2024/12/31

New Year's Eve



窓の外は早くも夕景になってしまった。
海の向こうに今年が暮れてゆく。




D800  28-300  ISO 2000  1/125sec  f/8  50mm  hand-held







2024/12/30

2024



今年はカメラ元年だった。
D4Sと大三元、それからプロ用の現像ソフトも入手できた。
プロ用カメラの手応えは素晴らしいし、撮影後の現像で思い通りの画像に仕上げられるのは本当に楽しい。
カメラのことがより深く理解できたような気がする。

また、今年は改造ALTECシステムが飛躍した年だった。
測定をやり直し再調整をしようなんて書いたが、現在に至るまで再調整はしていない。
聴感だけでまとめた音が素晴らしく、そのままにして聴いているのである。
今までは、結構な音が出ていてもしばらくすると再調整をしていたのだが、そのまま聴き続けるということはなかった。
耳の確かさと音をまとめる腕が共に知らず知らずのうちにかなり進歩していたということなのであろう。

オーディオの極意の開陳もしておいて良かった。
音についての自分なりの見解をこうして書くことができたのは、いい思い出になった。
長年オーディオを続けていて結局何も分かりませんでした、でもかってのオーディオ評論家はこんなことを言ってました、なんていうのではあまりに残念だ。

フェンダーのベースを手に入れてしまったのも今年だ。
いやぁ、これは今でもうれしい。
弾くのもいいけど、やっぱり本物はいいというかニヤニヤするほどカッコいい。





2024/12/29

Nara and Kyoto



京都府立植物園の噴水の奥にある楓(フウ)という30mかそれ以上ありそうな大木。
この植物園創設当時にはあったそうで国内最大級の個体だそうである。
一つ一つの葉が大きく、紅葉もオレンジ色というか独特で、緑の部分も残っており、何とも言えない美しさだった。




D800  28-300  ISO 100  1/50sec  f/6.3  28mm  hand-held






2024/12/28

Nara and Kyoto



京都と言えば神社仏閣ではあるが、今回初めて京都府立植物園に行くことができた。
今年開園100周年のこの植物園は、日本で最初の公立植物園だそうである。
24ヘクタールと大変広く、隅々まで極めてよく整備されている。
屋外のバラ園も広く、その秋バラば素晴らしかった。
これほど開花率の高い秋バラを今まで見たことがないので、その努力と技術は並大抵のものではない。
そして紅葉も素晴らしかったのである。




D800  28-300  ISO 100  1/40sec  f/7.1  28mm  hand-held





2024/12/27

Nara and Kyoto



永観堂の紅葉は見事だった。
この浄土宗のお寺では親切なお坊さんに白い道と貪欲と怒りのお話を伺った。
人の進む白い道の両側はそれぞれ貪欲と怒りで満ちている。
貪欲は怒りを生むそうである。
そうした貪欲や怒りにとらわれずとことん努力し自らの道を進みなさいと、そういうお話であった。




D800  28-300  ISO 100  1/20sec  f/8  28mm  hand-held





2024/12/26

Nara and Kyoto



茶碗坂をあがって清水寺に行く。
東福寺も大変な人出であったが、こちらはもっと凄い。
オーバーツーリズムの凄まじさを体感した。
前日夕方の雨が日光で暖められ大屋根から湯気になって立ち上っている。




D800  28-300  ISO 100  1/25sec  f/8  35mm  hand-held





2024/12/25

Nara and Kyoto



今度は通天橋の方から臥雲橋を見る。
洗玉澗は大きなもみじで埋もれている。
この渓谷の深さと言い幅と言い、大きすぎず小さすぎずで、素晴らしい。
のぞきこむと小さな小川が流れている。
街から遠くないところにこういう景色があるのは少し不思議な感じを受ける。




D800  28-300  ISO 100  1/30sec  f/8  28mm  hand-held






2024/12/24

Nara and Kyoto



京都の紅葉と言えば東福寺だそうである。
混雑を避けるため朝いちばんで出撃、駐車場から東福寺に向かって歩き出した。
その途中に臥雲橋があり、そこから見る洗玉澗という渓谷の紅葉に息をのんだ。
やはりこれは一見の価値がある。
向こうに見えるのは通天橋である。




D800  28-300  ISO 100  1/50sec  f/8  28mm  hand-held





2024/12/23

Nara and Kyoto



唐招提寺と薬師寺を堪能し、奈良から京都へ移動する。
途中、宇治平等院に立ち寄った。
画像左手に少し見えているように、紅葉が美しかった。
そして宇治川沿いに白虹橋の方へドライブすると、紅葉が大変な美しさだった。
撮影しようとすると日が陰ってしまい残念な写真しか撮れなかった。




D800  28-300  ISO 1600  1/800sec  f/8  28mm  hand-held





2024/12/22

Nara and Kyoto



奈良は京都より古い。
しかし、それを伝える建物等は少ない。
薬師寺東塔は奈良時代に建設され、今日まで生き残っている稀有の建築物。
2009年に開始した解体修理作業は2021年に完了する。
薬師寺の薬師如来、月光菩薩、日光菩薩の各像も素晴らしかった。




D800  28-300  ISO 1600  1/1250sec  f/8  36mm  hand-held



 

2024/12/21

Nara and Kyoto



東大寺大仏殿は大変な人出であり、また、紅葉も終わりという感じだった。
しかし、鹿さん達は相変わらず可愛らしかった。
前日のフレンチのコース料理、肉料理は3歳の雌のエゾシカのステーキだった。
柔らかく大変おいしかったのだが、少し申し訳ない気持ちの思い出になった。




D800  28-300  ISO 1600  1/1600sec  f/8  32mm  hand-held




2024/12/20

Nara and Kyoto



興福寺では芥川の短編の南大門跡から猿沢池を眺めてみた。
五重塔の修復工事、なんだか大変な迫力である。




D800  28-300  ISO 1600  1/5000sec  f/8  28mm  hand-held





初めてキーストーン補正というのをやってみた。
なかなかいいのではないか。




2024/12/19

Nara and Kyoto



ちはやぶるの竜田川では確かに紅葉を見れたのであるが、のうなし護岸工事の結果としてあまりに殺風景というか、情緒のかけらもないというか。
で、法隆寺に行くと、これがまた整備されすぎというか綺麗になってしまい神秘性はどこへやらである。

法隆寺前の軽食屋で竜田揚げののぼりが出ていた。
調べてみると竜田川のもみじも関係しているらしい。
まあ、なぜクジラが竜田揚げだったのか、そっちの方が知りたいが。




D800  28-300  ISO 1600  1/800sec  f/7.1  44mm  hand-held






2024/12/18

Nara and Kyoto



浄瑠璃寺の次に行った岩船寺。
浄瑠璃寺や岩船寺は京都府の南端の当尾の里にあり奈良県ではない。
今回の旅では焦点距離28mmで撮影することが多かった。




D800  28-300  ISO 100  1/5sec  f/8  28mm  hand-held





2024/12/17

Nara and Kyoto



前述の浄瑠璃寺、紅葉のお庭は大変な美しさだったが、九体ずらっと並んだ阿弥陀如来像も素晴らしかった。
国宝である。
サイズも立派で、なによりその座りの良さというか、デザイン的な重心が低く、どっしりとしたたたずまいがいい。




そして、奥の方へ進んでいくと、これも国宝の持国天像と増長天像があった。
その持国天像を見て、蕗谷虹児の天兵神助を思い出した。




以前、この埴輪の神様の剣が水平に描かれているのを見て大した構図だと感心していた。
何か意味があるのだろうか、それとも構図としての単なるアイディアか、などと考えていたのである。




東から攻めてくるアメリカに対峙するのは東方を守る持国天でなくっちゃという訳か。
持国天の剣が水平に掲げられているのを、この浄瑠璃寺の持国天像で初めて見たのだから今まで気づかなかったわけだ。
まあ、原典があったということで妙に納得しました。







 

2024/12/16

Nara and Kyoto



聖林寺に行ったとき、国宝の十一面観音像のビデオによる説明を見た。
製法についての解説があり、木材を粗削りして観音様のおおよその形を作り、それから木粉と漆を混合したものを塗りたくり、それを形成して仕上げたとのこと。
この観音様、側方から見ると大変すらっとしており、お姿が非常に美しいのである。




お次は、興福寺の国宝館に行ったときのこと。
目玉の国宝が非常に有名な阿修羅像である。
こちらの製法は、ちょっと違う。
粘土でおおよその形を作り、それに麻布を貼り、その麻布に漆を塗って固める。
背中の部分のカチカチになった麻布をくりぬくように切断し、内部の粘土を掻き出す。
それから、強度を持たせるために内部から支柱や板で補強し、切り取った麻布部分を縫合して元に戻す。
最後に木粉と漆を混ぜたものを塗りたくり、それを形成して出来上がる。

阿修羅様の方は補強材を除けばがらんどうであり、だからかなり軽いと思う。
火災の際は担いで持ち出せたので今日にまで健在なのであろう。




DIY Horn Speakerでは、木や粘土で型を作らずにすむ方法を探した。
おかげで気楽に作れたような気がするが、ずいぶん失敗したよね。





2024/12/15

Nara and Kyoto



祖母は猿沢池がお気に入りだったそうだ。
それで奈良初日の夜、なんとなく猿沢池をwikiで調べてみた。
猿沢池の七不思議とか釆女神社のことが書いてあり、芥川龍之介の"龍"という作品も紹介されていた。
青空文庫に掲載されている短編なのですぐに読み終えた。
主人公は鼻が大きな恵印という僧であり、その叔母は摂津の国の桜井の尼である。
桜井の尼について調べてみると善信尼とか、桜井寺などの話を見つけた。

翌日は桜井方面に行った。
いくつかの寺を見て回り、卑弥呼の墓と言われている箸墓古墳が正面にある三輪そうめんメーカーの直営店でおいしい鴨そうめんを食べた。
それから長谷寺に向かった。
長谷寺は祖母の菩提寺である。




D800  28-300  ISO 1600  1/400sec  f/8  28mm  hand-held






2024/12/14

Nara and Kyoto



昨日、奈良と京都をめぐる旅から帰ってきた。
今回もS550を使用し、快適な旅を楽しめた。


12/3 清水前泊

12/4 浄瑠璃寺 岩船寺 奈良泊

12/5 安倍文珠院 聖林寺 談山神社 三輪山本で鴨にゅうめんと葛餅 長谷寺 粟ならまち店で大和牛と野菜 奈良泊

12/6 竜田川 法隆寺 中宮寺 ラトラース フレンチのコース料理 奈良泊

12/7 東大寺大仏殿 二月堂 東大寺ミュージアム とろろ茶蕎麦 興福寺 南大門跡 南円堂 国宝館 奈良泊

12/8 唐招提寺 薬師寺 東塔 宇治平等院 宇治川の紅葉 京都泊

12/9 東福寺 清水寺 茶わん坂 永観堂 南禅寺 京都泊

12/10 天龍寺 桂川 福田美術館 篩月で昼食 妙心寺 京都泊

12/11 智積院 京都府立植物園 in the greenで昼食 細見美術館 花開く雨華庵の絵師たち 京都泊

12/12 圓光寺 曼殊院 in the greenで昼食  青蓮院 将軍塚 午後も快晴 京都泊

12/13 泉涌寺 帰宅


毎年、紅葉が終り観光客も減る時期を選んで静かな古都の旅を満喫している。
だいたいオーバーツーリズムで大混乱している古都など論外である。
しかし、今年は地球温暖化のおかげで紅葉真っ盛りであった。
最初の浄瑠璃寺の庭は極楽浄土を表現したものだそうだが、その紅葉の光景は息をのむ美しさだった。




D800  28-300  ISO 100  1/40sec  f/8  36mm  hand-held





2024/12/03

Behringer Ultracurve Pro DEQ2496



DEQ2496を入れ替えたDIY Horn Systemのセッティングを始めた。
DEQ2496のセッティングはDual Monoにして、音が悪くなるなんとかフィルターをOFFにして、それからオートGEQに行くという流れになる。

オートGEQの設定は今までフラットでやっていた。
しかし、同じではつまらないので今回は20Hzから20kHzにかけて7.5dBほどなだらかに減衰するターゲットカーブを設定してみた。
ハーマンのターゲットカーブが気になっていたのでやってみたのである。

ちなみにオートGEQの画面には"ROOM CORR"が選択できるようになっていて、これをONにすると1オクターブあたり1dB減衰してゆくそうである。
今回はOFFで手動でやってみた訳である。

両端の20Hzは3dBブースト、20kHzは4.5dBカットということになる。
31ポイントあるので、2ポイントづつ0.5dBカットしていった。
ちなみに315Hzと400Hzが0dBである。




さてその音はというと、予想通り迫力があるもの剛直で頂けない。
やっぱりこのままでは全然ダメなので、PEQでいよいよ本格的な調整だ。
先ほどのハーマンのターゲットカーブのグラフを見てもらうと分かるが、黒線の200Hzあたりがカットされているだろう。
これだけでも結構低音の姿がはっきりする。
最低域も低域の明瞭度の邪魔をするので適度にカットしよう。
それからこれは人によると思うのだが、3kHzから4kHzぐらいを少しカットすると高音のうるさい感じをおさえることができる。




オートGEQを実行している際に、160Hzちょっと下でチラチラ不自然なピークを観測することができた。
なんとなく気になったので、ウーファー帯域を担当するDCX2496のABC入力側で呼び出す入力用PEQで、135Hzをカットした。
ノッチフィルターとして働かせるためQ値は最大の10とし、7dBほどカットした。
すると今まで気になっていたボーカル帯域の下の方のモヤツキが見事解消したのである。
これは定在波の仕業だろう。

まあ、そんなこんなで新DEQ2496の導入は大変うまくいき、DIY Horn Systemの音はさらに良くなった。
DEQ2496のPEQの調整は、10素子中、9素子使ってしまった。
これが12素子ぐらいあると安心なんだが。



今日から旅行なのでしばらくお休みします。






2024/12/02

Behringer Ultracurve Pro DEQ2496



購入した3台のDEQ2496をDIY Horn Systemでテストした。
単にI/O等を設定してスルーで音出しをしてみたのである。
するとそのうち1台が2分程度問題なく音が出ていたのに、急に音が出なくなり、液晶パネルも表示されなくなった。
ベリンガー製品で今まで初期不良はなかったので、こういうのは今回が初めてだ。

これをamazonに返品し返金してもらい、新たに1台、注文した。
32091円だったので、1台だけはさらに安く入手することになった。
翌日、なぜか価格は5万円台に戻ってしまった。

3台の新しいDEQ2496は、V3.0(Utility画面1ページ目の右肩に表示される)である。
調べてみると、V1ハードウェアのファームウェアの最終バージョンはV1.4であり、V2ハードウェアのファームウェアの最終バージョンはV2.5だそうである。
今までのDEQ2496はV2.5であったので、ハードウェアがV3になり新しくなったようである。
予備機が4台になる訳だが、どんどん進化するようなら買いなおした方がいいかもね。