ランシングヘリテッジの4430/4435を紹介するページに4315のことが記載されています。
「当時のJBLには、4350、4343、および4315(私が賞賛した製品)を含む、優れたスタジオモニター群がありました。
4343や4350は、特に4350は非常に大きかったこともあり、皮肉を交えて「日本のブックシェルフスピーカー」と呼ばれることもありました。」
"At the time JBL had a good line of studiomonitors including the 4350, the 4343 and the 4315 (a product I much admired).
The 4343, and especially the 4350, were very large and were sometimes referred to ironically as "Japanese bookshelf speakers"."
この文章を書いた人は、4430と4435の開発責任者だったDavid Smith氏です。
"the 4350, the 4343 and the 4315 (a product I much admired)."で、"products I much admired"という複数形にしていないことから、デヴィッドさんが、4315を気に入っていたことがわかります。
さらに、"2, 3 or 4 way?"というコラムを翻訳してみると、
「4430/35以前のスタジオモニターの多くは、3ウェイまたは4ウェイでした。
8インチの中低域用ユニットを追加すると、パワーハンドリングが確実に改善されると共に、ウーファーのエクスカーション(コーンの可動域における振幅運動)が顕著になるハイパワー駆動時でのサウンドもクリーンアップされます。」
"A lot of the systemsthat preceded the 4430/35 were 3 or even 4 way designs.
Adding an 8” lower midrange would certainly improve power handling and also clean up the sound at high levels where the woofer’s excursion gets significant."
という文章が出てきます。
10インチや12インチではなく、わざわざ"8インチ"と記載していることからも、4430/35の開発にあたりデヴィッドさんの念頭にあったのは4315だったのでしょう。
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