D1000の5素子のパラメトリックイコライザをいじっている内に、1kHzから2kHzのあたりを抑えると、音の輝きやコントラストを適切にコントロールですることが分かりました。
イコライザによる調整は、愛用しているYAMAHAのMU100Bという音源で馴染みがあります。キーボードは、20年ぐらい使っているYAMAHAのpf70という76鍵の電子ピアノです。FM音源の16音ポリ、オモリ付き鍵盤というシロモノです。でも、かなり弾いてるのに故障しらず。こいつを買うためにXS650Specialの車検をあきらめた思い出があり、手放せないままズルズルになっています。
このMU100BのシステムEQも5素子のパラメトリックイコライザです。イコライザで音をガラッと変えることを教えてくれました。以下のような、4種類の設定がプリセットされています。なお、EQ1とEQ5はシェルビングの素子で、他はパラメトリックの素子です。
JAZZという設定では、EQ1が-6dB、50Hz、Qが0.7、EQ2が+2dB、125Hz、Qが0.3、EQ3が+4dB、900Hz、Qが0.3、EQ4が-4dB、3.2kHz、Qが0.5、EQ5が-6dB、6.3kHz、Qが0.7ということになっています。
POPSという設定では、EQ1が+4dB、125Hz、Qが0.7、EQ2が-4dB、315Hz、Qが2.0、EQ3が+3dB、1kHz、Qが0.7、EQ4が-4dB、2kHz、Qが2.0、EQ5が6dB、5kHz、Qが0.7ということになっています。
ROCKという設定では、EQ1が+7dB、125Hz、Qが0.7、EQ2が+4dB、200Hz、Qが0.7、EQ3が-4dB、1.2kHz、Qが0.5、EQ4が+4dB、2.2kHz、Qが1.0、EQ5が+2dB、6.3kHz、Qが0.7ということになっています。
CONCERTという設定では、EQ1が+3dB、80Hz、Qが0.7、EQ2が+4dB、315Hz、Qが0.7、EQ3が0dB、1kHz、Qが0.5、EQ4が+2dB、6.3kHz、Qが0.7、EQ5が-3dB、8kHz、Qが0.7ということになっています。
シンセサイザーでの音作りとオーディオでの補正は異なりますが、シンセサイザーでのEQ調整やLPFのレゾナンスの調整は、結構気楽で楽しいです。それから、YAMAHAのサイトでダウンロードできる業務用機器やシンセサイザー関連機器の取扱説明書は、色々と勉強になります。
話を戻しますと、結局、最低域のブースト、250Hzから500Hzのブースト、1kHzから2kHzの減衰という3素子が、第1系統のシステムには必要だということが分かりました。まだ、2素子が残っていますが、使用していません。それから、2402H-05のコンデンサの容量調整が残っているのですが、これはエージングが落ち着いてからにしようと思います。