70-300mm f/4.5-5.6Eと付き合って300mmっていいもんだなぁと思うようになった。
それで標準域と300mmがいっぺんに使えるフルサイズ用の高倍率ズームを7月の終わりに購入した。
ヤフオクで新同品が74880円だった。
今まで高倍率ズームを気楽に使うというスタイルは敬遠してきた。
やっぱり光学性能は劣るだろうし、ズームすると光学機器にあるまじき安っぽい鏡筒がでろでろと先細に伸びるカッコ悪さ、そうしたことが分かっているのに便利さを優先してしまうという、そういう態度をとりたくないと。
しかし、カメラをぶら下げて歩いているヒトはいなくなったし、オワコン間近のカメラ趣味に対する態度なんかをあれこれ考えても仕方なかろうと思うようになった。
で、使ってみるとこれが困ってしまうぐらい便利なのである。
ズームリングには適度に抵抗があり、さらに、ロックボタンがついていて鏡筒が歩行の振動で伸びてしまうことがない。
暗いというのはどうしようもないが、これで明るかったらレンズ交換自体が無意味になる。
縦グリ付きと一緒に使うと電池切れを気にせずほぼ無限に撮れる。
どうせならjpgだけにすればカードの容量も気にする必要がなくなる。
これは、あらゆる状況に対応する無敵カメラなのではないか。
もっとも、使用する本人が散歩中に撮る画像は数枚だけなので、これぞ宝の持ち腐れである。
うはは。
近くのバス停で竜舌欄が咲いた。
高さは6mぐらい、いやもっとあるか、日本では30年から50年かかるらしい。
最上部が見たかったので撮影した。
このレンズに関して画質云々はどうでもよい。
でもGレンズだし、花にたかる昆虫が写っているのでいいのではないか。