2024/11/21

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G



50mm 1.8Gは優秀な新しい標準レンズであり、50mm 1.4Dと1.4Gはある意味、特殊なレンズである。
1.8Gは、24-70 2.8Gの代わりになるような存在であるが、しかし、1.4Dと1.4Gの代替にはならない。

シャープなレンズは素晴らしい画像を生むが、特殊なレンズは風変わりな面白い写真を撮るためにある。
ニコンは、f/1.4のレンズにそういう思い入れがあるように思う。
単にシャープなレンズというのではなく、実際に撮れる絵を意識したレンズをf/1.4シリーズにラインナップしている。
1.8Gが後発であるから、1.4Gは時代遅れという見方は、だからはずれである。
ニコンの単焦点はf/1.8が真面目な優等生、f/1.4が芸術肌の兄貴分と、まあ、そういう棲み分けになっているということだ。
なお、f/8まで絞り込むと1.8Gよりも1.4Gの方がシャープになる。




それじゃ、1.4Dと1.4Gはどうなんだよって話になるが、ブレードがストレートの7枚、円形の9枚という違いがあり、派手な光条を必要とする場合とか、ボケの形状で使い分けができるだろう。
それに、1.4DはスクリュードライブでAFの合焦速度が速く、一方、1.4Gは合焦速度はやや遅いものの非常に正確である。
また、1.4Gはピントリングに触れるだけでMF操作が可能だが、1.4Dは革手袋をつけた際にピントリングに誤って触れてシャッターが切れないということがない。

こんな具合に3本の50mmには個性がある訳で、これが楽しいのである。
そして、これらレンズの個性を生かすためにフォーマットやカメラボディを選択するのは、さらに楽しいのである。





2024/11/20

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G



10月にamazonから28436円で購入。
50mmレンズとしては初めて非球面レンズを搭載、24-70 2.8Gに張り合うほどの解像度を持っているようなので入手してみた訳である。




50mmはほかに1.4Dを30年も使用し、1.4Gも2年ほど前に2万円程度で中古を入手している。
さて、3本の50mm、棲み分けはできるのであろうか。