2011/04/21

DIY Speaker (32)

背面の構造はどうすればいいのだろう。

1列のユニットを縦長のバッフル板に支持させる。
このバッフル板の背後を密閉空間(赤い斜線)にするとどうか。
あるいはバスレフとか半開放とか。
密閉箱の間の空間も青い斜線の板で密閉することができる。

振動板の大きさは91cm×91cm。
ホームセンターで販売しているサイズ。
切断加工をしなくてよい。
30インチクラスの倍の面積であり112cm~115cmウーファーと同等。




発泡スチロール板の比重は0.011~0.015だそうだ。
0.015とすると2cm厚の場合(上の作図)は約248g、3cm厚でも373gしかない。
3cm厚に合板の補強材をつけるか5cm厚がちょうどいいかもしれない。
ちなみに30WのMmsは306g、FW800HSのは629gである。
Mmsと振動系の質量は厳密には異なるものだが目安にはなる。

反応が遅くなるって?
ディレイで他のユニットを遅らせればよいのさ。





3個×3列、4個×4列、5個×5列などはいずれも8Ω。
4個×3列の場合は6Ω。
4個×4列も作図してみたがユニットだらけになり背面の抜け面積が稼げない。

ユニット1つの重量が2.5kgでも12個で30kgになる。
このあたりが工作を楽しめる限界かもしれない。
重くなりすぎると単なる労働になってしまうから。

もっとも振動系を電磁的にドライブして共振させ低音のレスポンスを稼ぐわけだから強力な駆動部がベストというわけでもない。
2個×2列が一番よかったなんてこともありうる。

なお上の図では振動板の厚さは30mm。
発泡スチロールという素材には期待している。
何故ならお気に入りの30Wの振動板はこれだからだ。















先日、ヨハネスさんがブログでデジタル信号をYケーブルで分枝すると音が悪くなると書かれていた。
以前からそんな気がしていた。
比べてみるためにSRC2496(13800円)を注文したというか買い足した。
ついでにホサのデジタルケーブル光ケーブルも注文した。




サンプリングレートコンバータ(SRC)はあらゆるデジタル機器に内蔵されている。
外部から入力されたサンプリングレートでデジタル処理を行っている機材など皆無だからだ。
デジタル経路からSRCをいかに減らすかが大切なのだが、そうも言っていられない。






ヨハネスさんのようにTC ELECTRONICのDigital Konnekt x32TCを購入しようと思ったが高くてとても手が出ない。
それにスピーカーユニットは好きだけどデジタル機材はそんなに好きではない。

帯域別のイコライジングが音質の劣化なしで可能になったことは画期的だった。
得体の知れない自作スピーカーでもなんとかなる。
だからデジタル機材は必須なのだ。
しかし必須だからと言って好きというわけではないのだ。

DCX2496が6台、SRC2496が2台、REV2496が1台、SH-D1000が1台とデジタル機材まみれだ。
すべて稼動しているというか、必然性がなければこんなに買わない。
しかもこれら機材は将来性がない。
192kHzに対応していない。
だからこの世代の機材をあまり買い足したくないのだ。




2011/04/20

DIY Speaker (31)

シリコンチューブによるダンパー(サスペンション)よりも強靭なサスペンションを考えてみた。




青色の部分は幅70mm、厚さ7mmの発泡スチロール板。
エッジ(サラウンド)兼用で振動板の周囲に配置する。
振動板が大きくなれば振動板の変位量は1mm程度だろうからこれで充分ではなイカ?
構造も簡単で作りやすそうだ。
ならば振動板を142cm×142cmにしてみる。




青色の斜線部分が幅70mm、厚さ7mmの発泡スチロール板。
全周に渡り設ける必要はないかもしれない。
部分的にセーム皮でも張る。

こんなに大きくても製作費はあまりかからないと思う。
1つ2000円ならユニット代は32000円。
振動板の表面には黄色いシートを貼ろう。



背面開放で屏風みたいなものだから収容も容易だ。
工夫すれば重量も80kg程度でおさまるかもしれない。
振動板の大きさには意味があって、D-160よりも面積はわずかに広い。
振動モードを解析しても、おそらく多点駆動に軍配があがるのではなイカ。