2022/06/10

AKG K701 with Behringer DEQ2496



昔のアンプのトーンコントロールには、ターンオーバー周波数の切替えスイッチを備えた機種があった。
これは、Q値を変えると似たような特性が作れる。
画像は、Q値を5オクターブから3オクターブに変更した特性だ。




#1と#10の2つの素子による変化は広範囲に及んでいるので、スピーカーやヘッドホンの個性をそのままに全体の帯域のエネルギーバランスを好みの方向へ持っていける。
部分的な帯域が強調された妙な音になる可能性が小さい。

#1と#10の2つの素子は、低域、中域、高域の各帯域の調整をしたのち、全帯域のエネルギーバランスを最終的に微調整するのに使用すると大変作業効率が高い。
部分的な帯域をそれぞれ調整して全体のエネルギーバランスの微調整をおこなうのは非常に大変なのだ。

なお、アナログのグラフィックイコライザで傾斜した特性を瞬時に作るには、傾けた定規にノブを次々に当ててゆけばよい、と考えている、がどうだろうか?




2022/06/09

AKG K701 with Behringer DEQ2496



#1と#10の2つの素子は全体のバランスを簡単に変更できるので便利である。
昔のプリメインアンプとかコントロールアンプについていたトーンコントロールの効き方と似ている。




ハーマンのターゲットカーブに紹介してあった20Hzから20000Hzへ10dB落ちの特性を作って聴いた。
#1が+5dB、#10が-5dBである。(他の素子はすべて0dB)
これは、低音が多すぎ、高音が足りなさすぎである。
#1を+3.5dB、#10を-2.5dBにしたらバランスがとれた。