2010/07/05

PRECISION DEVICES PD.1851

2010年の3月末に開催されたフランクフルトプロライト+サウンドショーでPRECISION DEVICES社からPD.1850の後継機種と思われるPD.1851が発表されました。

PD.1850は超強力18インチウーファーユニットの元祖的な存在。
JBLやEVのユニットが必ずしも最強最良のユニットではないことを思い知らせてくれたユニットでもあります。

PD.2150の後継機種であるPD.2151がネオジム磁気回路だったので、PD.1851もそうなると思っていたのですが、なんとなんとフェライト磁気回路。
1850と1851の差異は重さが22kgから23.8kgへ増加、Mmsも若干増加、耐入力が800Wから1000Wへ向上したことぐらいです。
あまり変更するとシステムの追加の際に問題が生じるからでしょう。
なお、ポールピースの中央の放熱孔の周囲に6つの小孔?があるのですが、これが放熱孔なのかどうかは良く分かりません。

それにしても24kg程度ならフェライトのままでも良かろうという判断は時代錯誤ではないかと。
とはいえ、PD社の4桁シリーズに比べると、JBLやEVの15インチや18インチユニットなど、まるでフォスのFE203のようなもの。
お話にならないというか、レベルが違いすぎて比較の対象にすらならない、ということです。







PD.1850と言えば、やはりspeakerplans.com
世界的に人気があるサイト。
"Plans"の設計図や"Forum"のユニークな自作スピーカーの画像や高度な話が面白いです。

そういえば、PRECISION DEVICES社と同じ英国のFane社と米国のEminence社は、同じ資本下に入っているようなことをネット上で読んだことがあります。
う~ん、FaneやEminenceの製品はまだひとつも紹介していません。
ネタがありすぎる…

最近、エレキギターとかエレキベースに興味が出てきて、どうしようかなと。
VOXのamPlugというのがあり、これを介してオーディオ装置に手軽に接続できるような気がします。
ベース用にはコンプレッサーが含まれているようですし。

コンプレッサーといえば、DCX2496はリミッターの設定ができたよね。
さらにダイナミックEQというものあり、これは帯域別のマルチバンドコンプレッサーになるのかな。

オーディオはそろそろおしまいにしたい。
もう十分な音が出ていますし、これ以上発展させるための部屋のスペースがないです。
ブログもホームページも更新の頻度を極端に落として事実上放置する方向で考えています。
ギターのブログなどを始めるかもしれません。

コメント欄がないとつまらないです。
でも、返答に困るようなコメントが多いので、これも仕方ないです。
攻撃的だし、失礼だし、しつこいし、空気読めないような奇妙なヒトがオーディオには多いです。
人格障害者なのか、平気で嘘をつくし気に入らない相手をこき下ろすようなのがいる。
こういう方は音楽を聴いてもなんにもならないような気がしますね。

変なヒトと言えば、SoundFrailの早瀬何とかっていうヒト。
ずいぶん前の話ですが、黄色いホーンのホームページにリンクして下さいとメールで申し込みがありました。
しかし、ハイエンド系がイヤだったので断ったのです。
そしたら次々とメールを送ってきて、しょうがないから最後は折れてリンクしてあげました。
ところが、しばらくしたら、相互リンクなのにこっちのは相手のリンクから外されてる。
何のことわりもなく。

メールでも変なヒトが多いです。
ホームページののんびりした語り口からか、こちらがバカ者か何かと勘違いしているような方がいます。
オーディオのことを教え諭すようなメールの文面。
機材自慢とかも。
まったく何を考えているのやら。

でも、ホームページやブログをやって面白いことも沢山ありました。
このブログについて、ロシアのBBSで「同志のブログが面白い」という書き込みがあったり。
プラスマイナスを考えると、十分にプラスです。




Nominal Diameter 46 cm (18”)
Voice Coil Diameter 127 mm (5”)
Nominal impedance 4,8 or 16 Ohms
Power Rating 1000 Watts (AES)
Sensitivity (1W/1M) 98 dB
Frequency Range 35 Hz - 2 kHz
Recommended Enclosure Volume 90-220 Litres
Displacement Limit (peak-peak) 34 mm (1.33”)
Resonance 34 Hz
Voice Coil Copper
Voice Coil Winding Depth 29 mm (1.14”)
Magnet Gap Depth 12 mm (0.453”)
Magnet Material Ceramic
Flux Density 1.18 T
Dust Dome Material paper
Suspension Material Accrylic
Cone / Surround Material Paper/HGBC

Thiele-Small Parameters
Fs 34 Hz
Re 5.4 Ohms
Qts 0.29
Qms 15.81
Qes 0.3
Vas 182 Litres
Mms 231.4 g
Sd 11506 cm2
Cms 96 μM/N
BL 31 T/m
Xmax 12 mm
Vd 1.31 Litres 




2010/06/24

Suntory Hall Organ Promenade Concert

お昼のオルガンコンサートに行ってきました。
1階最前列中央で聴きました。






オルガン奏者:小島弥寧子さん
ヴァレンテ(c.1520~c.1581):5つの変奏によるロマネスカ
グリニ(1672~1703): 讃歌『来たれ、創り主なる精霊よ(ヴェニ・クレアトール)』から
「テノール声部の定旋律による5声のプラン・ジュ」「5声のフーガ」「グラン・ジュの対話」
近藤岳(1973~): 薄紅の刻(うすくれないのとき)〔2010年本願寺築地別院委嘱作品〕
ラングレ(1907~91): 『グレゴリオ聖歌による3つのパラフレーズ』op. 5 から
第3番 感謝の祈りの讃歌「テ・デウム」








MR94Aのホーンスタンドは苦労しました。
ノーマルのスロートとY字型スロートの両方に対応するように作ったから。
ノーマルスロートには2451Hを装着。
でも、これはお遊び。
将来的にはBMSの同軸ドライバーである4594NDを使いたいなぁ。

Y字型スロートは、2451Hと1インチスロートのドライバーの組み合わせ。
JBL MTA-1 (1インチ/1.5インチアダプタ)を片側に使用。
1インチスロートのドライバーは、2407H、2408H、RX22を使います。
これもお遊び。
DCX2496で精密に制御しても、おそらくうまくいかないだろう。

昨夜、4つのスロートとホーンスタンドの塗装完了。
やれやれと思ってここを見たら「色、塗りまくり」なんて書いてあった。
う~む。







「1.4インチスロート径のホーンに1.5インチスロート径のドライバーを取り付ける、そんなことしたことある?」
というランシングヘリテッジのフォーラムの書き込みを見つけた。
でも、やりました!というレスはつかなかった。

しかし、こんなデータもネット上にはある。

B&C Speakers DE700 + ME90
B&C Speakers DE1000 + ME90

B&CのME90は1.4インチスロート径のホーン。
DE700と1000は1.5インチスロート径のドライバー。

比較データとしては、
BMS 4555 + ME90
BMS 4554 + ME90

4555は1.5インチスロート径のドライバー。
4554は4555と同様の構成を有する1.4インチスロート径のドライバー。

他にもデータがあるが、残念ながら?影響を指摘することはできない。
当たり前か。

定指向性ホーンの場合には、スロート口に段部が形成されたり、スロート面積が狭くなっているものがある。
JBL2360と2360Bのスロート口は円形。
JBL2360Aには左右両側が狭まった小判型のものがある。
MR94は上下が狭まった小判型
スロート口の奥はさらに急激に狭くなっている。
机上の計算式ではなく実際の測定によって形状が決定されているからだ。

という訳で遠慮はいらない。
直付けでやってみることにした、というよりY字型スロートの購入時にはすでにそれを決めていました。











ALTECのホーン/ドライバーのスロートの口径は1.4インチ。
最近のJBLのは1.5インチ。
どうして?は、こちらを










6/25 音だし。
うわぁ、困ったな、これ…







ごめん、縦置きなんだ。 




JBL 2408H / SELENIUM HM17-25
JBL 2451H / ALTEC MR94A
PEAVEY 1508-8ALCP PRORIDER
PEAVEY 1808-8HPS LOWRIDER






上の画像は2451Hとノーマルスロートの組み合わせ。
逆下駄状のアタッチメントの交換と、支柱位置の移動によりY字型スロートにも対応。







アダプタにはRX22。
それから、Y字型用の逆下駄状のアタッチメント。

ALTECの灰色には様々な濃さの灰色ペンキが使われている。
ペンキの濃度を管理していないというか、大雑把なんだよね。
さらに、このY字型スロートのスロート径は約38mmもある。
約38mmの「約」というのは、その直径の寸法にばらつきがあるのです。
1.4インチは35.6mm、1.5インチは38.1mmだから、もはや1.4インチスロート径とは呼べないです。














黄色いホーンシステム








白色ホーンシステム






となると、2色ホーンシステムあらためバナナ色ホーンシステムということになるのだろうか?