2012/12/08

Tesla Model S

最近の車についてネットで調べているとテスラのモデルSというセダンを見つけた。
これは凄い。
電気自動車なのに航続距離が最大426km、BMW M5よりも速い。
しかもそんなに高価ではない。

テスラは以前から知っていたが、そのうち消えてゆくバックヤードビルダーのようなものと思っていた。
ところがテスラはメルセデスベンツと協力関係にあるそうだ。
それにマトモなセダンを作るためにはレースで勝つよりもうんと技術力がいる。
V12どころかガソリン自動車、これで終了です。




M5との勝負。
ローンチコントロールとかで無敵だったのでは?


米国Car and Driver誌によるテスト


ボンネットの中もトランクルーム。
後部トランクルームにはオプションで子供用のシートを取付けることができ、この場合7人乗り。
右ハンドル仕様は2013年半ばより生産開始だそうです。

2012/12/01

V12 Engines

V12気筒エンジンに興味を持ち調べてみると…

馴染みのある兵器にはV12エンジンが多いです。
スピットファイアやP51に搭載されたロールスロイスのマーリンエンジン、Me109に搭載されたダイムラーベンツのDB605、戦車では4号戦車のマイバッハHL120TRM、T34のV2エンジン。
T34のV2エンジンはボアが150mm、左シリンダー群のストロークが180mm、右シリンダー群のストロークは186mmだそうです。
高精度のアルミ製エンジンであると聞いていたのですが左右でストロークが違うなんて知らなかったなぁ…
好きな戦闘機であるP47サンダーボルトはV12ではないけど、これは仕方がない。
一番パワフルなというかこの場合はタフなと言うべき戦闘機だったからね。

V12を搭載している現行の自動車はかなり少ないです。
ベンツとマイバッハのV12SOHC3バルブエンジン、M275、M285型。
これらは過給機(ツインターボ)付きエンジン。
一方、フェラーリやランボルギーニの最新型が自然吸気のV12なのだそうです。
骨董品か?というのはだから取り消し。
その他はBMWとロールスロイス、アストンマーチンぐらい。

フェラーリのF12ベルリネッタ、6262ccのV12DOHC4バルブエンジンのボアストロークが94mmx75.2mm。




ランボルギーニのLP700-4 AventadorのV12DOHC4バルブエンジンは6498ccのL539型。
L539型は350GTV(GT)の3.5Lエンジン以来の完全な新作エンジンであり、要するにランボルギーニ社製としては2番目のV12エンジンだそうです。
これのボアストロークが95mmx76.4mm。







760Li(E66)に搭載されているN73B60のボアストロークは89mmx80mm。
ロールスロイスファントムに搭載されているものはこのボアストロークを92mmx84.6mmに拡張したもの。







750iL(E38)に搭載されている先代のM73B54のボアストロークは85mmx79mm。
これがアルピナB12に搭載されると86.4mmx85mmになる。

さらに先代のM70B50では84mmx75mm。
このボアストロークはM70がストレート6のM20B25をベースに開発されたため。
S70/2でもボアは86mm。
アルピナの86.4mmはおそらく限界ぎりぎり。
レースでの耐久性は考慮しなくてもいいからか。

M70やM73ではシリンダーピッチで苦労したようなのでN73では余裕のあるサイズになっているのでしょう。