1985年製のヤマハW102BWを購入した。
高さ131cmの大型アップライトだ。
半艶消しのアメリカンウォルナット外装。
妻の実家のアップライトが黒だったので木目にした。
本体は495000円で運送/搬入料(クレーン車使用)が57200円だった。
椅子やクリーナー等の小物はサービスでついていた。
インシュレーターはamazonでイトマサのピアキャッチ(3980円)というのを買っておいた。
販売店が遠く電話で注文したため、自宅に運び込んでから初めて弾いた。
ヤマハピアノの専門店から購入したのでアクションなどはおおむね大丈夫だろうと。
肝心の音の方は電話で少し聴かせてもらったのだが、電話の音が悪くてあまりよく分からなかった。
が、気になるような音は出ておらず問題はなかろうと判断した。
搬入後、最初にアラベスク1番を弾いてみた。
思い入れのある大切な曲だ。
それに、この曲は何かを始めるときの新鮮な気持ちが表現されているように思っている。
ヤマハの音にはキラキラしたイメージがあったのだが、これは音がわりと太くまろやかな傾向。
ピアノは使い込んでゆくとハンマーフェルトが固くなり金属的な硬い音になっていく。
そういう音はしなかった。
とりあえず上前板と下前板を取り外して内部を見てみた。
内部は綺麗で、マフラーフェルトは交換されており、ブライドルテープも大丈夫そうだった。
ハンマーファイリングはされておらず、しかし、弦溝は浅かった。
ピアノを試弾せずに購入するとは夢にも思っていなかったが、素晴らしいピアノを入手できてよかった。
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