製作途中のバッフル板に取り付けての記念撮影です。パシャ!
PD.2450
非常に獰猛な感じです。箱に入れてしまうと見る機会がないのが残念。
このPD.2450はターボサウンド社のスピーカーシステムには採用されていないようです。しかし、ターボサウンド社のTSW-124には、プレシジョンデバイシズ社の61cmウーファーが使用されていました。このTSW-124は、TMS-3やTMS-4と組み合わせるためのサブウーファーシステムです。フロントロードタイプの箱は1回折り返しただけの単純な構造。
TSW-124
音はクリアーでパンチがあり、同社の46cmダブルウーファーシステムよりも好評だったとのこと。バスレフとはちがい、この手の箱はパンチがある低音が出るみたいです。JBL社のASH6118(46cmウーファーの2242Hを1本搭載)のパンフレットには「Excellent "punch" with true sub-bass extension.」という説明文があることからも分かります。
ASH6118
TSW-124に使用されていた61cmウーファーは、LS-2403という型番で4Ωタイプでした。TSW-124のパンフレットによると、6インチボイスコイル、直径30cmのフェライトマグネットを搭載していると書かれており、これはPD.2450と同じです。しかし、このLS-2403のBL値は41!であり、PD.2450のBL値の32.357よりも大きな値になっています。しかし、このBL値のちがいは、LS-2403の許容入力がプログラムで1200Wであるのに対し、PD.2450ではプログラムで2000Wとなっており、これに伴いPD.2450のXmaxの方が大きくなっていることが原因だと思います。従って、両ユニットは基本的に同じ構成であり、LS-2403はホーン用、PD.2450はバスレフ用に最適化されている姉妹品だと考えています。
残念ならTMS-3やTMS-4同様、TSW-124も生産中止。現在では54cmウーファーをフロントロードタイプの箱と組み合わせたTSW-721が生産されています。このTSW-721には、54cmウーファーのPD.2150同等品が搭載されていると思います。
TSW-721
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