海に落ちる小さな滝。
先日の小川がこうなる訳である。
D800 28-300 ISO 400 1/1000sec f/8 122mm hand-held
その時は降られなかったものの、やっぱり雨は降る。
山に降ったその雨は小川に流れ込み、その真水はこうして海に落ちてゆく。
その海で波となってふざけまわり、それに飽きたら水蒸気になって立ちのぼり雲になる。
それでまた雨となって山に舞い戻る。
まあいい、これが循環というものだ、自然というものだ。
これをカメラで撮影して眺めている、今日も。
この溶岩の岩盤は数千年前に形成されたものだ。
だが、私のDNAはどんなに少なく見積もっても5億歳以上、おそらく40億歳以上だ。
だから、こうした風景が生まれては崩壊してゆく様子を今まで何度も見ているはずだ。
焼魚を食べる際に背骨を外す。
時々、その背骨と一緒に目玉が外れることがある。
存在の背骨かもしれないDNAに世界を見せている目玉のような存在が、もしかしたら私だ。
カメラはその目玉の私の見るという役目を助けてくれているのかもしれない、などと考える時間を持てることはとても幸せなことだ。
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