C222HPのサイズは、幅85.75cm、高さ152.4cm、奥行き35.56cm。
箱の容積は、内寸が幅80cm、高さ147cm、奥行き30cmと想定すると350Lになります。
ホーンに30L程度喰われても、ウーファー1つあたり160Lもあります。
両側面に計4つあるバスレフの開口部の面積もかなり大きめです。
バッフル板には、ホーン部、ウーファーに設けられているウェーブガイド板、それから各ウーファー周囲に半円状のくぼみが設けられており、立体的で複雑な形状になっています。
映画館用というか業務用システムとしては、大変手が込んだデザインだと思います。
スクリーン裏に隠してしまうのはもったいない。
広いバッフル板や大き目のダクトから伝統的な映画館用システムが朗々と鳴る様を想像してしまいます。
バーチカルツインのユニットレイアウトもカッコよく、奥行きが浅いので家庭用としても設置しやすいように思います。
ところで、ウーファーに設けられているウェーブガイド板、この効果はどのようなものなのでしょうか。
youtubeの動画を見ていると、この部材を設けた場合と設けなかった場合のレスポンスグラフが出てきます。
このグラフによると500Hzあたりから上の帯域で効果が認められます。
指向性を示す下のグラフでも、800Hzから1.6kHzまで、指向性がそろっていることが分かります。
この部材、樹脂製と思われます。
本気になれば製作できそうです。
ウーファーの覆われていないコーン部は、10インチユニットのコーン部と同じぐらいに思えます。