2026/03/05

Nikon Z35mm f/1.4



ところでf/1.8Sに対してf/1.4は劣っているのであろうか。
まず"S"の字が象徴するシャープネスについて調べてみたが、数値的にはf/1.8において2332対2632でなんとf/1.4の勝利。
ニコンが公表するMTFグラフは、開放のf/1.8とf/1.4をそれぞれ示しているので参考にはならない。

実際使ってみてそのシャープさは開放から素晴らしい。
開放の数値は1866であり、この数値が2000近くあれば十分以上だというのは経験的に分かっていたし、そのとおりだった。
それに寄れるし、その際、被写界深度は極薄でボケは自然で柔らかい。
高級レンズ買っちったという満足感に浸れる。
できればこのレンズ、D4sのファインダーで楽しみたかったな。

それ以外というとMF/AF切替スイッチの有無ということになるのだけれど、このレンズに限らずニコンのレンズならoverride(オーバーライド/上書き)機能があるのでこの違いはどうでもいいな。
AFでシャッター半押し状態のままピントリングに触れるだけで瞬時にMFに切り替わるし、AFに戻したければシャッターをもう一度半押しにするだけ。
多くのレビューで、この機能を説明しないのが不思議でしょうがない。
このoverrideはけっこう使うので、切替スイッチでMFとかそんなのウザくてやってらんないね。
接写の際にもoverrideでチューリップマークの方へもっていって、カメラを前後に動かしてピント調整するだけだし。
あとは置きピンとかちょっと考えつかないんだけど、まあ数十枚はMFが続くとか今日は一日中MFってときはiボタンでいいんじゃね、とこんなかんじだ。

1.4の方にだけコントロールリングが付いており、なんで価格の高い1.8Sについてないのだろう。
やっぱり1.4が1.8Sのバージョンアップ版、光学性能ではなくコンセプトという意味において、ということなのだろうか。
このコントロールリング、今のところ露出補正を割り振っており、じわりと回してはほほうと感心したりしてる。
まあ、無くてもまったく困らんが。



2026/03/04

Nikon Z35mm f/1.4



伝統の35mm f/1.4をお迎えしたので、これを機会に開放バカは返上するとして、やっぱりレンズは単焦点である。
単焦点なら面白い写真が撮れると固く信じている。
ズームだとボケっと立ったままズームリングを動かしてパチリとやればそれで済むが、単焦点だとそうはいかない。
最良のフレーミングを得るために時に走り回らなければならない。
しかもあっという間に光の状況は変化するので大忙しだ。
うまくいけば大喜び、しかし失敗してもズームにしておけば良かったなどとは考えない。
だって光にからかわれて走らされるなんて楽しいじゃないか。

単焦点を持ち出すときは気合が入る。
当然レンズはボディに付けた一本だけである。
あえて一本にして画角固定で勝負勝負。

準単焦点と言えるズームもあるぜ。
それはV2に70-300を付けたときだ。
この鳥撃用超速射魔神鑑の広角側の70mmは換算で189mmだから、これは大変だ。
先日の枯れた蘆原に日が差し込んで素晴らしい光景になったとき、運悪くこの189mmで撮ることになったのだ。
どんどん光の状況が変わってゆくから、そりゃ死にものぐるいで走り回った。
翌日も行ってみたがそんな光はどこにも無かった。
だから、こいつは特別な写真なのだ。

35mmは、189mmのような大変なことにならない。
その代わり退屈な感じになりやすいと思う。
これをどうするかが今後の課題だな。