2022/05/01

YAMAHA W102BW



1985年製のヤマハW102BWを購入した。
高さ131cmの大型アップライトだ。
半艶消しのアメリカンウォルナット外装。
妻の実家のアップライトが黒だったので木目にした。

本体は495000円で運送/搬入料(クレーン車使用)が57200円だった。
椅子やクリーナー等の小物はサービスでついていた。
インシュレーターはamazonでイトマサのピアキャッチ(3980円)というのを買っておいた。




販売店が遠く電話で注文したため、自宅に運び込んでから初めて弾いた。
ヤマハピアノの専門店から購入したのでアクションなどはおおむね大丈夫だろうと。
肝心の音の方は電話で少し聴かせてもらったのだが、電話の音が悪くてあまりよく分からなかった。
が、気になるような音は出ておらず問題はなかろうと判断した。

搬入後、最初にアラベスク1番を弾いてみた。
思い入れのある大切な曲だ。
それに、この曲は何かを始めるときの新鮮な気持ちが表現されているように思っている。

ヤマハの音にはキラキラしたイメージがあったのだが、これは音がわりと太くまろやかな傾向。
ピアノは使い込んでゆくとハンマーフェルトが固くなり金属的な硬い音になっていく。
そういう音はしなかった。

とりあえず上前板と下前板を取り外して内部を見てみた。
内部は綺麗で、マフラーフェルトは交換されており、ブライドルテープも大丈夫そうだった。
ハンマーファイリングはされておらず、しかし、弦溝は浅かった。
ピアノを試弾せずに購入するとは夢にも思っていなかったが、素晴らしいピアノを入手できてよかった。






2022/04/24

Nikon D7100



D7100はD7000をベースに真面目に作りこまれたカメラである。
D7000が素晴らしいカメラだったので、D7100の完成度は非常に高い。
バッファ不足のおかげで不人気のため中古が入手しやすいのも魅力だ。
連射はCLぐらいなのでバッファ不足は欠点にはならない。




最初に購入したD7100は妻に使ってもらうことにした。
赤ストラップのこのD7100にはAF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VRを装着している。
数百ショットの新同品が42000円だったので自分用にもう一台購入した。
こちらはAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRを組み合わせている。




写真趣味は夫婦二人で楽しめて、最初にカメラの購入費用がいるものの中古で揃えればたいしたことはなく、維持費もほとんどかからない。
経済的に先行き不透明な今後を考えても持続できる趣味だと思う。
旅行などの思い出も残るし、一つのテーマにじっくり取り組んでゆけば作品と呼べるものを作ることができる。

散歩にもいくようになるので健康にもよい。
鳥や植物を撮影して調べると、様々な知識が増える。




デジタルカメラの性能は頭打ちの状態だ。
それが原因かは分からないが、近年、ひどいカメラ不況になっているようだ。
広告収入が減りアサヒカメラなどの雑誌が休刊になったそうである。

昔ながらのオーディオ、カメラ、車という趣味は、終わりの時を迎えているのであろう。
ブームが去り、新製品に追い立てられることもなく、使い古した年代物に囲まれながらのんびりやれる時代がようやく到来したという訳だ。
購入に際しても新品ではなく中古品で済ませ、今持っているものを大切に使ってゆくというスタイルになるだろう。