2004/09/02

セブンのお話 02話 みんなでお店に行こう!

 

子供まで連れて家族でぞろぞろとその店に行ってみると、ありましたね750iL。ヘコミや傷もなくとても綺麗です。リアドアのゴム製レインモールがボロボロになっている以外は外観の状態が非常に良いので驚きました。それなら車内の本皮シートはあちこち破けているのだろうと思い覗いてみると、これがまた汚れもなく素晴らしい状態。家族も感心しています。

今回は見るだけにしておこうと思っていたのですが、整備記録もしっかりしておりフルノーマルです。車検も1年ちょっと残っています。これはいいかも、と思うようになりました。このお店の在庫はBMWだらけ。整備にも自信がありそうです。

試乗です。もちろん家族も乗り込みました。わおっ、電動シート!ではないかと極めて低レベルでの感動を味わいながら発進。

240kgのエンジンが収まっているのに回頭性は良好。車も小さく感じます。助手席のお店の方は、いつまでたってもお店に戻ろうとしないので延々と試乗することになりました。そしてこの前の型(E32)の7シリーズに乗り継いでいますと嬉しそうに色々な話をしてくれました。

というわけで値切りもせずあっさり契約成立。車検まで1年あるものの走行6万5千kmのセフィーロ号は査定ゼロでした。長い間よく頑張ってくれたのでさみしい気持ちですが、でもまあいいです。同じ年式の1320万円の車が結局はこういうお値段にしかならないのですから。

こうして一生ご縁はないだろうと思っていたスーパーリムジンと付き合うことになりました。家族会議から7日目、BMWの7シリーズに興味を持って3日目のことでした。



2004/09/01

セブンのお話 01話 緑色かどうかが重要なのだ

 

初めて購入した車は95年式FFセフィーロ号。2000エクシモという安価なタイプ。これを新車から実質8年(途中渡米していたため)乗りました。かなりみすぼらしくなってしまったので、そろそろ考えたら?と家族会議が開かれ、新しい車を探すことになりました。

自動車は嫌いではないのですが、好きになるには金がいる、そんなお金があるなら他のことがしたい、と思う方です。仕方なくネットで中古車を探してみると上出来のトヨタのプロナードをあっさり発見。3000ccの大型FFセダンで本皮シートとサンルーフ付き。セフィーロと同じ銀色です。

これで決まりだねと早速ご報告。すると妻は一言「面白くない」、同居の母は「聞いたことがない車はちょっと」とにべもない。そういうことなら外車しかないな、と再びネットで調べてみるとジャガーのXJやBMWのセブンシリーズが安価であることが分かってきました。

XJはちょっと荷が重そうなのでBMWに絞ると、95年式750iL(E38)、走行4万5千km、右ハンドル、ディーラー車、緑色で本皮シートはベージュというのが目にとまりました。3mのロングホイールベース、5400ccのV型12気筒というお化け。お値段は新車価格の8分の1。



掲載されていた画像

こんなのどうだろうと750iLの画像を妻に見せると、色が素敵だと非常に興味を示します。うーむ、緑色だと「面白い車」というわけなのですか・・・ 翌日の11月3日は休日ですので、ちょっと見てみようかということになりました。母のほうは「BMWなら知っている、私も見てみたい」と言います。それから「私はジャガーに乗せてもらったことがある。ジャガーは二人乗りだから子供と私が乗れないのでダメだ」そうです。