2025/06/29

HONDA CB1000F



バイクが好きになったのは小学生のころだ。
それが、仮面ライダーとかそういうヒーローものからではなく、なんとカブとかメイトが好きだったのだ。
カブなんかに乗っている大人が近くにいた訳でもないのに、不思議とひかれていたのである。
で、カブやメイトのプラモデル、いや、お菓子のおまけのような簡単なキットみたいなのがあって、それを組み立てては眺めていた。
これも奇妙な物欲の発動だったのだろう。

それから妙なことに、当時でもカブとかがカッコいいとは思っていなかったのである。
だからというか、スーパーカーブームとかがやってきても興味を示さなかった。
車が嫌いというのではなく、興味の対象外だった。
カブなどが好きというのは、一般的なカッコよさ以外の何かの要素に反応していたからなのだろう。

そして、もう一つ不思議なのは、カブに乗りたいというのではなく、カブそのものが好きだった。
カブを眺めながら、それに人間が乗っているところを想像したりしない。
カブの外観に興味を持っていたということになるのだが、カッコいいとも思っていないわけで、やっぱりかなり変だ。
スピーカーユニット好きといい、あのころの俺、一体何を考えて生きていたのやら。



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