V2が増殖してしまったのは、VR 30-110mm f/3.8-5.6を購入しようと思ったからです。
このレンズ、単品では約2万円。
一方、アマゾンのオリジナルセットだと5万円。
差額を考えて黒いV2と11-27.5mm f/3.5-5.6も入手したというわけです。
これなら旅行の際に標準レンズと望遠レンズをそれぞれ2つのV2に取り付けることができます。
当初はそんなことを考えていたのですが、Amazonにこのセットを注文してから、これはもしかするとパノラマシステムを構築できるのでは?と気付きました。
"パノラマシステム"なんて言葉は聞いたことがありませんが、要するに2台並べて撮影し、画像を合成すればパノラマになる、という簡単なシステムです。
問題になるのは、2台のレンズがちがうものだということ。
2つのズームレンズの焦点距離をどうやって合わせればいいのか。
V2は、再生時に背面のDISPボタンを押すとズームレンズの焦点距離が表示されます。
そこで表示される焦点距離を書き出してみました。
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6は、
10mm,10.7mm,11mm,11.4mm,11.8mm,12.2mm,12.7mm,13.1mm,13.6mm,14mm,14.5mm,15.1mm,15.7mm,16.3mm,16.9mm,17.5mm,18.2mm,18.9mm,19.6mm,20.3mm,21.1mm,21.9mm,22.7mm,23.6mm,24.4mm,25.2mm,25.9mm,26.7mm,30mmです。
一方、1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6は、
11mm,12mm,12.5mm,13mm,13.5mm,14mm,14.5mm,15mm,15.6mm,16.1mm,16.6mm,17.1mm,17.7mm,18.2mm,18.7mm,19.3mm,19.9mm,20.5mm,21mm,21.5mm,22.1mm,22.6mm,23.1mm,23.6mm,24.1mm,24.5mm,25mm,25.4mm,25.8mm,27.5mmです。ふう。
両レンズに共通する焦点距離はというと11mm(35mm換算で29.7mm),14mm(同37.8mm),18.2mm(同49.14mm),23.6mm(同63.72mm)という4つの焦点距離です。
うん、いい感じではないですか。
11mmの水平画角が 62°、14mmが51°、18.2mmが40°、23.6mmが32°になります。
35mm判の14mmが104.3°、20mmが84.0°、24mmが73.7°、28mmが65.5°、35mmが54.4°ですから、オーバーラップする画角が約25%だとすると、標準の18.2mmが24mm相当になることが分かります。
具体的にはこの横浜港のパノラマ画像になるわけです。
この4つの焦点距離、覚えやすいです。
11はイチイチ、14はイチヨン、18.2はイッパツ、23.6はニサンガロクだもの。
しばらく練習すると、1回か2回、ズームリングを操作するだけでこの4つの焦点距離を出すことができるようになりました。
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