ツィーターの接続作業を完了し、とりあえず音出しです。
コンデンサーの容量や291-16Kと2408Hの能率差などが気になっていたのですが、どうやら大丈夫みたいです。
さあ、作業開始。
最初に、ECM8000のマイクセッティング。
DCX2496のオートアラインでディレイの設定を行いました。
DCX2496のオートアラインは2㎜単位なのですが、これが左右共に280mm(3156)となり、ぴったり一致してしまったのには笑ってしまいました。
やっぱり厳密にマイクセッティングをおこなうとこういうことも起こるのかと。
オートアラインが終わると、ECM8000をDCX2496から初期化したDEQ2496につなぎ変えます。
DEQ2496にピンクノイズを発生させ、RTAで監視しながらDCX2496でマルチアンプのレベル調整を行いました。
低域端と高域端がやや落ちているので帯域別のイコライジングを使いそれぞれブースト。
左右別にほぼフラットな特性を作ります。
今度はDEQ2496のAUTO EQを使用して左右別に全帯域をフラット化しました。
これで25Hzから20kHzまでフラットになりました。
最後に"ORIGINAL"、"LV2"、"LV3"、"CLEAR"の4種類のPEQ設定をメモリしました。
やっぱりツィーターがあるとないのとでは雲泥の差です。
マンタレイホーンとバイラジアルホーンの夢のコラボレーション。
これで黄色いホーンシステム、DIYホーンシステム、そしてこの改造ALTECシステムの3つのシステムは、同じPEQ設定になりました。
同じバランスで鳴っているのに音は違います。
各システムの規模の差や個性が感じられて本当に面白いです。
改造ALTECシステムとの暗闘は2018年の11月ごろから始まり、これで一応の完結をみました。
素晴らしい音に仕上がり、文句のつけようがありません。
寝っ転がって聴いていても音楽が素直に体に入ってきて、オーディオのことを意識しないですみます。
ヨッフムのベートーヴェンの一番と二番、それからベートーヴェンエディションのDisc12、コリオラン序曲やオルガン曲を楽しみました。
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