2025/05/13

Nikon V2



V2とAF-P 70-300の換算810mm f/5.6のシャープネスを他の800mmと比べてみる。
これこれこれを参照した。
で、それぞれスコアを書き出してみた。

Nikon AF-S 800mm f/5.6E FL ED VR
3151   f/5.6
Nikon Z 800mm f/6.3 PF VR S
2646   f/6.3
Nikon Z 100-400mm f/4.5-5.6+2xTelecon
1614   f/11
Nikon AF-P 70-300mm f/4.5-5.6E VR
2414   f/5.6
Nikon Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
2645   f/6.3

Z180-600は、500mmのデータであり、これはDXのクロップレシオ1.5倍、750mmを想定している。
まあ、AF-S800は200万もするから別格ではあるが、Z800とZ180-600はほとんど差がないな。
そして、AF-P 70-300の2414というスコアは絞りを考慮するとこの2つのZレンズとほぼ同等と言っていいだろう。
どうりでよく写るわけだ。
(画像はD810、トロいのは気に入らないが、デザインはなかなかいいではないか)




まあ、そうは言っても世の中そんなに甘くない。
V2の弱点は色々あるが、ISO800が限界というのが被写体ブレが気になる野鳥の撮影にはかなりマイナス点だ。
それからAFは運まかせみたいな感じ。
FT1を使用すると中央に大きく一つ、鳥さんの頭部いや半身がおさまりそうなAFフレームがあるだけ。
これで鳥の瞳に焦点を合わせろと言われましても。
そんなこんなで歩留まりは恐ろしく低い、滅茶。
うはは。




 

2025/05/11

Nikon V2



カメラバカにつける薬の第一話で、運び込まれる患者のうわごとが、50mm f/1.2、大三元の24-70、そしてハチゴローだったので、マニアってそんな感じなのかと。
大三元はすべて持っているから"フフン"であるが、50mm f/1.2のAF-Sレンズは無いからどうでもいいや。


で、野鳥を撮り始めてから、800mm f/5.6というのは、なるほどなと思うようになった。
長焦点になると難しくなる小さな被写体の捕捉、という点からはほぼ最長の焦点距離、しかも、f/5.6というのは絶妙の被写界深度、それにこれ以上速くするのは無理なんだろうな。
もっともV2とAF-P 70 300の被写界深度は、FXのf/5.6よりは深く見えるはずなので、"同速でも深い"という点でハチゴロー本家よりも優れているかもしれない。
(画像はD5、昔はどんな感じか想像できなかった組み合わせだが、今では身近だ)




で、ハチゴローの問題点は肩にちょっとひっかけて散歩に持っていけない。
一脚だっているだろうし、だいたい見た目が怖すぎるだろう、こんなもん。
ケーサツに通報されるか、お宅の旦那様何してらっしゃるの、になる。

それから、動きが滅茶苦茶早い蝶をこんな具合にビシッと撮影するには重すぎる。
手持ちで振ったレンズをピタッと止めるまでのタイムラグが大きくなり、かなり厳しいだろう。
それ以前に、蝶との距離は3、4mだったので、ハチゴローの最短撮影距離だと撮影不可能である。