットな仕上がりになっています。」





Nさんのシステムは求める音に対して非常に正直に構築されているように思いました。
Nさんとハーツフィールドとの付き合いには、語りつくせないほどの物語があるのだと思います。
BMSのドライバーともそうした付き合いになるといいなと思っています。

それにしてもハーツフィールドに2360Bを載せた方は世界でもNさんだけでしょう。
意外性があって最初はギョっとしましたが、でも、その音を想像するととても魅力的に思えてくるから不思議です。
Nさん、分かりやすく貴重なレポートをありがとうございました。
これからもよろしく!




2011/03/24

DIY Speaker (26)

ホーンのかたちは違うけど、考え方は同じです。




ウーファー部は、どうするか決めていません。
上の画像は、15インチと18インチの組み合わせ。
下の画像は、15インチ6個と、21インチ3個。




ウーファー3発というのは爆音スピーカー大賞受賞のDance 5と同じ。
パンフレットには"3.2 Ohmes with 3 drivers wired in parallel"と記載されています。
そういうアンプが必要だということ。





長い時間をかけて育て上げてゆく大規模システムの場合、最終的な構成を予測するのは不可能です。
それでもこういうお絵かきをしてみると、どのような構成が可能なのかをある程度は把握できます。
この段階での検討に時間をかけると、設置スペースの有効活用に役立ちます。

大規模システムの場合、徐々に規模を拡大するため、予算的な問題はあまり考える必要はない。
だから予算無制限でお絵かきをします。
予算よりも設置スペースの配分、システム構成のバランス、これを考えることが大切です。
そのシステムを目の前にしたときに、果たしてうれしい気持ちになれるのか、それを想像してみること。





既成概念による硬直した考え方に縛られないようにしよう。
なるべくゆる~く、考える。
例えば、18インチや21インチのサブウーファーを加える予定ならば、15インチの箱の容積は小さめにする。
15インチなら200リットル以上なんて、そういう既成概念は小規模システムでの話。
大規模なマルチアンプシステムでは15インチは小口径。
小箱で十分。
システム構成の発展性を予測することで、設置スペースの無駄使いを回避できます。












狭い日本。
新幹線が終わったら今度はリニアモーターカーじゃなイカ。
どんどん電気使わないと。
東電のオール電化もお忘れなく。

JRと東電、仲良し独占企業兄弟。
切符代、電気代という名目で永遠に吸い上げようってわけだ。
こんなの両方ともつぶしてみたらどうか。
線路は道路、原発は戸別の太陽光パネルに。
急ぎはヒコーキでいいよ。
今回のは高くついたぜ。

原発という言い方も改めましょう。
何でも縮めるのは日本人の悪い癖です。
正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。
心配はありません。


放射能 radioactivity
空気中の放射能 atmospheric radioactivity
放射能の影響 radiation effects
放射能の強さ intensity of radioactivity
残存放射能 residual radioactivity
耐放射能服 radiationproof suit
放射能雨 radioactive rain
放射能汚染 radioactive contamination (pollution)
放射能雲 a radioactive cloud
放射能警報器 an exposure badge
放射能事故 a radiation accident
放射能遮断壁 a radiation shield
放射能障害 radiation sickness, a radiation disease
放射能測定器 a radiation detector, a radiological monitor
太平洋でとれた数種の魚は放射能で汚染されていた
The fishes caught in the Pacific Ocean were contaminated with radioactivity.
放射線 radiation
放射線を浴びる be exposed to radiation
放射線を照射する irradiate
放射線熱傷 a radiation burn
放射能漏れ a radiation leak
放射線量 (a) radiological dosage
原子力 nuclear energy
原子力発電 nuclear power generation
原子力発電所 a nuclear power station
反原発運動 a campaign against a nuclear power station
(原発一般に対する反対はstationsと複数形にする)
責任 responsibility
責任の大半は会社側にある Most of the blame belongs with the firm
この責任はすべて当時の政府にある The then government alone is to blame for this










中部電力のCMで薬丸が言うには
「地球環境問題について、親として子供たちの将来のためにも真剣に考えていかないと」
「地球温暖化の原因と言われるCO2を出さない、環境にやさしく、安定している発電方法って、何か」
アタマからっぽのタレントにこんなこと言われても。
熱中人は好きな番組だが、薬丸だけははずしてほしい。


そんなこと言って、あなたはあとの責任が取れますか
It's all right saying that, but are you ready to take the consequences?
責任の所在を明らかにする必要がある
It is necessary to see where the responsibility lies.
責任を怠る neglect one's responsibility
責任者 a responsible person
株主 a stockholder
責任のがれ evasion of one's responsibility
原子力安全保安院 Nuclear and industrial Safety Agency
損害賠償 (a) compensation for damage, reparation for injury
損害賠償を請求する claim damages
損害賠償の訴訟を起こす go to law for damages
東京電力 Tokyo Electric power Company
株価の暴落 a heavy fall in stock prices
国有 state ownership
国有にする nationalize
国有化 nationalization
製造物責任 product liability
鹿島建設 Kajima Construction Corporation, Ltd.
原子炉 a nuclear reactor
東芝 Toshiba Corporation
日立製作所 Hitachi Ltd.
ゼネラルエレクトリック General Electric Company
倒産 bankruptcy
エネルギー政策を転換する change the energy policy
原子力事故 nuclear and radiation accidents
核反応 (a) nuclear reaction
即発臨界 prompt critical
原子炉容器 reactor vessel
軽水炉 light water reactor
沸騰水型原子炉 boilling water reactor
制御棒 control rod
後の調査により12トンの原子炉容器は2.77mも跳ね上がり、上部制御棒駆動機構が原子炉建屋の天井に突き刺さっていることが分かった。(SL-1事故)
A later investigation concluded that the 26,000 pounds (12,000 kg) vessel had jumped 9 feet 1 inch (2.77 m) and the upper control rod drive mechanisms had struck the ceiling of the reactor building.
原子炉容器の頂部にある複数のシールドプラグのうちの1本は3人目(の犠牲者)の股間から肩へと刺し貫き、(遺体は)天井に磔(はりつけ)になっていた。
One of the shield plugs on top of the reactor vessel impaled the third man through his groin and exited his shoulder, pinning him to the ceiling.














原子力安全保安院、こいつらの責任をしっかり追及しよう。
武田邦彦中部大学教授のHPはこちら
所詮推進派の裏切り者だから、話半分。
おそらく真実はもっと酷い。














汚染地域はどうしようもない。
しかし、原子力発電の利権にまみれた人や企業は徹底的に排除しなければならない。
東芝や日立には全資産を吐き出してもらう。
子供たちの将来のためにこれだけはきっちりやらなければならない。














RCサクセションのサマータイムブルースはアホな歌だ。
でも現実はそのとおりになった。
彼らの方がすべての原発推進派の学者よりも将来を見通す力があったということだ。
専門家であるはずの原発学者は彼らよりはるかにアホなのである。
はるかにはるかに原発を理解していない。

脱原発はアホな話とされてきた。
しかし、これは原発学者の妄想にすぎない。
たわけ者の妄想に付き合う必要はない。
考え直すべきだ。

これで安全を売りにできた日本の農産物は海外での競争力を失った。
高性能な日本製品のイメージも水素爆発の映像と共に砕け散った。
80年以前の安かろう悪かろうの日本製品のイメージをようやく払底してここまできたのに。
これら経済損失を考えるだけでも原発は痛すぎる。

機動隊の放水車や消防車はまずかった。
無知で無能な当時のソ連とおんなじだ。
東京ドームをヘリコプターの大編隊で空輸して、そのまま原発に被せるというような途方もない技術ショーが必要だったのだ。
それが成功するか失敗するか、そんなことは問題ではない。

ダメージを最小限に抑えること。
これが危機管理だ。
日本はそんな途方もないことを軽く行う先進技術の国だという、そういうイメージを守る方策を何故考えなかったのか。
今の経団連は政権がひっくりかえればいいと思っている小者ばかりでろくな人材がいないのだ。
人命救助で手一杯の政府に対し、こうした経済的な視点からの提案や協力をしてほしかった。
残念だ。

国をあげて脱原発をあっさり実現すれば、日本の威信を取り戻すことができる。
こんなことは他の国ではできない。
それをやる。
これが日本の選択すべき道である。



2011/03/09

DIY Speaker (25)

電動トリマによる加工の失敗で諦めたシステム。
暫定ウーファーは15インチ。







高さ1780mm、幅870mm、奥行き510mm。
ホーンの大きさは高さ620mm、幅870mmでALTEC MR94と略同じ大きさ。
ユニット構成としてはJBL4348に近い。








このシステムは、JBLの5671とか3731、そしてSC-414のような映画館用のシステムを手本に設計しました。
どれも横幅は30インチ(762mm)です。
ALTECのA5やA7の箱の幅も30インチ。
これはこのクラスの映画館用システムのお約束。

違うのは奥行き寸法。
5671は737mmと深いのに対して、3731は450mm。
SC-414は516mmですが、ミッドホーンの奥行き寸法はやはり450mm程度しかありません。

コーン型ドライバーを使用するこの手のミッドホーンは浅いのです。
ミッドにコンプレッションドライバーを使用する5671は深いですが、それだとスクリーン裏の設置スペースが大きくなってしまう。
そこで浅いホーンでも250Hz程度から使えるコーン型ドライバーにした。

奥行きを浅くできるというのは、家庭内にホーン型スピーカーを持ち込む場合でも有利です。
カットオフを欲張らないとホーン長を長くとることができないです。
やってごらん。
音質的にはホーン長が長いとホーンのクセが出る。
ホーン長が長いと共鳴菅として動作してしまう。

ともかくも、このシステムはこれで諦めますが、設計の段階でいろいろ学べました。
失敗は成功のもと?