以前からノートパソコン用の外部スピーカーが欲しかったのですが、手軽で音質が良いもの、という難題をクリアするようなものはないであろうと諦めておりました。
ところが先日、Amazonのおすすめ品にこのペブルスが表示されており、さっそくクリックしてみると、なんと450件を越えるレビューが。
これは買わなければでごじゃる。
このペブルス(水に洗われて丸くなった小石という意味)、USB DAC内蔵バスパワードスピーカーです。
Amazonで5745円でした。
安くなっちまったなぁ、JBL!
3日ほどエージングするとなかなかでごじゃる。
この手のスピーカーは低音過多で気をひくタイプが多いのに、これは低音を欲張っていません。
正攻法で勝負しているところがえらいっ!
その低音もイコライザでちょっとブーストすれば問題なし。
foobar2000なら55Hz、77Hz、110Hzを2~3ノッチ程度お好みでブーストするだけ。
Gomプレーヤーなら60Hzと170Hzのあたり。
50mm径のフルレンジドライバーだそうです。
このクラスだと10cmぐらいがいいのではと思っていたのですが、いやいやこの50mm、ほんとにびっくりしました。
コーン型なのかドーム型なのかは分かりませんが、これだけ低音が出るというのは予想できませんでした。
そしてコーン型特有のクセが感じられず、聴きやすいです。
垂直方向の指向性も広く、座高が高くても音像の位置が低くなりすぎたりはしません。
左右のスピーカーを繋ぐコードの長さがやや短いようにも思いますが、これはこの間隔でセットアップされているように思います。
USBからの電力供給なのでパワーが足りないのではと思っていたのですが、十分でした。
音量が足りない場合は、コントロールパネル、サウンド音声及びオーディオディバイス、システムの音量を調整する、ディバイスの音量の詳細設定で、Waveの音量が最大になっているかをチェックすること。
そしてノイズがない。
素晴らしいです。
置き方で音場が変化します。
縦置きでJBLのロゴがやや外側に向いた状態が音場が広くなっていいかも。
バスレフのポートが背面にあるため、壁からの距離で低音の量が変化します。
置き方や置き場所で遊べます。
優れたオーディオシステムは、埋もれがちになる細かい音がよく聴きとれるものです。
ペブルスは、そうしたシステム。
おそらくDSPになんらかの仕掛けがあるように思います。
ハーマンの商品ページには"さらに独自のコンピューター・シミュレーションを駆使したデジタル・シグナル・プロセッシングにより、ナチュラルで高品位なJBLサウンドを実現します。"と書いてありますし。
デザインも面白いよね。
ボリュームと電源スイッチを兼用するディスクが側面についているけど、こういう円形の造形物があるとそれと対応する位置に同じ円形であるスピーカーを配置してしまうのが並みのデザイナー。
しかし、肝心のスピーカーユニットはこのディスクとは無関係の場所に配置されている。
JBLらしい独創性のあるデザインです。
ノートパソコンの両脇に小さなスピーカーを置いて、音楽を聴くという経験がほとんどなかったので、大変新鮮です。
丁寧な描写とパンチ力が両立しており、ラジカセの音とは雲泥の差。
スピーカーシステムそのものではなく、スピーカーシステムの総合的な制御技術にJBLの底力を見たような気がしました。
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