2015/11/08

JBL VTX Series V20 & S25 (4)




2014年の4月の記事、VTX-V20がそのままになっていました。
う~ん、何を書こうと思っていたんだっけ…
とりあえず、以下の3つの記事の続編です。

JBL VTX Series V20 & S25
JBL VTX Series V20 & S25 (2)
JBL VTX Series V20 & S25 (3)

V20の一番の話題は新型ドライバーだったので、この話題からリハビリがてら書いてみましょう。
この新しいドライバー、D2 D2415Kといいます。
D2430Kの小型版。



放熱板がなかなか精悍です。
V20のSpec Sheetには、"High Frequency: Three 2415K D2 Dual Diaphragm Dual Voice Coil
Compression Driver; two 38 mm (1.5 in) dia. voice coils; 21 mm (0.8 in) exit"と記載されています。
ボイスコイル径が38mmというのはなじみがありますが、スロート口の直径が21mmというのは、見なれないというか。
まあ、ホーンは自作するからどうでもいいけど。



これでD2シリーズは2機種。
ハイ側はこれで鉄壁。

4インチダイアフラムは高域側が今ひとつ。
それで黄色いホーンシステムでは4kHz以上を2431Hに任せています。
この2431Hがいい仕事をするのですよ。

次世代システムでは、この2431HがD2430Kになるわけです。
さらに、そのD2430Kの上をこのD2415Kが受持つ!
ふ、ふ、ふ、ふ、ふ。






ふふふ、というからこのがぞうではなく、まちうけがめんのかべがみをつくってみた。
1136ぴくせるのがぞう、けっこうおおきいよね。
こんなもんのぞかれたら、しゃかいてきにしぬかも。


2015/11/05

JBL 4367 Studio Monitor



10月15日、米国ダラスで開催されたオーディオ機器などの展示会"CEDIA EXPO 2015"でJBL 4367 Studio Monitorが発表されました。
M2 Master Reference Monitor直系、久々のモニターグレードのスピーカーシステムです。
伝統あるJBLモニターの雰囲気が漂い、これはなかなかカッコいいですね。





スペックは以下のとおり。

4367
15" 2-way Studio Monitor Loudspeaker

Specs
Features:
15" (380mm) low-frequency transducer for low-distortion, natural sound

Extremely smooth and wide frequency response

High-Definition Imaging (HDI™) horn technology

Frequency Response:
30Hz – 40kHz

Speaker Configuration:
3" (75mm) D2 2430K dual compression (U.S. patent no. 8280091) with High-Definition Imaging (HDI™) waveguide horn (U.S. patents pending)

15" (380mm) 2216Nd-1 Differential Drive® woofer (U.S. patent nos. 5664023, 5748760, 6768804, 6847726, 6774510)

Power Handling:
300 watts RMS

Sensitivity 1W @ 1m:
94dB

Nominal Impedance:
6 Ohms

Dimensions (H x W x D):
37-1/16" x 22-1/16" x 16-3/4" (941 mm x 560 mm x 425 mm)

Weight:
135 lb (61.2 kg)



黒っぽい仕上げのもあります。
AV用なのかな。







ホーンは、High-Definition Imaging (HDI™) waveguide hornというそうです。
M2のホーンと比べるとスロート奥の左右の突出がなくなっています。






ドライバーはD2 D2430K、ウーファーは2216Nd-1。
M2と同様の構成ですが、ウーファーは新しいスパイダーを採用しサラウンドのトリートメントを変更したそうです。
家庭内での音量に合わせて手直しをしたのでしょう。










この2216というのは、本当に美しいというか、精悍なデザインのウーファーですね。
萌えますというか、2216蕩れ~
M2との大きな違いは、ネットワークを内蔵していることです。
そのアッテネーターはHFとUHFとに分離しています。
2ウェイなんだけど3ウェイと同等の調整ができます、というのはうれしいですね。
なお、Lansing Heritage Forumに、4367のネットワークの設計がグレッグさんの最後の仕事のようだというようなことが書いてありました。





悲しいのはお値段。
ペアで15000ドルだそうです。
日本では1本80万円。
このさきオーディオ世代はだんだん収入が少なくなっていくし、このデフレのご時世に、ちと高すぎはしませんか。







D2430K蕩れ~なんて、今ごろなに言ってるのよ、阿良々木くん。