D.A.S.社の10インチミッドの10Bは、4インチ径ボイスコイルの強力ユニット。
このフェライト磁気回路の10Bのネオジム磁気回路版は10BNでした。
ところが、10BNの後継機種は発表されず…
現在は10Bだけです。う~ん。
パンフレットを見てるとボイスコイルについて…
Voice coil diameter(直径) 102mm
Voice coil winding depth(巻き幅) 12mm
Voice coil Length(線材の長さ) 23.7m
Top plate thickness at voice coil(ボイスコイル周辺のトッププレートの厚さ) 8mm
と表示があります。
おもしろいねっ!
業務用の10インチミッドって好きなんだよね。
振動系の重さ(Mmsではなく)は、おそらく15インチの半分以下。
しかしこの手のユニットの磁気回路は15インチ最強クラス。
5Lエンジンを軽自動車に積み込んだようなもん。
15インチを選択しちゃうとスピーカー遊びが広がらない。
低域も中域も適当に出るけど、だからどっちも中途半端だね。
むしろ18インチでその上が10インチの方が楽しめる。
10インチのハイパスは100Hz。
18インチのローパスは100Hzからじわじわ上げてゆく。
120Hz程度まで18インチをかぶせると、これが太い太い!
クロスをかぶせると音が悪くなるっていうのは帯域による。
高域側では音が濁ることがある。
周波数レスポンスの変動もあるから、測定しつつ帯域別のイコライジングも併用しよう。
10インチをかませれば中低域のコントロールが効く。
また、その上は2インチ径ダイアフラムのドライバーでもよくなる。
これはJBL4345の考え方だね。
4345は290Hzクロスだけどこれは市販のシステムだから。
ネットワークを搭載しなければならない。
100Hzのネットワークというのは、スタジオモニターのようなハイパワーシステムの場合、事実上不可能だ。
低域側の領域に突入しちゃうのでアッテネータがもたないし弊害が出る。
300Hz程度のクロスならミッドのユニットの考え方も高域よりになる。
JBLが選択したのは3インチ径ボイスコイルに小さめのMmsという10インチ。
さらに、2245Hのような18インチに290Hzまで受持たせる。
これでは10インチも18インチも、それら口径の持ち味を十分に発揮できない。
妥協ゆえの残念なシステム。
だから4345の音で10インチと18インチの組み合わせを云々言われても、これは全く的外れだ。
マルチアンプシステムなら4345のような遠慮はいらない。
とはいえ、4345の発売は1981年。
もう29年前かと遠い目…
AES RMS 400W
Program 800W
SPL 98dB
Range 60Hz-5kHz
Weight 9.4kg
Fs 59Hz
Qts 0.186
Qes 0.190
Qms 8.147
Vas 28L
Re 5.5Ω
SD 0.036m2
Mms 47g
BL 22.8Tm
Xmax4mm
スイングジャーナルが休刊だそうだ。
仕事場の近くにかなり大きな書店がある。
でも、スイングジャーナルは置いていない。
無線と実験やラジオ技術も置いていない。
いつのころからかオーディオ雑誌は立ち読みさえもしなくなった。
その書店でオーディオジコマン開陳を買った。
最初のスピーカーの自作箱の写真につられた。
帰りの電車の中で読むと、この箱は業者が作ったことが分かった。
がっかりしてそれ以上は読んでいない。
"うまくいかなくてもかまわない"
そういう情熱と度量が失われてしまえば、すべては終わる。
現在のオーディオをして老人の趣味とは言い得て妙である。
このフェライト磁気回路の10Bのネオジム磁気回路版は10BNでした。
ところが、10BNの後継機種は発表されず…
現在は10Bだけです。う~ん。
パンフレットを見てるとボイスコイルについて…
Voice coil diameter(直径) 102mm
Voice coil winding depth(巻き幅) 12mm
Voice coil Length(線材の長さ) 23.7m
Top plate thickness at voice coil(ボイスコイル周辺のトッププレートの厚さ) 8mm
と表示があります。
おもしろいねっ!
業務用の10インチミッドって好きなんだよね。
振動系の重さ(Mmsではなく)は、おそらく15インチの半分以下。
しかしこの手のユニットの磁気回路は15インチ最強クラス。
5Lエンジンを軽自動車に積み込んだようなもん。
15インチを選択しちゃうとスピーカー遊びが広がらない。
低域も中域も適当に出るけど、だからどっちも中途半端だね。
むしろ18インチでその上が10インチの方が楽しめる。
10インチのハイパスは100Hz。
18インチのローパスは100Hzからじわじわ上げてゆく。
120Hz程度まで18インチをかぶせると、これが太い太い!
クロスをかぶせると音が悪くなるっていうのは帯域による。
高域側では音が濁ることがある。
周波数レスポンスの変動もあるから、測定しつつ帯域別のイコライジングも併用しよう。
10インチをかませれば中低域のコントロールが効く。
また、その上は2インチ径ダイアフラムのドライバーでもよくなる。
これはJBL4345の考え方だね。
4345は290Hzクロスだけどこれは市販のシステムだから。
ネットワークを搭載しなければならない。
100Hzのネットワークというのは、スタジオモニターのようなハイパワーシステムの場合、事実上不可能だ。
低域側の領域に突入しちゃうのでアッテネータがもたないし弊害が出る。
300Hz程度のクロスならミッドのユニットの考え方も高域よりになる。
JBLが選択したのは3インチ径ボイスコイルに小さめのMmsという10インチ。
さらに、2245Hのような18インチに290Hzまで受持たせる。
これでは10インチも18インチも、それら口径の持ち味を十分に発揮できない。
妥協ゆえの残念なシステム。
だから4345の音で10インチと18インチの組み合わせを云々言われても、これは全く的外れだ。
マルチアンプシステムなら4345のような遠慮はいらない。
とはいえ、4345の発売は1981年。
もう29年前かと遠い目…
AES RMS 400W
Program 800W
SPL 98dB
Range 60Hz-5kHz
Weight 9.4kg
Fs 59Hz
Qts 0.186
Qes 0.190
Qms 8.147
Vas 28L
Re 5.5Ω
SD 0.036m2
Mms 47g
BL 22.8Tm
Xmax4mm
スイングジャーナルが休刊だそうだ。
仕事場の近くにかなり大きな書店がある。
でも、スイングジャーナルは置いていない。
無線と実験やラジオ技術も置いていない。
いつのころからかオーディオ雑誌は立ち読みさえもしなくなった。
その書店でオーディオジコマン開陳を買った。
最初のスピーカーの自作箱の写真につられた。
帰りの電車の中で読むと、この箱は業者が作ったことが分かった。
がっかりしてそれ以上は読んでいない。
"うまくいかなくてもかまわない"
そういう情熱と度量が失われてしまえば、すべては終わる。
現在のオーディオをして老人の趣味とは言い得て妙である。
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