まあ、今更バイクを買ってみてもあの頃は戻ってこないと、そう考えると大変残念な気持ちになる。
物欲というのは、その向こうに何がしたいのか、というのが見え隠れするから面白い。
バイクを持っていない頃は、こういうので遠くへ出かけるとどんな気持ちになるのだろうか、という興味があった訳だ。
何をしたいのかと改めて自問すると、普通はなかなか答えられないんじゃないのか。
しかし、欲しいものは何かと自問すると、その答えを見つけやすいようにも思う。
絵を本格的に描き始めたのは最近のことだが、それ以前は変な物欲の発動があった。
突然というか発作的に、文房具店でクレヨンや色鉛筆、スケッチブックなどを購入するのである。
数年に一度という頻度だったが。
それで、自宅に戻って絵を描いてみるのだが、これが面白くないというか、描きたい対象もないのにどうしてこんなものを買ったのか分からないという変な気分になった。
でも、こうして絵を描くようになったのだから、そういう物欲の発動と付き合っていたのは良かったのではないかと、今はそう思う。
まあ、お買い物中毒みたいになるとみっともないが、金がないからその心配はないな。
0 件のコメント:
コメントを投稿