2020/10/06

JBL 4349 Studio Monitor


JBL社から4349スタジオモニターが発売となりました。
大型ホーンと30cmウーファーを組み合わせた2ウェイ構成。
サイズは736.6mmx444.5mmx317.5mm、重さ37.7kg。
かなり重いですね。

30cm2ウェイは、モニタースピーカーシステムのひとつの理想形というか、新旧問わず日米欧のスタジオモニターでは王道です。
メーカーの実力というかスピーカーセンス?が問われる構成なので、スピーカー好きには大変気になるところです。

30cmウーファーの利点としては、38cmウーファーに比べて箱の容積を小さくできること。
そして、コンパクトな箱でありながら大口径ウーファーの特徴である面で押し出すような迫力ある低音再生が可能です。
さらに、クロスオーバー周波数を比較的高く設定できるため、ネットワーク回路による低音再生への悪影響を小さくすることができます。

この高めのクロスオーバー周波数はツィーターの選定を楽にすることにもつながります。
30cm2ウェイに使用するツィーターとしては、コーン型、ドーム型、コンプレッションドライバーを問わず、そのダイアフラム直径は5cm以下。
これ以上ダイアフラム径が大きくなると高域端の再生が難しくなるからです。

高めのクロスオーバー周波数は、許容入力の点でも有利です。
ツィーターの焼損を防止、高耐入力のネットワーク回路を安価に実現してくれます。

ウーファーユニットのJW300PG-8は1200Fe系のユニットだと思います。
JW300PG-8のT/Sパラメータは不明ですが、4428に使用されている1200Fe-8のmmsは97gと非常に大きな値です。
ミドル級のハードパンチャーというキャラクターかもしれません。

コンプレッションドライバーのD2415Kは以前簡単にご紹介しました。
このD2415Kが従来の2インチダイアフラムのJBLコンプレッションドライバーの後継機種に納まったということです。

価格差があるとは言え、4349のライバルは4312Gではないかと思います。
4349と4312Gは、いずれもリビングルームに置ける最大サイズ。
そして、いずれもマルチアンプではなくプリメインアンプで楽しめるシステムです。
肝心のウーファーユニットが同系統ですし、4349はホーンキャラクターがないと思うので、4312Gがいい勝負をするのではないかと。
比較試聴したいものです。

それにしても、こんな風に感じてしまうのは何故なのでしょうか?
4349は4312Gに対して非常に高価ですが、その価格差を納得させるような斬新なデザインを持っていない。
JBLのスタジオモニターの伝統を感じさせるものの、あまりにも後ろ向きすぎる。
特別な形状を有するホーンも、M2の発売からかなり経っているので新鮮な感じがありません。

JBLの商標には「!」マークがくっついている。
この意味をもう一度考えてもらいたい。

4349を見た最初の印象が「手を抜いている」というのが正直なところです。
厳しいことを言うのは、DD67000に新たに搭載された877Beが、とあるメーカーのOEMに思えるからです。
プロ用スピーカーユニットの世界を知らないシロート衆ならダマせますが、これはあんまりではないかと。
JBLファンとして裏切られた気分というか、ほんと失望しました。
現在のJBLの製品開発担当者には、今までのJBL!の歴史を大切にしてほしいような気がします。


2020/09/30

Kawai VPC1 (3)



VPC1と同時に購入したデスクトップパソコンは、パソコン工房のSTYLE-M1B4-R53G-VHS。
メモリ8GB追加、ケースファンを山洋製にカスタマイズ、送料/税込で70114円でした。

ミニタワー/microATX
Windows10 Home 64ビット
Ryzen 5 3400G 4コア/8スレッド 3.7GHz
グラフィックス Radeon RX Vega 11 Graphics
メモリ規格 DDR4-2666 DIMM (PC4-21300)
メモリ容量 16GB(8GB×2)
メモリ枚数(空きスロット) 4(3)
1stストレージ Serial-ATA SSD
1stストレージ容量 240GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
チップセット AMD B450
オーディオ機能 High Definition Audio subsystem
電源 350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
拡張スロット1 PCI Express3.0 [x16] ※x8動作
拡張スロット2 PCI Express2.0 [x1]
拡張スロット3 PCI Express2.0 [x1]
拡張ベイ(空きベイ数) 5.25インチベイ×2(1) ,3.5インチベイ×1(1) ,3.5インチ内蔵ベイ×2(2) ,3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ×1(0) ※基本構成時のベイ数となります
外部端子 PS/2コネクタ×2(キーボード×1/マウス×1) ,アナログ2ch(ライン出力×1/ライン入力×1/マイク入力×1) ,USB 3.1×2(背面×2) ,USB 3.0×6(前面×2/背面×4) ,1000BASE-T LANポート×1 ,ディスプレイ出力(miniD-sub15Pin×1/DVI-D×1/HDMI×1)
内部端子 M.2×1(Key ID:M/Type:2242/2260/2280/22110対応) ,SATA 6Gbps×6 ,内部USB 3.0(×2ポート分/20Pin×1) ,内部USB 2.0(×4ポート分/10Pin×2) ※M.2 SSD使用時、SATA5_6ポートは使用できません。
TPM TPM2.0(AMD fTPM)
主な付属品 電源ケーブル ,各種マニュアル ,保証書
添付ソフトウェア DVD・CDライティングソフトウェア
サイズ 約幅175mm×奥行387mm×高さ360mm ※最大突起物除く


これに2ndストレージとしてWD 内蔵HDD Blue 3.5" 6TB SATA(6Gb/s) 5,400rpm(Amazonで11393円)を組み込みました。
さらに、Ivory2 American Concert Dのライブラリーデータを格納するためにI-O DATAの外付けSSD 480GB SSPH-UA480NV/E(Amazonで7485円)を購入。
この外付けSSDは、USB3.1(Gen1)で接続しています。
ちなみに カンタービレのメモリはLarge、同時発音数は500で設定しています。
下の画像ではリアルタイムで表示される実際の同時発音数が291になっています。


マザーボードのASUS PRIME B450M-AのHDMIは1.4b、4k60Hzに対応しているため、今回はグラボを増設しませんでした。
ディスプレイは、ハイセンスの65型4kテレビ、65E6000です。
Amazonで税込み89800円、運搬だけではなく設置作業までしてくれました。
インターネット上の美術館等でダウンロードした絵画を鑑賞するので、大画面を導入した次第です。
とは言え、画面寸法は142.8×80.4cm、幅はキャンバスの80号クラスですが、縦寸法がちと小さいです。
それでも、なかなか画質が良いので満足しています。