2010/07/29

MAGNEPAN MMG(5)

MMGを複数使用する場合、参考になるのはMark LevinsonのHQDシステム
上下のESL57が天地方向に角度をつけて取り付けられている。
音がどうこうと云う前に、平面型の容姿のつまらなさがやや緩和されている。
もっとも、この脚部のデザインの悪さには閉口するが。






これをMMGに応用するとどうなるか。
縦長だから左右方向に角度をつける。
それぞれの台座を車輪付の土台の上にボルトで取り付ける。




下の中央の画像、外側に広がるタイプがいいような気がします。
もしかするとV字型がよかったりするかもしれない。





2枚のMMGを天地方向にずらした最初のデザインコンセプトモデルが下の画像。
MMGについて調べてみると垂直指向性が狭いらしい。
2枚を天地方向にずらすとこの傾向を緩和できるのではないか、というのが狙い。







このシステムの高さは約2m。
中央に金属製の円柱がある。
いや、金属円柱というのはありふれている。
厚いアクリル板で覆った角柱の方が面白いかも。

これはK&M24480
固定設備用スピーカーの壁面取付け用ブラケット。
こういうのも利用できるかもしれない。






サブウーファーは18インチのPEAVEY 1808-8SPSが4発。
背面開放。








う~ん、このサブウーファーシステムはいまいち暑苦しいというか、デザイン的に重量感がありすぎる。
それにコーン型のデザインと平面型のデザインがぶつかってしまう。
どっちが主役なのか分からない。
調和してない。

サブウーファーとしては、箱を持たないRipoleタイプがいいかな。
ユニットにはPeaveyのLowRider15を使いたい。
部屋の隅に配置してMMGの音場を邪魔しないようにする。









MMGをマルチアンプ駆動するかどうかはわからないけど、DCX2496で制御したい。
マルチというより、4枚のMMGと2つのRiPoleを独立制御すると6ch。
それぞれのレベル調整とイコライジングをメモリーできる。

この4枚MMGシステム、空いてる部屋に置けそうな気がする。
それにホーンのマルチは少しあきた。

ところでHQDシステム、3万ドルとか。
こんなんでもメーカー純正になるのか?
たいしたことないのにあほらし。








2010/07/26

DIY MR94

この図面をもとに5分の1の厚紙製MR94模型を製作してみました。
誤差修正をどの板で行うのか、それから8枚の板と板との隙間の感じはどうか、というのを確認するため。
隣は1996年に板取りの確認のために製作した10分の1の2155H用バスレフ箱模型







上下板を幅広にして左右板を挟み込む構造。






上下左右のそれぞれの連続する2枚の板の外側をスコッチテープで連結。
組立てが容易になりました。






タイラップ(接合する部材のそれぞれの端面近くにタイラップを通す穴をあける)や粘着テープによる仮止めをうまく使えば、木工ボンドの硬化時間中に適切な修正を加え、高い組立て精度を得られるような気がします。
3mm厚程度の薄いMDFで形を作り、あとは好きなだけ外板を積層する。

積層はM4ボルトで締め上げながら接着。
接着後、ボルトを抜いて穴はパテで埋める。

全体の大きさはどうするか。
この模型が5分の1ならMR94と同じ大きさ。
しかし、6分の1、8分の1、あるいは10分の1(MR94の2倍の寸法、開口面積は4倍)ということなら、これは巨大なホーンに。
おそらく、多少サイズが大きくなっても作る手間はほとんど変わらないような気がします。

木口を斜めにカットする方法も考えないとならない。
棒状の金属板を木口の一方に沿わせ、これをボルトでとめる。
そして電動サンダーで木口の他方を削ってゆけば、金属板によって木口の一方の直線部はサンダーから守られる。

帆船模型でも作るつもりでゆっくりやってゆこう。



















BMSの同軸ドライバーが先日までは最有力候補だった。
しかし、2407Hの音を聴いてから同軸という要素には魅力を感じなくなってきている。

JBL2407Hは2408Hを遥かに超えていた。
レベルを上げても浮かない。
2408Hではこうはいかない。
ちゃちなホーンをあてがわれているにもかかわらず2407Hは2451H+MR94Aと対等に渡り合う。

2407HというのはBMS4540NDのこと。
2407Hの素晴らしい性能はRe-entrant構造がもたらしているような気がする。
その点しか2407Hと2408Hとの間に差異がないからだ。

BMSの同軸は下の画像のようにミッドがRe-entrant型だが、ハイがRe-entrant型ではなく、2408Hと同様の直接放射型。
これが気になる。








同軸ドライバーはメカニズムとしては興味深いが、必然的なものだとは全く考えていない。
説得力のある音が出なければ同軸どころではない、というのが現実だ。

同軸ではなくRe-entrantタイプにこだわるならBMS4592ND-midしかない。
Frequency Rangeが200~9000Hz、Recommended Crossoverが300Hz。
スロート径は2インチ。

MR94のスロート径は1.4インチ。
これを2インチにするためにはスロート部を短縮するのが常識。
しかしそうではなく、スロート部のスリット幅をスロート径に合わせて2インチに拡張するという方法もある。
この場合、スロート内壁面は平行となり、ホーンの幅は895mmになる。
ミッド用ホーンのJBL2392のスロートがこのタイプだ。
定指向性ホーンのスリット幅は使用帯域の最も短い波長と同等かさらに短い寸法となっている。

う~ん、製作にとりかかる前にドライバーを決定しないと、MR94DIYの各部の寸法が決まらない。
これはかなり時間がかかりそうだ。

BMS4592-midに関してはVOLTI AUDIOのサイトが面白い。
B&C DCM50との比較はこちら
ツィーター対決もある。
レストアの作業風景も楽しい。

現代のヨーロッパ製ユニットと伝統的な米国製ホーンシステムの融合。
確かな耳と柔軟な思考のなせる業。




2010/07/20

BIG TWEETERS

訪問者数10万人突破記念、巨大ツィーター特集!
謎につつまれているPyramid(ピラミッド)社Pyle Pro(パイルプロ)社
米国で安価なスピーカーユニットなどを販売しています。
製造元は?








上の画像はパイルプロ社のPDBT58。
JBL2402Hをそのまま2倍にしたようなお化け。
ボイスコイル径はなんと3インチ(75mm)。
環状ダイアフラムはチタン製です。
ホーン部の開口直径は怪しい日本語のマニュアルによるとおそらく128mmよりやや小さい程度です。
市場価格はせいぜい4、50ドル程度のものです。

PDBT58
3 inch Titanium Super Tweeter
Die-Cast Aluminum Frame
Diamond Chrome Cutting Finish
3 inch High Temperature Kapton Voice Coil
100 oz Magnet Structure
500 Watts RMS/1000 Watts Peak
4-8 Ohms Impedance
Ferro Fluid Enhanced Voice Coil
Sensitivity: 109dB
Frequency Response: 2kHz - 25kHz
Mylar Crossover Capacitor Included
5'' Diameter - 2 inch Mounting Depth
Sold as: Single






上の画像はピラミッド社のTW57。
スペックもほとんど同じ。
同一製品なのでしょうか?












上の画像はピラミッド社のTW67。
PDBT58と同様に3インチ径ボイスコイル。
また、同じく環状チタンダイアフラム。
しかし、PDBT58の磁気回路重量が約2.8kgだったのに対し、こちらのは約4.25kg。
取付け時の奥行きはPDBT58が5cmなのに対し、こちらは約11cm。
お値段は、5、60ドル程度
なお、PDBT58もこのTW67も何れもアルミダイキャスト製です。

TW67
3" Titanium Super Tweeter
Die Cast Aluminum Frame
3" High Temperature Kapton Voice Coil
150 oz. Magnet Structure Weight
500 Watts RMS Power/1000 Watts Peak Power
4-8 Ohms Impedance
Ferro Fluid Enhanced Voice Coil
Sensitivity: 112dB
Frequency Response: 1.5k-25kHz
Single Pack in Gift Box
Mylar Crossover Capacitor Included
7" Diameter/4.5" Mounting Depth

TW67に似ているのが下の画像のパイルプロ社のPDBT68。
ただし奥行きが2インチと表示されているのでTW67とは別物かもしれません。
画像も実際の製品と異なる可能性があります。
比較的新しい製品であるため、お値段は高めです






大きさを比較するとこんな感じです。










Parts-ExpressのクチコミによるとPDBT58TW67もなかなか評判がいいと思います。
カーオーディオ用だと思いますが、そうした用途や価格による偏見を持つことなく、受持ち帯域を適切に設定すればこれらユニットの長所を引き出すことが出来ると思います。

PDBT58やTW67は発売されてからかなりたちます。
7、8年前には販売されていたように思います。
そのころから入手しようと思っていたのですが縁がないです。

P.AudioのPST-888という2.85インチボイスコイルのブレットツィーターがありました。
PST-888の類似品は沢山あり、この手のBig Tweeterのオリジナルがどれなのかは未だに不明です。
下の画像はここに掲載されていました。














タイ語が読めないのでよく分かりませんが、PST-888は500バーツ(1350円)というお値段です。



ブレットタイプの環状ダイアフラムには、リボンツィーターのリボンをグルッと円状に成型したもの、というイメージを持っています。
2402Hの場合、そのリボンの長さは44mm×3.14の138mm。
Big Tweeterの3インチ径ボイスコイルの場合は239mm。
2倍近い長さになります。

だからどうなのか、というのは使ってみないと分からない。
マルチウェイで使用する他、20cmクラスの小口径2ウェイで使用するとどうなるか?
意外とうるさくなくて落ち着いた感じかもしれないなどと想像したりしています。


















う~ん、4発のデザインは難しい…










う~む。


 



その昔、コーラルの10DU-60Bというパッシブラジエターを使用していて、ま、その、いわゆる、かくれドロンコーンファンであります。
Parts-Expressに、Dayton SD315-PR 12" Passive Radiatorというのが30ドル程度であります。








これを背面に取り付けると、バスレフポートがなくなってすっきり。
容積はバスレフの3分の2とか、2分の1程度。






パッシブラジエターを使用するなら、何も4発でなくても低音は十分に出るだろうなぁ。
1発や2発でも十分なような気がします。
1発や2発ならパッシブラジエターは10インチでもいいかも。

容積を小さめにすること以外、パッシブラジエターのお約束というのはないような気がします。
一般的にはウーファー(又はフルレンジ)ユニットの口径よりも大きいものを選びます。
20cm1発の場合、38cmのパッシブラジエターを使用することも可能。
この場合でも容積は25~40L程度にします。

Parts-Expressは安価なネットワークパーツも扱っています。
ハイパス用のコンデンサー(付属品)とアッテネータだけでいいような気がします。




2010/07/19

SELENIUM ST400 TRIO

セレニウム社はブラジルのスピーカーユニットメーカー。
日本製の工作機械を使用し業務用からカーオーディオ用まで様々なスピーカーユニットを大量生産しています。

ST400 Trioはセレニウム社の最新のツィーターです。
パンフレットを見てみると2009年5月ごろに発表されたようです。
新製品なのでまだ米国市場にあまり出回っておらず平均的な市場価格がどの程度になるのかがはっきりしませんが、66ドルで販売しているショップがありました。

ご覧の通りJBL2402Hのクローンです。
しかし、画像を見るとオリジナルよりも高精度の切削加工が施されているように思えます。
ホーンの開口直径はパンフレット記載の図面を測ってみると2402Hと同じ79mmのようです。
なお、ボイスコイル径は2402Hが44mmであり、ST400 Trioは42mm。
ダイアフラムはフェノリック製の環状タイプ、ボイスコイルはCCAWです。






暑いですねぇ~
涼しげな画像、南半球からの暑中お見舞いなのです。








ツィーターなのにダイアフラムがフェノリック製というのが面白いですね。
セレニウム社はフェノリックが大好きなメーカーです。
下の画像は、補修用のRPST400です。



ブレット(bullet/弾丸)タイプのツィーターは使いにくいけど、9kHzから13kHzぐらいの帯域で閃光のように飛んでくる高音を再現するには一番合うのではないかと思っています。
黄色いホーンシステムでは2402H-05を10.1kHz(L-R -48dB/oct)のハイパスで使用しています。
安価なのでB&CのDE35と一緒に買ってみようかな。




おかげさまで訪問者数が10万になりました。
いつも見て頂き感謝しております。




2010/07/08

Suntory Hall The 528th Popular Series

読売日本交響楽団の第528回名曲シリーズのコンサートに行ってきました。








指揮者はシルヴァン・カンブルランさん。

前半は、ハイドンのオラトリオ(天地創造)から序奏とヴァレーズの砂漠。
この2曲は連続して演奏されました。
指揮者のカンブルランさんのお話に よると「ハイドンの〈天地創造〉の序奏部分で、彼はカオスを描いていますが、そのカオスの後にヴァレーズの〈砂漠〉がやってきます。ハイドンの書法がいか に現代的なものであったかを聴くことは、聴衆の皆さんにとっても興味深いことだろうと思います。ハイドンが演奏されて、ヴァレーズが続きますが、ヴァレー ズがいつ始まったのか、はっきりとはわからないでしょう。どうぞ会場にいらして、皆様の耳で聴いて確かめてみてください。」とのことでした。

それはともかく、砂漠はどうも、などと思いながら出かけた訳です。
ところがCDで聴くのとは大違い!
緊迫感が別次元!!
特にサンダル(手に持って皮を張った木の台?に打ち付けて音を出す)まで動員した打楽器群の奏者の方々の緊張感が猛烈に伝わってくる。
リズムというか拍子がデタラメなのかと思いきやカンブルランさんの指揮を見ているとそんなことはなく、無機的なはずの砂漠が実に有機的に感じられる。
ティパニのズダダダンという非常に早く切れが良くダイナミックな鳴りが凄い!

「ヴァ レーズ自身が、砂漠とは、砂、海、山といった物理的な砂漠を意味するだけではなく、大都会の人気のない通りのことでもあり、人間の奥深くにある内的宇宙を も意味している、という意味深長な言葉を残していることを忘れてはならないだろう」と読売日響の7月号小冊子に解説がありました。
しかし、この演奏からは、そうした絶望、不安、孤独、虚無感も命があるからこそ感じられる、というような、何と申しましょうか、生命感というか前向きな?力強さが感じられたのです。
すっかり砂漠のファンになってしまいました。

休憩時間に打楽器群がどんどん片付けられていくのを見て、なんだか大変残念な気持ちになりました。
もう少し見ていたかったなぁ…

後半はマーラーの交響曲(大地の歌)。
アルトはエカテリーナ・グバノヴァさん、テノールはミヒャエル・ケーニッヒさんです。
P席ですから、背中側で聴くわけでして、これも期待できないなぁと思ってました。
しかし、舞台に現れたグバノヴァさんもケーニッヒさんも背が高く体格も立派であり声量があるため、ちゃんと聴こえました。
いやぁ、これはよかったです。

漢詩というのは酒に酔う話が多く苦手です。
だってあんまり飲まないからそういう気持ちが分からないのと、酒でおかしくなってしまった連中が回りにいっぱいいるから。
頭が変になって死んだのもいる。
飲んで騒いだり嘆いたりというのは信楽焼の狸が躁鬱病にかかっているようなもんですね。
みっともない。

帰りの電車の中で大地の歌というか漢詩のことを考えてみると…
当時は巨大スピーカーやDCX2496がなく、酒ぐらいしか楽しみがなかったのではないか。
そして、人生に想いを巡らすには詩人自身が幼すぎたように思う。
何故って平均寿命が短かかったから。
現代では… 想いを巡らすのにあきて、どうでもよくなる。
だから詩もできん。
何という珍解釈、こんなの初めて聞きましたぁ。

読売日響の7月号小冊子と、会員特典で今日もらってきたカンブルランさん指揮の運命と、けいおん!りっちゃん隊員のキャラソンCD。
これは世界だ?









PLAYTECHのLP-500 PREMIUM F-Hole Cherry Burstなのだっ!
なぜかギー太は、ぷれみあむ、なのだっ!








いいなぁ…
ほしいなぁ…








じつはギー太は子供用なのだった!
お父さんは、がまん、なのだ…






amPlug AC30、どんな音なんだろう。

LP-500 Fホール付は完璧でした。
どこも悪い部分が無く、とても弾きやすく、音色が素晴らしい。
ちゃんと響きがある。
塗装も見事。
これで2万円は驚異的。

AC30もノイズはなく、TONEとGAINの2つのダイヤルで音作りができる。
さらに、プレイテックのベースベース用マルチエフェクターを注文しました。
エリザベ~ス、早くこないかな。









ついでにギター用のマルチエフェクターも注文。
デジタル機材はついつい買ってしまうのだ。









JBL 2407H or 2408H + PEAVEY CH-1
PEAVEY RX-22 + PEAVEY CH-1
PEAVEY 1508-8 HE BWX ×4
ベースが届かないので落書きだけが増えてゆく。




…と、届いた。
早速、箱から出してみると…

木目が気になって仕方なかった。
木目がデザインの要になっているような製品を現物を見ずに買う、というスリル。
こんなにドキドキしたのは久しぶりです。

箱から出してみると、おおっ、これは素晴らしい木目!
画像のような白木ではなく薄茶色。
実物は画像よりもずっと渋い。
梨地仕上げのつまみも渋い…
機能的な問題もないです。

マルチエフェクターのZOOMのB1は、とりあえずリズム機能が面白い。
これに合わせて好き勝手に弾く。
いきなりノリノリになってしまいました。







楽器を買うと思い出すのは、漱石の猫に出てくる寒月先生のバイオリンの話。
金善という雑貨屋にバイオリンが吊るしてある。
お値段、五円二十銭。
「おいそんな安いヴァイオリンがあるのかい。おもちゃじゃないか」
というのですから、それはそれは安いものなのでしょう。

寒月の説明によると「(バイオリンは)二三梃いっしょに店頭へ吊るしておくのです。それがね、時々散歩をして前を通るときに風が吹きつけたり、小僧の手が障ったりして、そら音を出す事があります。」

で、寒月は「その音を聞くと急に心臓が破裂しそうな心持で、いても立ってもいられなくなる」と言います。
これに対し、美学者の迷亭は「危険だね。水癲癇、人癲癇と癲癇にもいろいろ種類があるが君のはウェルテルだけあって、ヴァイオリン癲癇だ」と冷やかすと、東風が「いやそのくらい感覚が鋭敏でなければ真の芸術家にはなれないですよ。どうしても天才肌だ」と感心する。

くすくすくす。














2色ホーンシステムのV字型バッフルのデジタル制御は大変難しかった。
しかし、長い間の苦しい格闘の末、何とかものにできた。
もっともっと気難しくて手に負えないようなシステムを作ってみたいな。

CH-1ホーンは、ネジ込み式の1インチスロートだ。
そのスロート口には取外しが可能な大きなナットが挟み込まれており、これにドライバーのスロートをねじ込むようになっている。
この大きなナットを取り外し、スロート部を改造すると1.5インチ程度のスロート口を確保することができそう。
安価なPEAVEYの44XTは付属のスロートアダプタを取り外すと1.6インチスロート。
これをCH-1に取り付けたらどうだろうか。

ウーファー部はバックロードも考えてみたい。
ちなみにバックロードという呼び方は日本だけ。
普通はスクープ(scoop/ひしゃく、大さじ)、スクーパー、リアローディッド。








ギー太とエリザベス。



2010/07/05

PRECISION DEVICES PD.1851

2010年の3月末に開催されたフランクフルトプロライト+サウンドショーでPRECISION DEVICES社からPD.1850の後継機種と思われるPD.1851が発表されました。

PD.1850は超強力18インチウーファーユニットの元祖的な存在。
JBLやEVのユニットが必ずしも最強最良のユニットではないことを思い知らせてくれたユニットでもあります。

PD.2150の後継機種であるPD.2151がネオジム磁気回路だったので、PD.1851もそうなると思っていたのですが、なんとなんとフェライト磁気回路。
1850と1851の差異は重さが22kgから23.8kgへ増加、Mmsも若干増加、耐入力が800Wから1000Wへ向上したことぐらいです。
あまり変更するとシステムの追加の際に問題が生じるからでしょう。
なお、ポールピースの中央の放熱孔の周囲に6つの小孔?があるのですが、これが放熱孔なのかどうかは良く分かりません。

それにしても24kg程度ならフェライトのままでも良かろうという判断は時代錯誤ではないかと。
とはいえ、PD社の4桁シリーズに比べると、JBLやEVの15インチや18インチユニットなど、まるでフォスのFE203のようなもの。
お話にならないというか、レベルが違いすぎて比較の対象にすらならない、ということです。







PD.1850と言えば、やはりspeakerplans.com
世界的に人気があるサイト。
"Plans"の設計図や"Forum"のユニークな自作スピーカーの画像や高度な話が面白いです。

そういえば、PRECISION DEVICES社と同じ英国のFane社と米国のEminence社は、同じ資本下に入っているようなことをネット上で読んだことがあります。
う~ん、FaneやEminenceの製品はまだひとつも紹介していません。
ネタがありすぎる…

最近、エレキギターとかエレキベースに興味が出てきて、どうしようかなと。
VOXのamPlugというのがあり、これを介してオーディオ装置に手軽に接続できるような気がします。
ベース用にはコンプレッサーが含まれているようですし。

コンプレッサーといえば、DCX2496はリミッターの設定ができたよね。
さらにダイナミックEQというものあり、これは帯域別のマルチバンドコンプレッサーになるのかな。

オーディオはそろそろおしまいにしたい。
もう十分な音が出ていますし、これ以上発展させるための部屋のスペースがないです。
ブログもホームページも更新の頻度を極端に落として事実上放置する方向で考えています。
ギターのブログなどを始めるかもしれません。

コメント欄がないとつまらないです。
でも、返答に困るようなコメントが多いので、これも仕方ないです。
攻撃的だし、失礼だし、しつこいし、空気読めないような奇妙なヒトがオーディオには多いです。
人格障害者なのか、平気で嘘をつくし気に入らない相手をこき下ろすようなのがいる。
こういう方は音楽を聴いてもなんにもならないような気がしますね。

変なヒトと言えば、SoundFrailの早瀬何とかっていうヒト。
ずいぶん前の話ですが、黄色いホーンのホームページにリンクして下さいとメールで申し込みがありました。
しかし、ハイエンド系がイヤだったので断ったのです。
そしたら次々とメールを送ってきて、しょうがないから最後は折れてリンクしてあげました。
ところが、しばらくしたら、相互リンクなのにこっちのは相手のリンクから外されてる。
何のことわりもなく。

メールでも変なヒトが多いです。
ホームページののんびりした語り口からか、こちらがバカ者か何かと勘違いしているような方がいます。
オーディオのことを教え諭すようなメールの文面。
機材自慢とかも。
まったく何を考えているのやら。

でも、ホームページやブログをやって面白いことも沢山ありました。
このブログについて、ロシアのBBSで「同志のブログが面白い」という書き込みがあったり。
プラスマイナスを考えると、十分にプラスです。




Nominal Diameter 46 cm (18”)
Voice Coil Diameter 127 mm (5”)
Nominal impedance 4,8 or 16 Ohms
Power Rating 1000 Watts (AES)
Sensitivity (1W/1M) 98 dB
Frequency Range 35 Hz - 2 kHz
Recommended Enclosure Volume 90-220 Litres
Displacement Limit (peak-peak) 34 mm (1.33”)
Resonance 34 Hz
Voice Coil Copper
Voice Coil Winding Depth 29 mm (1.14”)
Magnet Gap Depth 12 mm (0.453”)
Magnet Material Ceramic
Flux Density 1.18 T
Dust Dome Material paper
Suspension Material Accrylic
Cone / Surround Material Paper/HGBC

Thiele-Small Parameters
Fs 34 Hz
Re 5.4 Ohms
Qts 0.29
Qms 15.81
Qes 0.3
Vas 182 Litres
Mms 231.4 g
Sd 11506 cm2
Cms 96 μM/N
BL 31 T/m
Xmax 12 mm
Vd 1.31 Litres